Walkin' Talkin' -徒然ダイアローグ-

sunday 21:00-22:00 ONAIR

1 week talking

1 week talking

<ルーツミュージック>
山中さわお)卓郎君ってもういくつになったの?
菅原卓郎)僕はですね、今年33才になります。
山中さわお)33?
菅原卓郎)はい。1983年生まれです。
山中さわお)83年生まれ?
菅原卓郎)83。
山中さわお)おっと、えーと俺が68年生まれだから、15(歳)違うのか?
菅原卓郎)15。
山中さわお)15違ったら相当子供の頃聴いた音楽、青春時代に聴いた音楽は異なりますよね?そりゃね。
菅原卓郎)俺が生まれたときに、さわおさん、中学3年生です。
山中さわお)なるほど。卓郎君が生まれた頃に俺は頭の中、エロでいっぱいだったから。だいぶ違うね。卓郎君は、俺の世代だとさ、「初めて買ったレコード何?」ってこういう会話なんだけど当然レコードじゃないじゃない?
菅原卓郎)レコードではないですね。
山中さわお)最初に自分のお小遣い、もしくは親にねだって自分の意志で欲しいと思ったCDは何ですか?
菅原卓郎)自分の意志で買ったのは、B’zのCDで。
山中さわお)本当?もう違いすぎる想像と。
菅原卓郎)はい。それが12歳くらい、10歳くらいかな。家にCDプレイヤーとかレコードプレイヤーがなかったんですよ。
山中さわお)なるほど。ご両親はそんなに音楽好きではない?
菅原卓郎)音楽、ギターを弾いたりとか、そういうこと若い頃していたというか。
山中さわお)そうなの。
菅原卓郎)僕が生まれるずっと前はしていたみたいなんですけど、自分が物心ついた頃は、そういう感じじゃなくて、車の中でカセットテープを聴いていたんですよね。うちの両親たちは。
山中さわお)そこはちょっとこう親近感湧く話だね。
菅原卓郎)カセットで聴いていて、童謡のカセットテープとか、英語の教育のカセットのテープとか、そういう歌をどんどん聴いていた記憶があるんですよね。これが好きだなとか思って。あと親が聴いている、演歌なのかポップスなのか何なのか分かんないやつ。
山中さわお)ニューミュージックと呼ばれるやつかもしれないね。演歌とポップミュージックの中間みたいなやつがあったから。全然ニューじゃないけどね、今はもう。
菅原卓郎)僕が子供の頃、その12歳くらい、小学生の頃か、10歳くらいの頃に、B’zが、「X-ファイル」っていう海外ドラマの主題歌で、「LOVE PHANTOM」って曲が放送された時、エンディングテーマだったんですよ。かっこいいと思って。だからTVとかですよね。
山中さわお)そうだね。じゃあ、いきなりでもロックなんだね。歌謡曲とかはあんまり聴かなかったの?
菅原卓郎)そうですね、割と。TRFとか小室さん、今思えば小室さんだな。曲は、どんどんTVとかラジオとかで流れていたから、知っていたんですけど、これは俺の部屋に置かねばならないみたいなのは、やっぱりB’zとか。B’zとTHE HIGH-LOWSどっちか買うか迷った。
山中さわお) HIGH-LOWS?
菅原卓郎)はい。ジェネレーション。
山中さわお)そうか、そうだね。HIGH-LOWSとか、甲本ヒロトさんとかさ、多分俺の5つ上くらいだから、THE BLUE HEARTSはさすがにすごい先輩感があるけど、歴史でいうとHIGH-LOWSよりthe pillowsの方が長いだろうから。あと、甲本ヒロトさんと一時期、pillowsのドラムのシンイチロウが一緒にやってた時期もあって、すごい短いんだけど。だからこう先輩だけど、自分のメンバーが一緒にやってたような人っていうくくりじゃない?
菅原卓郎)初めて聴いたのはもちろんTHE BLUE HEARTSだったんですけど、その頃は家にCDプレイヤーとか無いから、どうやって聴くんだろうとかよく分かってなかったんですよね。友達の家に行ったら、お兄ちゃんの買ったCDなんだとか言って、僕は長男だから情報がないんですよ。
山中さわお)なるほど。
菅原卓郎)で、コンポごと買ってもらわないと、CDだけ買っても聴けないじゃないですか。
山中さわお)そりゃそうだね。見ることしか出来ないね。丸くてキラキラしてんなぁみたいなことだよね。
菅原卓郎)家に聴くものが何も無いから「コンポごと買ってください」って言える年齢になったのが12,3くらいだったんですよね。
山中さわお)ご両親、昔ギターをつま弾くぐらい音楽好きだったのにその期間一切聴かなかったんだね。車の中でしか。
菅原卓郎)そうですね。あとはTVを見ていたんでしょうね、きっと。
山中さわお) 15歳差といっても俺は5つ上の兄貴がいるの。その兄貴が聴いてたものを真似して聴いたりするじゃない?だからね、20個離れてるような感覚で聴いてるかもしれない。
菅原卓郎)そうですね、もしかしたら。
山中さわお)特にね、俺は子供の頃ぱっと思い出すのが、更にもっと年上の、叔父さん?母親の弟の、叔父さんが井上陽水さんの「夢の中へ」ってシングルをアナログレコードで聴いていて、7,8歳だったと思うんだけど異常に気に入って、子供が異常に気に入るとさ、永遠に聴けるじゃない?
菅原卓郎)そうですね。
山中さわお)「もう一回!もう一回!」ってずっとそれを聴いて、きゃっきゃしていた感じだから。その叔父さんが持ってるレコードを、兄貴たちと一緒に聴いたりしていたから、井上陽水さんの「氷の世界」ってアルバム、のちのち知るんだけど(忌野)清志郎さんが作詞しているの、二曲あったりして。子供の頃聴いていたのは、ゴダイゴとかイエローマジックオーケストラ”YMO”は、コンピューターゲームが普及して初めてカルチャーとして、インベーダーゲームみたいなのが出てきて、電子音がピコピコみたいなものが子供は大好きだったんだよ。
菅原卓郎)それでゲームの延長みたいに受け取られたってことですよね。
山中さわお)そうそう。なんか得体の知れない興奮を子供たちがするっていう。もちろん、大人もっていうか、音楽なんだけど小学生で俺がすごく音楽に突出していたわけではなくて、普通に流行っていたっていうか。
菅原卓郎)みんなが聴いているものとしてYMOがあったんですね。すごいですね。
山中さわお)それを、すごい聴いていたんだけど、自分がね、結局未だに好きというか、ずっともう、本当に40年くらい好き。っていうのはサイモン&ガーファンクル、あのフォークデュオのね、「GREATEST HITS」っていうベスト盤が叔父さんの家にあって、外国の人が英語で歌っているっていうことだけで、なんかこうね。
菅原卓郎)かっこいいぞ、っていう?
山中さわお)かっこいいぞっていう、なんかこれはTVから聞こえてくるものと全然違うぞっていうのと、同級生がまだ誰も聴いてない、まぁそりゃそうだよね、まだ小学生だから。英語で歌っている音楽を聴いて、音楽を聴いている俺ってかっこいいみたいなのもあって、聴いている自分に酔いしれるみたいなのもあったんだけど、子供の頃ってさ、今の時代はインターネットがあるから分かんないけど、100種類音楽を聴いて自分の好きなもの選ぶってよりさ、3つ4つ出会ったものから選んで自分から寄っていくっていうか好きになろうっていうかさ、そういう面があったじゃない?
菅原卓郎)ありました。僕もそうでした、それはやっぱり。
山中さわお)だから、膨大にカセットテープとかレコードがあるわけではないので、今聴けるもので自分にフィットするものを何度も何度も聴いていたので吸い込まれて好きになっていくんだけど、のちのち二十歳くらいの時に初めて歌詞とか、あとヒットシングルでは無いものが、すごい好きなものがいっぱいあることを知って、どんどんサイモン&ガーファンクルを大人になってからもっと好きになっていったかな。
菅原卓郎)サイモン&ガーファンクルって、もちろん僕も聴いたことがあって好きな曲もあるんですけど、静謐な感じっていうのがサウンドオブサイレンスだけじゃなくて、
清らかな感じがするっていうか、聞こえてくる、取られている音の中に。
山中さわお)「サウンドオブサイレンス」はね、衝撃的なレコーディング方法で、ファーストには弾き語りで入っているの。セカンドにもう一回入っているんだけど、それは弾き語りに勝手にプロデューサーが、ドラムとかベースとか本人たちの承諾無く後から足して。で、ポール・サイモンがイギリスに旅行しているときに、自分の曲が一応ちょっとロックっぽくなったバージョンが、何故かチャートで一位になっていて。
菅原卓郎)大ヒットしていたんですか?
山中さわお)そう。車でそれを聴いて、衝撃を受けるっていうね、ツッコミどころ満載のヒット曲。
菅原卓郎)ポール・サイモンは放浪したりしてたんですよね?
山中さわお)よくそういう歌詞出てくるね。アメリカのバスですごい長い旅に出ていたり、遠距離恋愛の彼女かなんかいたのかな?キャシーっていう。とりあえずこのアーティストこそ自分のルーツだと言ってもいいような、もうたくさんいるじゃない?子供の頃聴いて素敵な影響を受けた人って、とりあえず一人選んでかけたいんだけど誰ですか?
菅原卓郎)僕はSHERBETSの浅井健一”ベンジー”さんの、「ゴースト」っていう曲があって。
山中さわお)SHERBETSとか出されちゃう?子供の頃にSHERBETSがいたのか。
菅原卓郎)でも、そのほんと、12,11(歳)とかくらいだと思うんですけど、周りでそんなの聴いてる人は確かにいなくて友達で。ラジオでpillowsと出会ったのと同じラジオの番組で、なんかオススメの一曲だって言って、その当時多分リリースしたてで流れたんですけど、もう本当に耳を奪われてしまって、何だこの曲?こんな歌あるんだと思って。その時BLANKEY JET CITYが活動してなくて、ソロワークをしていて、その後でBLANKEY JET CITYってバンドがあるんだとか、どんどん色んなバンドを好きになっていくんですけど。この曲に結構やられたなっていうのは、曲そのものにっていうことで、SHERBETSの「ghost」っていうのが(影響を受けた)。
山中さわお)やべぇな、俺このあとサイモン&ガーファンクルかけようと思ってて、SHERBETSからサイモン&ガーファンクルってこう何だろう、このあと急におじいさんの音楽かけるみたいで、大丈夫かな?
菅原卓郎)でもなんか、SHERBETSとサイモン&ガーファンクルの感じってちょっと通じるところがあるような俺は気がするんですけどね。
山中さわお)あ、そうなの。じゃあSHERBETSの「ghost」って曲がなんだね。俺はね、シングル曲ではないんだけど、「59番街橋の歌」っていうのがあって。ずっと同じアルペジオのリフをやっていて歌のメロディがどんどん変わっていく、それは大人になってから知るんだけど、こんなシンプルでこんな楽しい曲になるんだなっていうのが未だにちょっと手癖で弾いてしまうような。じゃあちょっとその音楽ジャンルの距離感を楽しみつつ、二曲続けて聴いてもらいましょうか。

<ロックスター>
山中さわお)単純にこう好きっていうだけではなくて、自分もギター弾いてみようとかさ、バンドをやろうかなみたいな、具体的に今に一歩近づくきっかけな人って誰ですか?
菅原卓郎)これはpillowsですね。
山中さわお)マジか。いきなりpillowsなんだ。
菅原卓郎)バンドやりたいなっていうか、こういうことがしたいなっていうのは、いくつかあるんですけど、その中には完全にpillowsがいて。
山中さわお)なるほど。だいぶ変わったね9mm。着地点がだいぶ変わったね。
菅原卓郎)そうですね。めちゃくちゃなんで。あとは一緒にバンドをやれそうな仲間たちと、どんなのやりたい?とか言うと、やっぱりHi-STANDARDとか、そういうメロディックなパンクバンドとかですかね。なんか友達と一緒にその演奏をするのに何がやりたいんだってふうになると、僕らの頃はハイスタをやろうって言うのがすごい多くてパンク界はAIR JAM一回やろうというか。
山中さわお)でもそうだよね。
菅原卓郎)SHERBETS好きで聴いていたんですけど、BLANKEYとかpillowsとかMICHELLEやろうって言っても、みんなハイスタやりたいっていう。
山中さわお)こうカラッと明るいものが、元気にやりたかったんだね。
菅原卓郎)そうですね、スポーティな感じだったんですねきっと、みんな。
山中さわお)ちょっとMICHELLEとか pillowsとか、浅井さんもちょっとダークな部分があるもんね。
菅原卓郎)そうですね。比べたらやさぐれているっていうか。
山中さわお)なるほどね。浅井さんもそうなのかもしれないけど卓郎君のロックスターみたいなのって、誰ですか?定義でもいいんだけど。
菅原卓郎)ロックスターっていうのはちょっと違うなって気がして。ロックンローラーというか。pillows、MICHELLE、BLANKEYとかロックンローラーだなっていう風にやっぱその当時から思っていたなと。スターってもっとこうバカっぽくないといけないんじゃないかというか、屈託ない感じ、全部引き受けちゃいますみたいなところがないと違うのかなって思って。
山中さわお)ちょっとあれだね、長島的というか意欲的な感じの
菅原卓郎)そうです。もうそんな感じ。
山中さわお)が無いと、ロックスターに入れづらいみたいな。
菅原卓郎)色々NIRVANAとかも好きですけど、やっぱカート・コバーンはこう受け止めきれないみたいってなっちゃって、スターの座を放棄しているようなところあるじゃないですか?それこそがスターだ、みたいなことも言えるかもしれないですね。だからロックスターって言ったらOasisになるのかな、俺はって言う感じですね。
山中さわお)なるほどね。的確な表現が分かんないけどバカっぽいとこあるもんね。
菅原卓郎)そうなんですよね。俺様だ、みたいな。あとはRED HOT CHILI PEPPERSとか
山中さわお)なるほど。
菅原卓郎)なんか成功しましたってことが当然だ、でもないけど、俺は俺のやりたいことやっているだけだドーン!みたいな。そういうある種バカさ加減が両立しているのが、スターまでつくのはそういうことなのかなっていう。
山中さわお)あれだ、わかった。とても納得がいったのは卓郎君の言っている定義が、まさに世の中に共通して言える、ロックスターの定義だと俺は思うのね。
俺が頭に思い浮かぶロックスターはね、俺だけのロックスターみたいな感じなんだけど、俺が頭に思い浮かんでるのは佐野元春さんなので、佐野元春さんは一般的に考えても
すごくスターっぽい人なんじゃないかな?
菅原卓郎)スターっぽい。
山中さわお)なんかさ、実在感が無いっていうかさ。和食を食べているイメージがなかったりとか、生活臭が無いっていう。
菅原卓郎)そうですね。
山中さわお)なんかそういう人かな。
菅原卓郎)真面目さが面白く映るようなところがありますよね。ちょっと、真似されちゃう感じっていうか。喋り方とか、振る舞いをついついやってしまいたくなる面白さみたいなのを、持っている気がしますね。
山中さわお)確かに。真似したくなるって少しスター感あるね。
菅原卓郎)そうですね。
山中さわお)佐野さんお会いした時に、「いつもCD(スィーディー)聴いてるよ。」って言われたの。それ、俺が言ったら笑っちゃうじゃない?俺が言ったら笑っちゃうんだけど、佐野さんが言ったらね、もうねキュンとなるの。全然笑いなんか一切起きないの。
菅原卓郎)や、やった!みたいな?
山中さわお)そうそう。それを自然と違和感無く発するのがすごいスターっぽいけどね。そんなに俺、音楽的に詳しくないから、俺のルーツに入れないけど、やはり日本でスターは矢沢永吉さんがいるじゃない?やっぱり矢沢永吉さんもさ、皆そうやって喋り方真似したくなる。なんか面白エピソードいっぱい持ってるじゃない?こんなこと発言したとか、ライブ前にこういうルーティーンワークあるんだとかさ。そういう人はスター感あるね。
菅原卓郎)そうですね。

<お互いの曲のセレクト>
山中さわお)ここからはちょっとお互いのバンドの曲をかけましょうよ。せっかくなんで、互いに。
菅原卓郎)互いに選曲を。
山中さわお)ちょっと色々悩んだんだけど、俺が9mmでセレクトしたのは「Grasshopper」。これは悩んだんで、俺よくこの妄想をするんだけど、このバンドがトリビュートを出すとして、俺が誘われたら何をやるかっていう妄想が俺好きなんだよね。
菅原卓郎)それはいいですね。
山中さわお)その妄想が俺は大好きで。
菅原卓郎)その元に選んだのが。
山中さわお)「黒い森の旅人」と悩んだんだけど、あれも俺似合うかなと思ったけど何となく「Grasshopper」がpillowsに合うって思って。
菅原卓郎)そうですね、両方いいな。
山中さわお)一昨年かな?アニバーサリーの時さ、トリビュート参加してくれて、そして、名古屋か?一緒に対バンしたの?
菅原卓郎)名古屋ですね。
山中さわお)やったじゃない?あの時に他の街で色んな後輩たちと対バンしたんだけど、皆the pillowsのトリビュートということで、カバーをやってくれたじゃない?なんで俺らも、色んなバンドをカバーしようか?っていう話が一瞬挙がったの。9mmの存在で、無理だってなって。これはもうギターもドラムも、特にドラムが全くもって不可能だった。9mmだけやらないってわけにはいかん、てなって。
菅原卓郎)勿体無いことしたなあ。もっと簡単って言うか、ややこしいことやんなきゃよかったな。
山中さわお)かみじょう君のドラムは、ちょっとあれは何て言うかもう。
菅原卓郎)ちょっと超絶なんでしょうね。
山中さわお)超絶だからね。別にシンプルで上手い人っているじゃない?で上手いし、真似しづらいよう。
菅原卓郎)あれはそうですね。
山中さわお)なかなかあれは専門職だからね。
菅原卓郎)あれ用に体を鍛えなきゃいけないみたいな感じなんで。
山中さわお)そうだね、ギターもちょっと、無理だなってなってね。だけど、自分なりのリアレンジをして、いけるなって思ったのが「Grasshopper」かな。
菅原卓郎)いやぁ、聴きたいなあ。
山中さわお)だからトリビュート出してよ。俺参加するから。
菅原卓郎)あ、本当ですか?トリビュートしてくれるかな?
山中さわお)皆言うよ。皆「どうする?」って言う。
菅原卓郎)もうどうにでもしてくれよって言うしかないですよね。
山中さわお)9mmは難しいよね。
菅原卓郎)でも聴いてみたいなぁ。
山中さわお)じゃあ聴きつつ、皆さんpillowsがカバーしたら脳みその片隅にちょっと想像してもらって、聴いてもらおうかな。

on air楽曲

テーマ「ルーツミュージック」
☆ghost / SHERBETS(菅原卓郎セレクト)
山中さわお)いい曲だね。こんなワルツでもさ、いかがわしい不良感みたいなんちょっと出ちゃってるじゃない?
菅原卓郎)そうなんですよね。
☆59番街橋の歌 / サイモン&ガーファンクル(山中さわおセレクト)
山中さわお)俺、勝手に浅井さんのプロジェクトって言うから、もっとこうギンギンのロックンロールだと思ったら、これまさかのサイモン&ガーファンクルと違和感無く聴けたっていう。
菅原卓郎)そうなんですよ。近かったですよね?
山中さわお)近かったね。ちょっと思ったのが、あの滝君が書いてるのかもしれないけども、三拍子あるじゃない?
菅原卓郎)ありますね。
山中さわお)今度のアルバム、いち早く聴かせてもらったんだけど、二曲あるよね?
菅原卓郎)ありますね。
山中さわお)ロックバンドで三拍子って結構難しいじゃない?特に9mmみたいなハードなバンドで。
菅原卓郎)そうですね。
山中さわお)でもそれは、ルーツに選んだ曲がもうすでに三拍子。だから違和感無いんだね、卓郎君にとってはね。
菅原卓郎)そうですね。多分そういうことなんでしょうね。最初からそういうリズムで入ってきているから。
山中さわお)なるほど、知らなかったよ。浅井さん、そっか。浅井先輩、ちょっと勉強不足だった俺。すごいいい曲だった。
菅原卓郎)サイモン&ガーファンクルも好きらしいっていうことなんで。
山中さわお)意外だよね。何か面白い。
テーマ「ロックスター」
☆スターダスト・キッズ / 佐野元春(山中さわおセレクト)
山中さわお)この当時の子供の俺が聴いても今の大人の俺が聴いても絶対佐野さんのセルフプロデュースが断然いいんだよ。だからやっぱ当時の洋楽っぽ過ぎて、そして(当時の)佐野さん若者じゃん、20代前半とかで。プロデューサーの方がわかってなかったんだね。
菅原卓郎)なるほど。もう捉えきれてなかったんですね。
☆Acquiesce / Oasis(菅原卓郎セレクト)
菅原卓郎)ロックスターの一曲誰かなって思って調べていて、You Tubeとかでライブの映像とか見てみるか、って見てみたらまたこの人たちふてぶてしすぎて。
山中さわお)そうだね、でもなんかかっこいいんだよね。
菅原卓郎)かっこいいですね。
山中さわお)佐野元春さんの「NO DAMAGE」というベスト盤で出会って、一曲目がこの「スターダスト・キッズ」で。中三だったんだよね、俺がね。その当時ロック好きになっていて、ハードロックとかも最初聴いていたし。日本のロックンロールも好きになってRCサクセションとかシーナ&ザ・ロケッツとか聴くようになっていたんだけど、清志郎さんとかさ、シナロケの鮎川さんとかも不良感がすごいあるじゃない?子供には分かりやすく、これはロックだ。って思っていて、そこにこの佐野元春さんの、何て当時呼んでいいか分かんないとか、今は広くロックンロールなんだけど、誰もが思うロックンロールっていうものとポップミュージックとなんかその中間みたいな感じで、都会的で。
菅原卓郎)そうですね、不良ではないですもんね。
山中さわお)不良ではないね、聴いた感じね。
菅原卓郎)不良じゃないんだけど、クラスの中にちょっと変わったやつがいて、ちょっと大人なやつがいてっていう、でも不良なわけじゃないんだけど俺より色んなものごとを知ってそうだなみたいな。
山中さわお)知ってそうだよ。喧嘩しないけど女の子は先に知ってそうだよ。なんとなく。
菅原卓郎)なんかね、ありますよね。クールなたたずまいっていうか。
山中さわお)そうなの。だから未だにね、佐野元春さんもずっと好きなんだけど、この曲がなんとも、聴いた時の自分の状況とかも思い出すから、ときめくね。
菅原卓郎)それに比べたらOasisはただの不良っていう。
山中さわお)分かりやすくロックンロールで、不良感があるけど、やっぱ声がいいしね。
菅原卓郎)そうですね。
山中さわお)声がいいっていうのはそれだけでもう素晴らしい宝物というか、練習とかと違う世界じゃない?持って生まれたものだから。
菅原卓郎)替えが利かないものはやっぱり。兄貴も歌いいじゃないですか?
山中さわお)うまいもんね。解散しちゃったじゃない?あの組み合わせがよかったよね?
菅原卓郎)そうですね。
山中さわお)お兄ちゃんが曲を書いて弟が歌うのが最強だったんだよね。これも全世界が皆言っていると思うね。そうなんだよな。
テーマ「お互いの曲セレクト」
☆Grasshopper / 9mm Parabellum Bullet(山中さわおセレクト)
山中さわお)これ和彦君の曲だったんだ?
菅原卓郎)そうですね。
山中さわお)なるほど。
菅原卓郎)以前にもさわおさんが9mmの中で好きな曲を一曲選ぶっていう
山中さわお)「Caution!!」選んで。
菅原卓郎)それがベースの和彦の曲で、今の「Grasshopper」も和彦の曲っていう。
山中さわお)和彦好きだっていうことを今知ってしまった。
菅原卓郎)喜ぶと思いますね。
山中さわお)卓郎君も pillowsの曲を一曲選曲してくれたということで。
菅原卓郎)たくさん好きな曲があるんで悩んだんですけど、「TRIP DANCER」にしました。
山中さわお)ありがとうございます。
菅原卓郎) pillowsに出会ったくらいの曲たちってやっぱりすごく心に残ってるっていうか、「Swanky Street」とか、「彼女は今日」とかその辺の曲があるんですけど、「TRIP DANCER」で好きな歌詞がいっぱいあって、歌いだしでアラームが鳴っていて、“目覚めないこの国に生まれてきた”とかこうロック的な反語っていうか、そういうものがどんどん聴いている自分の中に蓄積していくのがすごい楽しかったですよね。イメージがどんどん浮かんでいくのが。
山中さわお)ちなみにですね、「TRIP DACER」は結局その完成したものはちょっと距離があるけど、これ俺の中ではもろにOasisに影響を受けて作った曲なので、やっぱりちゃんと繋がってるね。
菅原卓郎)通じてますね。このくらいの時期のpillowsってOasis的な感じっていうか、あとから聴いて気付いたんですよね。
山中さわお)全面に出してるね、Oasis好きなのを。
菅原卓郎)Oasisだった。
山中さわお)ファッションも寄せていたし、それまで俺はとにかくコレクターズが好きすぎて、やっている音と関係なくとにかくコレクターズの真似、加藤さんの真似みたいなファッションしてて、音とファッションが違うとね、伝わるスピードが遅いってことにようやく気が付いて。音楽より大事なものなんかないじゃないかって思って、ファッションって今やっている音を一番分かりやすく伝えた方がいいということになり、THE STONE ROSESとかOasis好きだったので、マンチェスターの当時のゆったりしたカーゴパンツとか、ちょっとジャージっぽいものとか、サングラスも今と違って丸いリアムがしてそうなやつをかけたりとかものすごいOasisに寄せていたので。
菅原卓郎)確かにアー写の感じとかもそうですね。
山中さわお)本人はさ、Oasisに影響を受けて曲を作ったって自覚あるからアレンジ変えたいわけですよ。なのにプロデューサーJINさんが全くそういうの気にしない人で、「いや、もうOasisで行こうよ!」みたいな感じで。堂々とし過ぎでドキドキしちゃうよーと思って。でもびっくりしたのが、それで評論家的に叩かれるのかなって思ったら全く叩かれないっていう、だから普通に好きなものに影響受けて、影響を隠さないっていうのは別にいいんだなっていう。ようやくその頃に学んで。ギターがちょっとなったらアルペジオから入ったりするから分かりやすく寄せてないんだけど、ドラムの感じとかそうだったな。
☆TRIP DANCER / the pillows(菅原卓郎セレクト)
山中さわお)なんかこの頃ね、ちょうど俺がヴォーカルスタイルの過渡期っていうか変化する時で、そのリアムとかカート・コバーンみたいな歪んだ声を出したい、出したいと思って、全く出せずに練習しちゃくじけ、練習しちゃくじけて。
菅原卓郎)何お前そんなこと覚えてるの?みたいで気持ち悪いかもしれないですけど、ラジオにさわおさんが出てた時に、歌い方が変わったんだって言ってた時があって、昔は俺すごく力んで歌っていて、それで力強さだそうとしたんだけど、今はその力を抜くことで余計にワイルドな感じになるんだって。
山中さわお)そうなんです。なので、うわぁぁって声で歌うと皆、明日大丈夫なのかっていう。実は全然疲れてなくてこの頃、聴いてわりとソフトな頃、すんごい力入ってやっていて、で、すごい喉も疲れて、でもアウトプットが出来てなかった。

2 week talking

2 week talking

<歌詞に感銘を受けた曲>
菅原卓郎)THE HIGH-LOWSの「罪と罰」という曲があってですね、あのこの歌詞、何だろう、HIGH-LOWSは昔から好きだったんですけど、自分が歌詞を書くようになって、それから、もうあとから見返してみたら、これってすごいロックンロール、日本語で書くロックンロールのお手本のような歌詞だなと思ってしまったんですよね。
山中さわお)HIGH-LOWS全般が好きというよりは、「罪と罰」が際立って好きっていう感じなのかな?歌詞は。
菅原卓郎)そうですね。歌詞は、何て言うんだろうな。自分が歌詞書くようになってから、どうエッセンスを、どんな書き方を自分の中に取り入れたらいいんだろうっていう時に、見返したらこれってすごいっていうか。
山中さわお)なるほど。どっちなんだろうこれって。マーシーさんとヒロトさんと。
菅原卓郎)これはヒロトさんですね。で、その何だろう、リスナーとしてというか、もう胸キュンだっていう歌詞はマーシーさんの方が多いんですけど。
山中さわお)なるほど。
菅原卓郎)なんかでも、何だろう、もうパズルのようにできているなっていうような感じ。ただ、ただちょっとそのラブソング的な要素っていうかI love youな感じは無いんですけど、この「罪と罰」って曲の中には。けど、こうやさぐれた俺だぜ、ロックンロールだぜみたいな感じは、この中に入ってるなぁと思って、ちょっと影響を受けたというか。
山中さわお)なんか、具体的なそのフレーズみたいなのあるの?ここの部分が、みたいな。
菅原卓郎)はいはい。もう歌いだしから、その、”俺の短い導火線に火をつけるなら気をつけろよ”っていう
山中さわお)知ってるなぁ、その曲。あ、なるほど。俺あんまりHIGH-LOWS詳しくないんだって思ったけど、知ってるなやっぱり。
菅原卓郎)で、これもずっと反語がどんどん出てくるというか、“俺の短い導火線はすぐに燃え尽きてしまうんだ”っていうとこから入ってくるんですけど。

<作詞について>
山中さわお)詞は全部卓郎君なの?
菅原卓郎)えーと、ほとんど、ほとんど僕で、たまにかみじょう君が書く、かみじょう君が書いた曲にかみじょう君が自分で歌詞を書く
山中さわお)っていうこともイレギュラーとしてあるけど、基本は卓郎君書くと。
菅原卓郎)そうですね、新しいアルバムで和彦も一曲書いてます。
山中さわお)まぁでもそれはあくまでもイレギュラーな感じなんだね。
菅原卓郎)そうです、珍しい感じですね。
山中さわお)まぁ作詞スタイルはさ、ものすごいさまざまあるじゃない?で、ものすごい広いそのスタイルの中からいうとちょっと卓郎君と俺が近いのかなって思うのは、わりと何だろうな、フィルターが一枚あるファンタジーっぽいっていうか、出てくる単語とかも、その何だろうな、例えばね、俺は絶対自分でしないんだけど、今流行ってるものは歌詞に使ったりする?
菅原卓郎)あ、それは使わないです。
山中さわお)俺も使わないんだ。
菅原卓郎)それはね、やらないんですよね。
山中さわお)要するに十年前はなかったもので、十年後なくなるものってあるじゃない?例えば、ちょっと9mmで想像しづらいけど歌詞にmixiとか出てくるとか
菅原卓郎)そういうのはやんないです。
山中さわお)pillowsの歌詞にスマホとか出てくるとかさ、やっぱ絶対ないじゃない?
菅原卓郎)それは無いですね。
山中さわお)やっぱり十年後さ、mixiとかって、え?みたいな。
菅原卓郎)何?何の話?って解説が必要なものは書きたくないっていう気持ちがあるんですけど、それが俺さわおさんと似てるっていうのは、さわおさんの影響を受けてるっけなんじゃないですか?もしかして。
山中さわお)なるほど。
菅原卓郎)いや、でもすごくありますね。十年後になくなるものとか、何て言うんだろうな、もっといったら、三年前くらいによく考えてたのは、原始時代でもなんとか通じるような言葉だけで。
山中さわお)それウホウホしかないよ。
菅原卓郎)それでなんとかなんないかな。
山中さわお)ウホウホで印税もらたい。
菅原卓郎)うなり声だけでなんとかしたいってそういう、何て言うか、高1のときに俺「黒い森の旅人」っていう曲を書いて、朝焼け見に行こうぜっていうだけ、旅人に語り掛けてるだけの話なんですけど、そういうなんか時間を越えるものがないと、ちょっと歌詞にしたくないっていう。
山中さわお)俺がこだわりがあるとすれば、皆が思ってるより意味がない行が結構あったりとかもして、曲によっては。あとその、かなり音楽的に寄せたいと思ってるのね。メロディとリズムにピッタリっていうか、自分の口が勝手にそのピッタリの言葉を言ったら、そっからストーリーを続けようと思ってて。例えば、「カーニバル」っていう曲の最初は、“観覧車で”
菅原卓郎) “観覧車に”
山中さわお)“観覧車に”、俺が間違っちゃったよ。俺が間違っちゃったよ。“観覧車に”だよ。あれが、♪観覧車に〜ってこうピッタリくるの、なんか。特に最初に俺が頭に思い浮かべたものは洋楽だったんで、あの、英語って音節がさ、二音じゃない?♪観、覧、車みたいにこう。で、それを例えば♪観覧車に〜を人によってはさ、♪ぼ〜く〜は〜みたいな人いるじゃない?嫌なんだよ、それが。嫌なんだよ。
菅原卓郎)それ俺も分かりますね。
山中さわお)でも作曲者と作詞者が分かれてる時に起こりうることだね、よく。
菅原卓郎)ありますね。
山中さわお)歌詞… 曲は他の人が書いてるから自分のこの内容をどうしてもみたいなのはさ、でもそれは、いやもっと探せよって、その伝えたいメッセージでもっと音楽的に寄ったものを寄せようよっていうのと、なんかあの、だって音楽じゃない?やっぱり、結局は。
菅原卓郎)そのだから、自分、出来てないのもやっぱりあって、今まで作ってきた中に。この音節じゃないんだよな、でも乗せちゃったなっていう。
山中さわお)メロディを変えることは許されないの?
菅原卓郎)メロディは基本的に変わんないですね。一度だけ、あの「エレベーターに乗って」っていう曲があって、その歌詞がすごく、なんかするするできて、で、それを見せたら歌詞にメロディが負けてるって言って、サビの部分を書き直したことがありましたね、滝が。
山中さわお)なんだそれ、別にいいじゃねぇかたまには、歌詞勝ったっていいじゃねぇか。
菅原卓郎)っていうことはありました。
山中さわお)ややこしいな、滝君もまた。あ、そう。じゃあここからは具体的にお互いあの、ニューアルバムが、俺はもう今出たばっかり。「STROLL AND ROLL」っていう20枚目のアルバムが。
菅原卓郎)すごい!
山中さわお)出たばっかりで、今月末、えーといつだっけ?4/27か。
菅原卓郎)僕ら4/27に出ます。「Waltz on Life Line」って、アルバムですね。
山中さわお)じゃあ、えっとお互いニューアルバムがちょうどリリースということで。
菅原卓郎)さわおさんがじゃあそのニューアルバムの中で、「STROLL AND ROLL」の中で歌詞の面でチャレンジしているんだとか、ちょっとなかなか出てこなかったんだ、歌詞が。っていうような曲はありますか?
山中さわお)んとね、チャレンジは無いな。チャレンジ無いな。
菅原卓郎)俺さわおさんが、「歌詞っていうのは、そのテクニックでいくらでも書けるんだって」って言ってることを、読んだことがあるんですけど。
山中さわお)あの以前ね、えっとCrazy Sunshineっていう曲とFunny Bunnyが、俺は歌詞がないのに、レコーディングをどんどん進めて、で、オケだけどんどん録ってって、そうすると当然構成も決まっちゃうじゃない?俺は「いや、あのこういう風にやっても俺出来ないよ」って言ったのになんかまぁプロデューサーがなんかこうもっと楽しい感じで、何て言うの、「山中ならできるよ。間に合うよ。」みたいな感じで言って。俺は「いやぁ多分こういう風にやってもできないと思う。」って言って、でもどんどん進め(られ)てったの。で俺、「知りませんよ。」って言って、俺も進めてって、「出来ないよ。」って言って進めてって、歌入れの日が来て、「山中歌詞できた?」って言うから、「出来てませんよ。」って言ったら、「え?」ってこうちょっとね、ビックリしてちょっと不機嫌っぽくなったから、そのプロデューサーの不機嫌を上回る不機嫌で「だから書けって言うんだったら書きますけどね。」って「今からやれって言うんだったらやりますけどそんなの聴きたいですか?」って言って。それで「そっか」ってなって、一度レコーディングは中断して。でもね、だから俺自分で気分が乗るまでは書かないようにしてて、で、気分が乗ったから書いたのが「Funny Bunny」なんだよ。いやぁ、よかったでしょ?待って。
菅原卓郎)よかったですね。
山中さわお)待ってよかったじゃん、絶対。その場で生めたってさ。
菅原卓郎)超名曲が。
山中さわお)(無理に書いても)しょうがないじゃないか。うん、そうなんだよね。
菅原卓郎)なるほど。本当にそうですね。
山中さわお)だからまぁ、だからなかなか歌詞が出てこなかった時はその曲は今が出番じゃないと俺は思うようにしてて。でもリリースはしたいし、なんか俺はそういう、何て言うか完璧主義者じゃないので、バンドやってるのが好きだからさ、じゃあこの曲じゃないと思って、そんな歌詞に重きを置かない曲、でもライブでやったら楽しいな、みたいなのを作って、それで自分のアルバムに入れて、そのアルバムを自分で好きになれるの全然。しかもその曲が人気出たりするわけよ。だからそん時書けなかったので、急遽書いたのが「LITTLE BUSTERS」なのね。
菅原卓郎)なるほど。最高ですね。
山中さわお)一曲目の「Hello,Welcome to Bubbletown’s Happy Zoo」って曲とタイトル曲の「LITTLE BUSTERS」を、その「Crazy Sunshine」と
「Funny Bunny」が歌詞が書けなかったんで、じゃあなんか俺ぱっと書いてくるよって言ってその二曲を書いたの。で、それが結構重要な曲になって。
菅原卓郎)完璧ですね。
山中さわお)そうなんだよね、うん。だからそういう風にやってるんだけど。
菅原卓郎)それで「Funny Bunny」が次に出来たんですよね?
山中さわお)そうそう。そうなんだよ。
菅原卓郎)昔の話になっちゃった。
山中さわお)そうだね。えーっとですね、今回、「STOROLL AND ROLL」っていうアルバムが出たばっかりなんだけども、今回これは本当に自分でいいのが出来たって思ったのは、「カッコーの巣の下で」という曲だけと言ってもいいくらいなの、もう。あとはなんかね、楽しいロックンロールが多くて、もうだって20枚目だからさ。あのもう作詞家としての、何て言うのかな、どうですか?山中さんの作詞どうですか?ってことはもう正直済んでるんだよね。だからこんな感じでも俺は楽しいし、皆も好きでしょ?って
ファンに甘えるとこもあって、実際ファンが甘やかしてくれるの。それでも好きだよって。
菅原卓郎)そうですね、俺も好きですね。
山中さわお)だから一曲は名曲がなきゃダメだと思ってて、その、「カッコーの巣の下で」っていういいのが出来て。これちょっとラブソングっぽく聞こえるんだけど、自分は平凡な家庭というか、ちゃんと家族の愛情に恵まれて育ったんだけど。そうではない、育児放棄とかされたりとか、まだちょっと子供で自分の人生を決めれない人たちにも当然、未来とか将来があって、そのそういう子供たちが希望持って生きていくにはどうしたらいいんだろうってテーマで書いた曲を聴いてもらおうかな。

<好きなメロディー>
山中さわお)ただメロディをさ、口で説明ってのは非常に難しいんだよね。もうだって好きって言うこと以外にさ説明がなかなか難しいんだけど、一応好きなメロディというテーマで、お互い選曲してきたじゃないですかまずじゃあ卓郎君。何だろう?
菅原卓郎)RED HOT CHILI PEPPERSのもう抜けちゃいましたけど、ジョン・フルシアンテってギタリストがいるんですよね。で、その人がソロアルバムを何枚も連続で出してた時があって、一年で六枚くらい出してたですよ。
山中さわお)一年で六枚!?すげぇな、もう。ずっとレコーディングしてなきゃだめだね。
菅原卓郎)ずっとしてないとだめですね。
山中さわお)それはちょっとすごいな。
菅原卓郎)でなんか後半の一番最後に出したアルバムがちょっとアコースティックな質感っていうか、で、こう多分一人でやってるんだと思うんですけど、ベース弾いて、ドラムが一切入ってないんですよ。この曲が入ってる。で、この曲は際立ってちょっとセイントな感じっていうか、ホーリーな感じっていうか、すごく透き抜けてる、聴いてるとような感じがして。さわおさんの方は?
山中さわお)えっとですね、ここにきてOasisですよ。
菅原卓郎)帰ってきましたね。先週。
山中さわお)先週ね。「Acquiesce」かけたけど。あのOasisで、メロディに着目して曲を選ぶとすれば、「Don’t Look Back In Anger」とかさそういう曲になるなとは思ったんだけど、あのね、俺セカンドに入ってる「Some Might Say」がすごい好きで、これが先週さ、卓郎君がpillowsの「TRIP DANCER」かけてくれたけど、これ「Some Might Say」に憧れて作ったのが「TRIP DANCER」で。
菅原卓郎)まさに。
山中さわお)もう色々繋がってくるんだけど、いやなんかね、その何だろうな、メロディアスなものOasis、「Whatever」とかさ。色々いい曲あるけど、「Stand By Me」とか。なんかね、「Some Might Say」はロックンロールで、何だろうな、エネルギッシュだけなもののロックンロールのかっこいい作品もいっぱい世の中にはあって、でも俺自分もね、すごいこう、やっぱりキャッチーだったりメロディアスにしたい方なんだよ。ロックンロールなんだけど、メロディアスでキャッチー、というのをすごい兼ね備えたのが、この曲かなと思って、選びました。
菅原卓郎)そうですね。なるほど。

on air楽曲

テーマ「歌詞に感銘を受けた曲」
☆罪と罰 / THE HIGH-LOWS(菅原卓郎セレクト)
山中さわお)危険な歌詞だな。まぁでもかっこいい曲だね。
菅原卓郎)うん、この何て言うんだろう、ハープをどんどん入れていってるのがすげぇ好きなんですよ。
山中さわお)音もかっこいい。
山中さわお)この曲の歌詞が好きというセレクトで卓郎君が選んでくれたHIGH-LOWSで「罪と罰」でした。これはね、危険な歌だね。
菅原卓郎)危険な歌ですね。
山中さわお)これね、中学生とかで聴いたら、絶対ロック好きになるでしょう、もう本当に。よかった、大人で俺もう。やべぇよ、これ十代に聴いたら本当にもう人生変わっちゃうね、これね。
菅原卓郎)これはやっぱりキますよね。
山中さわお)クるねぇ。
菅原卓郎)最初十代で聴いてたんですけど、もうあとから聴いてすげぇ危ないものだったっていう。
山中さわお)あの、一行一行でも破壊力があるメッセージがいっぱいあるけど、あのそうだね、パズルのようにって言ってたけどトータルで聴いてね、正しい道だけを選んで結局そんな時間も含めて何もしてねぇじゃねぇかみたいな、のとかね。
菅原卓郎)それこそが有罪だっていうか。
山中さわお)なんかその、わかんない、中学生くらいにさ、大人たちが言うこと(と曲)が真逆のこと言ってるわけじゃない?
菅原卓郎)そうですね。
山中さわお)危ないよ、ロックンロールは。危険だよ、ロックンロールは。
菅原卓郎)まあそのBLUE HEARTSのときってもうちょっとこうなんていうか、あの、すげぇ熱い友達がいて、そいつの言う言葉は一つ一つ俺の胸にしみこんでくるんだって感じじゃないですか。けども、HIGH-LOWSになったらとにかくロックンロールだっていう。その危なさですね。
山中さわお)そうだね。
菅原卓郎)そこも好きだなっていう風に思いますね。
山中さわお)多分さ、BLUE HEARTS時代に、すごい何て言うんだろうな、こうツッコミどころのない、あの深みのあるメッセージをたくさん世に出したわけじゃない?
で、それをもう俺たちはやったんだっていう自信があって、堂々とこういうこともできたんだろうね。
菅原卓郎)そうですね。きっとそうですね。
山中さわお)いやぁ、曲もかっこいいね。
菅原卓郎)いやぁ、ロックンロールですね。
山中さわお)ロックンロールだわ。
菅原卓郎)じゃあさわおさんの持ってきた曲というのをお願いします。
山中さわお)これはね、ちょうどHIGH-LOWSからわりといい流れなんだけど、まぁ同世代の「ザ・コレクターズ」。基本的にもうとにかく全てにおいて、一番影響を受けたのはコレクターズで、歌詞はね、好きな歌詞があり過ぎてちょっと迷ったんだけども、デビューの、メジャーの1stアルバムに入っている「僕の時間機械(タイムマシーン)」っていう曲があって、で、加藤さんの得意な手法としてあるんだけれども、「僕のタイムマシーンっていうタイトルで曲を作って」って言われたらさ、なんとなくタイムマシーンで色々こう楽しいものとか、何か過去に戻って何かやり直すとかさ、色々こう何だろうな。
菅原卓郎)好きな時代に行く、行こうよ、行くんだぜみたいなことですよね、きっと。
山中さわお)「タイムマシンにお願い」っていう名曲もあるけどさ、多分そういう曲から書くと思うんだよ。でも、このね、あの加藤さんの逆で実際現実にタイムマシーンは存在しないわけじゃない?なので、タイムマシーンはいらないっていうオチにいくんだよね。
菅原卓郎)なるほど。あ、本当だ。
山中さわお)そう、”今の僕にできるのは自分の未来を変えることだけさ”っていうので最後に締まるんだけど、そのあと歌詞カードには無いけど、”NO NO NO NO NO TIME MACHINE”とか”僕はいらないタイムマシーン”とかこうフェイクで入ってくるの。だから、その発想がなかったっていうか。
菅原卓郎)確かに。
山中さわお)あ、そっち!?みたいな。あの「魔法のランプ」って曲もそうで、なんでも叶うよって言ってもそんなんで感動はあるのかっていう、自分のこう努力とかで、自分で何かを成し遂げないと、魔法で何かを叶えて何になるんだ、みたいな曲もあって。それがね、面白いっていうか。
菅原卓郎)なるほどなぁ。
山中さわお)二十歳?18くらいの頃に知るんだけど、こんな作詞法があったのかっていうね。
菅原卓郎)それはやられますね。
山中さわお)やられたね。なんかこの僕のタイムマシーン以外も、あ、これは彼女と博物館でデートしてる歌なんだなって思ってずっと聴いてたのに、なんかねおかしなキーワードがいくつか入ってきて、ずっと考えてたら、これ違うわ、恐竜の骨?あの飾ってある。恐竜に対してのラブソングっていうかなんじゃそりゃみたいな。
菅原卓郎)恐竜好きだよっていう。
山中さわお)そうそう、恐竜好きだよっていうのがだいぶこう考えて考えて掘り下げられて気付けないように作ってあったりとか。
菅原卓郎)博物館デートかと思ったら。
山中さわお)とかね、そういうこう、不親切なのがいっぱいあって。歌謡曲って親切なものばっかりじゃない?
菅原卓郎)そうですね。
山中さわお)だからね、この不親切な曲っての知ったときに、なんか俺は特別だって思えるっていうか。
菅原卓郎)確かに。
山中さわお)俺だけが知ってるみたいな気持ちで、やられたね。
☆僕の時間機械 / ザ・コレクターズ(山中さわおセレクト)
山中さわお)かっこいいな。
菅原卓郎)かっこいいですね。
山中さわお)この頃はだからまぁ自分も身を包み、モッズスーツに身を包みこの曲になると前方に突っ込んで狂喜乱舞してモッシュしてたよ。
菅原卓郎)いやぁでも素敵な曲ですね。
山中さわお)だからなんかあの、激しくノってるんだけど、なんかちょっと、ちょっと泣きそうになったりするっていうかそういう部分がコレクターズにはすごいあったかな。
テーマ「作詞について」
☆カッコーの巣の下で / the pillows(山中さわおセレクト)
菅原卓郎)育児放棄をされてる、こうなんだろう、子供たちっていうかそういう状況にあっても、未来に出会えるはずさっていうか、いい未来を掴んでいけるはずさっていう歌詞じゃないですか?
山中さわお)そうだね。なんかね、そういうのってほら、難しいじゃん、きれいごとだからさ。きれいごとだから難しいんだけど、でもそのことを考えたらやっぱり方法は一個しかなくて、絶対に、一秒後何か変わるかもしれない、明日何か変わるかもしれない。一年後、十年後、まだ人生が続くんであれば、十年間辛かったら相当辛いじゃない?でもそっから人生何十年もあるから、その希望をもって生きてくっていう方法しか、いくらきれいごとでもそれしかないとやっぱ思ったんだよね。で、この曲を作って。そういうテーマだと言って、そしたら「誰も知らない」っていう映画が、育児放棄の映画でとてもいい作品だからって勧められてさ。で見たら、本当に最後まで救われずに辛い気持ちにしかならないんだけど、でも人に勧めるかって言ったら勧めるね。やっぱいい映画で、心が動くから。で、ほら、今度さ、
菅原卓郎)そうなんですよ。
山中さわお)今月出る
菅原卓郎)俺たちのアルバムの中に「誰も知らない」っていう曲が入ってるじゃないって、さわおさんが気付いたんだけど
山中さわお)でも歌詞聴いてね、違うなっていう。
菅原卓郎)違うっていう。
山中さわお)リンクしてるかと思ったらちょっとニアミスだったね。
菅原卓郎)そうなんですよね、リンクしてたら最高だったんだけど。単に歌詞に誰も知らないって言葉が出てきて、それをタイトルにしちゃっただけなんですよね。もちろん映画のことは知ってて、で、まだ見てないのでこれから見なくてはいけないなと。
山中さわお)あの、体力ある日に見ないとだめだね。
菅原卓郎)心が元気な時に。
山中さわお)そうだね。なんか、本当に夜楽しく飲みに行く予定がある昼とかに見て、
菅原卓郎)で、あとからリカバリーする。
山中さわお)リカバリーしないと、夜寝る前とかに見たらね辛くなる色々。でもいい映画、とっても。えーさて、そんな誰も知らないってタイトルの曲も入っている9mm Parabellum Bullet、今月ニューアルバムがリリースされるいうことで、
菅原卓郎)そうですね。
山中さわお)4/27ですね。
菅原卓郎)そうです。「Waltz on Life Line」というアルバムで。
山中さわお)今回のこの流れで、歌詞でこの曲をプッシュしたいっていうのを紹介してほしいです。
菅原卓郎)えーと、何て言うか、その自分で今まで書いてきた歌詞で好きな歌詞は、「Black Market Blues」っていう曲があってそれはなんかちょっとファンタジーっていうか、現実じゃないんだけど現実にも当てはまるようなことと、あとなんか「Black Market Blues」でお前を狂わせてやるんだっていうのもなんか、
ロックンロールの威勢のよさみたいなのがあって、すごく好きだなっていうか、ちょっと一つ自分の中で達成したなって思えた曲だったんですけど、ちょっと今紹介しようとしてる「ロンリーボーイ」って曲が、あるんですよ。
山中さわお)これ曲もいい曲だよね、誰の曲?
菅原卓郎)これは、和彦の曲なんですよ。
山中さわお)えへへへ。もう先週に引き続きなんで俺は和彦好き何だろう。
菅原卓郎)和彦好きですよね。待ってましたって、俺がちょうどこれ選んじゃってるのもあるんですけど。
山中さわお)いやでも、俺まぁニューアルバムをいち早く聴かしてもらってリード曲っぽいなとかって思ったのが、
菅原卓郎)矢面に立ってくるような。
山中さわお)なるほど。ただの和彦ファンだった。そっか。
菅原卓郎)でもなんか、何て言うかその今までちょっとその違う歌詞になったと思って、何て言うかちょっとリリカルっていうか。
山中さわお)うん。どういうテーマなの?
菅原卓郎)種明かしみたいなことをしちゃうと、一人で少年がこう立っている風景があって、で、あいつはいつでも一人でいて、こう色んな自分の世界を守るためにとか、自分だけでなんとか戦って自分の周りの物事と戦って、それを乗り越えてくために頑張ってたなって、一人でやってたなって。一人で生きてるみたいだなっていうその様子を歌ってる歌なんですけど、それが実は自分だ、自分でもあるしっていうような、一人で
山中さわお)僕っていう主人公を俯瞰で見てる感じになってるっていうこと?
菅原卓郎)そうですね。俯瞰で見てるんだけど、そのある日、例えばですけどある日、一人でいる少年見てたら自分のことが重なって見えてるっていうような、そういうような感じで。で、なんかとっても素直な歌詞になったなと思ってそれがちょっと9mmの今までの曲ってやっぱそのストレンジなところとかBlack Marketだみたいな、ところがあったんだけど、そこをちょっとすごく自分の心情というか、聴いた人の心情にもすごく近いものが書けたような気がしたんですよね。
山中さわお)なるほど。
菅原卓郎)だからそういう意味でちょっと「ロンリーボーイ」という曲を。
山中さわお)まさかの和彦作曲。何この番組和彦推しみたいな。
菅原卓郎)いない人間を。
☆ロンリーボーイ / 9mm Parabellum Bullet(菅原卓郎セレクト)
山中さわお)まだこれちょっと俺が言っても、皆さんまだ、何て言うの、聴いた状況じゃないのかもしれないけどこの曲もさ、和彦推しの俺としては好きだけど、「Lady Rainy」とかさ、わりと俺は。
菅原卓郎)これも書いてますね。
山中さわお)あ、そう。新鮮に感じてるんだけど、結構あんまり9mm今までやってない感じだよね?
菅原卓郎)やってないですね。これも滝の曲じゃなくて俺が書いた曲なんですけど、今回いっぱい曲を皆で持ち寄って。で、最後の方に卓郎がもう一曲、二曲入れてくださいみたいなこと、バランスとらなきゃって言うんで、誰とも被んないようにしようっていうので、こうさささっと、アレンジ構想してくださいって、ずっと同じリズムとか、ずっと同じコード進行っていうのがすごい好きなんで。だからもう今まで9mmってそういうのがあんまりないんですよ。だからその辺が新鮮さに、きっと。
山中さわお)やっぱり六枚目になると色々ね、ちょっとずつ何かこう取り入れていってくよね、どうしても自分を楽しませるためにもね。
菅原卓郎)そうですね。
テーマ「好きなメロディー」
☆The Past Recedes / ジョン・フルシアンテ(菅原卓郎セレクト)
菅原卓郎)なんか転位が変なんですよね。ずっと歌が右にいるんですよ。今カウント右から聞こえたじゃないですか?この辺のそのアコースティックな感じがすごいいいなと思って。
☆Some Might Say / Oasis(山中さわおセレクト)
山中さわお)いやぁジョン・フルシアンテね、俺一枚だけ持っててあんま好きにならなかったの。ちょっと印象変わったな。これいい曲だね。
菅原卓郎)これはすごくやっぱり、何て言うんだろう、親密な感じというか、いい曲ですよね。
山中さわお)なんか、ベースがウッドベースなのかねあれ、フレッドレスなのか。
菅原卓郎)ちょっと膨らむ感じっていうか。
山中さわお)へぇ、聴きたくなった。まぁOasisはもう
菅原卓郎)説明不要ですけど、最高だな。
山中さわお)ねぇ。最高だよ。そう、だってロックンロール感とこのちゃんとキャッチーさを兼ね備えて、いい声で歌うっていうね。
菅原卓郎)コピーしたことがあって。学生の頃に。大学の学食とかの間にある広場みたいなところで、軽音で演奏したことがあるんですけど、何て言うか、Oasisがやるとなんでこんなに楽器が鳴ってても一つの音に。なんで自分らがやるとなんないんだっていう。これは塊感が好きですね。
山中さわお)そうだね、そういう塊感を目指してミックスしてるもんね。
菅原卓郎)そうですね。
山中さわお)これドラムスから言ったらドラムちょっとちっちぇえぞって言いたいんだろうね、きっとね。でもギターがドーンってね。
菅原卓郎)そのおかげでメロディがやっぱりこうグワァって迫ってきますね。

3 week talking

3 week talking

<ギター(ギターヒーロー)について>
山中さわお)ギターの話は俺には無理だよ。
菅原卓郎)匙が、匙が投げられましたよ。
山中さわお)ギターのことなんかまったく分かんないんだから俺。
菅原卓郎)なんかあんまり頓着がないんですよね?確かに
山中さわお)無いね。本数もそんなに持ってないし、いや一応知ってるけど。でも名前は憶えないよね。なんかほら俺の世代だとさ、なんかサラダ出てきてルッコラがなんだかどれがなんだかよく分かんねぇよみたいな。美味しいかどうか知ってるんだけど、
菅原卓郎)いやでも、ルッコラと何かの違いは俺も分かんないですけど。
山中さわお)そんな感じかなギターって。
菅原卓郎)でもさわおさん自分のモデルがありますよね。
山中さわお)そうです。スクワイアの、「サイクロン」という、見た目はねよくあれに間違えられるね、ムスタングにね。だけど特徴としてはそのハムバッキングとシングルコイルが二つ付いてて、音を使い分けられるよっていう。超詳しい、俺。
菅原卓郎)途中からはにかみながら喋りだしてましたけど。
山中さわお)なんかねもう高校生くらいの知識を今フルに。
菅原卓郎)いや、でもあのツートンカラーで、かっこいいですよね、あれ。
山中さわお)あ、そうそう。マイケルシェンカーグループの、マイケルシェンカーのフライングベーヤンの、ツートンの。えっと「New Animal」っていう曲のミュージックビデオの時に、急にマイケルシェンカーモデルを弾いてPV撮りたくなって。なんか俺の同級生とかにウケんじゃねぇかと
思って。あいつまだマイケルシェンカーなんだ、中一からまだなのかみたいなことで、そんなにファンじゃなくなって最近のマイケルシェンカーについての動向は詳しくないんだけど、でもなんかやっぱギターとしてかっこいいなと思って、そのフライングVをミュージックビデオで弾いたら
菅原卓郎)面白いんじゃないかと。
山中さわお)そう。面白いつもりがこれ普通にかっこいいなってなって。で、それまでフェンダーメキシコのサイクロンはずっと使ってて、塗装をマイケルシェンカーと同じようにツートンにしてみたの。Vじゃないからちょっと不細工になるんだけど。あのね、45,000円で買ったギターに塗装が150,000っていうね
菅原卓郎)マジっすか。
山中さわお)完全に間違ってるよね。それを使ってたらフェンダーの人に、問い合わせがすごいたくさんあったみたいで
菅原卓郎)あれはどんなモデルなんだ、と。
山中さわお)そうそう、でそれは、山中さんが個人的に塗装したものなので、商品はありませんっていうのがあまりにも多いから作らせてもらえませんか?って話になって。今日本でフェンダージャパンが何かモデルを作るっていうのじゃなかったので、自然にスクワイアになるのね。
菅原卓郎)なるほど。なるほど。
山中さわお)それで、あの作ったんだけどさ、あのそうだよねこれくらいでもうパンパンかな、俺の知識は。卓郎君も自分のモデルじゃなかったっけ?
菅原卓郎)そうです、そうです。僕はESPってとこので、あのES335ってあのなんだろう、箱物って言われてるギターあるじゃないですか?それがソリッドだったらかっこいいんじゃないか?って思って。
山中さわお)ソリッドね。
菅原卓郎)はい。
山中さわお)ソリッドって何?
菅原卓郎)あの、いわゆるだからアコースティックギターみたいになってないっていうか、中が空洞じゃないやつ、サイクロンもそうですけど、一枚の板でできてるっていうことですね。で、まぁ色は黒と白なんで僕のメインギターは。だからツートンカラーになってますね。シェンカーではないですけど。
山中さわお)シェンカーではないんだ。そっかぁ。え、それはあのえっと、形自体が?
菅原卓郎)そうです。そうです。形自体を
山中さわお)自分のオリジナルの形ってこと?ボディが。
菅原卓郎)そうです。そうです。
山中さわお)すげぇな。ちょっと俺と違った、なんか立ち位置が。有り物じゃないんだね?
菅原卓郎)そうなんですよ。僕らがメジャーでやるくらいの時に、ESPを紹介してもらって、先輩のバンドマンから。で、最初はその有り物のESPのギターを使ってたんですけど、あのストラトキャスターみたいな、ストラトみたいな形の。そのうちなんかこう、作ろうよみたいな話になって、色々こうこねくり回して、で今の形になったっていう。
山中さわお)なるほどね。20年前くらいにね、俺ESPでモニターやってた時期があって、実は、その頃THE WHOとか好きでさ、ピート・タウンゼントの真似してね、もらったギターぶっ壊したらくれなくなっちゃった。当たり前。ごめんなさい。
菅原卓郎)いや俺たちもギリギリの線で戦ってるんですけど、それは。ギター振り回しまくってるから。
山中さわお)そうだよね。
菅原卓郎)だから、あの三人とも作ってるんですけど、ギターの滝もベースの和彦も、一番最初に言ってたのが「丈夫なギター貸してください。」っていう。
山中さわお)丈夫そうだよな。
菅原卓郎)「壊れないやつにしてください。」とかそんなこと言ってましたね。
山中さわお)だってあれでしょ、滝君とかにさ、「愛用してるギターは?」ってさ言うけど、愛用ってよんでいいのかなあれは、みたいな。
菅原卓郎)愛はあるんですけどね。
山中さわお)でもなんか、ギターもって素振りとかするんでしょ?
菅原卓郎)そうですね。昔はしてましたね。ヘッドが割れた状態で、ライブしてましたね。
山中さわお)怖い。あ、そう。
菅原卓郎)靴紐で結んで止めたりしてました。
山中さわお)なにそんのなんか可哀想な子供エピソードみたいなやつ。
菅原卓郎)すごいですよね。
山中さわお)すごいなぁ。
菅原卓郎)あの、さわおさん先ほどからですね、マイケルシェンカーの名前が出てるんですけど、最初にギターフレーズ、ギターで弾いたフレーズっていうのは?
山中さわお)マイケルシェンカー、なんだけど、えっとね同級生にロック詳しいやつとかいるじゃない?で中一の頃かな?中一の頃にそのマイケルシェンカーグループっていうカセットテープを貸してくれて、まぁとにかくその頃、ハードロックがいわゆるその中学生にとってはオルタナだったっていうか、今まで聴いたことのないすげぇ音楽って感じで。でそのハードロックを色々王道なやつをね、レインボーとかスコーピオンズとか色々聴いてて、そこにマイケルシェンカーグループもあってね。でそのえっと、アルバムの一曲目が「Are You Ready to Rock」っていう曲で、それを最初にコピーすることになるんだけど、ちょうどね、”ヤングギター”っていう雑誌にその「Are You Ready to Rock」のスコアが載っていて、カセットもあって、俺その時はまだエレキは持ってなかったけどクラシックギターを習ってたの。で一応ギターあるじゃない?でちょっとやってみようかなと思って、最初がね、グリスっていうのかな?あのウィーン。でそれがさ、まずちゃんと丁寧に書いてあるの。グリスっていうのは、指をこう滑らすみたいな。ブーンって、なるほど、これは出来たぞから始まって、ミュートっていうの、右手のさ、右利きであれば右利きの親指のこの腹の部分で軽く押さえてちょっとこうバーンブンブンみたいにするよ、とか。なるほどって。すげぇ細かく書いてるからさ何指で押さえるかまで。で、そう四小節間かな、そのリフは。それをね、昼間から初めて本当に夕方までずっと取り組んで、ようやくそれが弾けるようになって、サビになると弾けないの。だけどまたやってくるからさ、俺のハッピータイムがやってくるから
菅原卓郎)俺の弾けるパートが。
山中さわお)だからカセットを流しながら合わせれるようになって相当ときめいたね、でもそれは。
菅原卓郎)いや、それありますよね。あのクラシックで一回シンバル打つだけの人みたいに、時期がありますよね。
山中さわお)自分の出番はそこだけだから。サビはまだちょっと無理だなっていうので。
菅原卓郎)なるほどな。いいですね。

<このギターリフにはやられた・・・>
山中さわお)えーとですね、もう迷ったんだよね、ギターリフとかっこいいのいっぱいあるしさ、迷ったんだけど、うーん何となく卓郎君はそんなに知らないかなと思って、Breedersの「No Aloha」って曲なんだけど、何て言うかね、そのまぁ、最初はその例えばオルタナティブと言ってもNIRVANAとかさ、かっこいいものじゃなくて、だけどそのオルタナでも色々あってさ、Pixiesから枝別れしてったように思って、こうかっこいいのか、かっこよくないのか、真面目なのか、ふざけてるのかよく分からないみたいなのがあって、なんかそこにね、俺はどんどん惹かれていってpillowsにも影響していくんだけど。なんかこのNo Alohaって曲は最初からどういう小節で区切りがあって、ギターの絡みもなんかねもうフニャフニャしててね、わけわかんないんだけどそれが途中からドラムが入ってきて答え合わせみたいになったときに、あ、こうなるんだみたいな、こう驚きがあって、それに憧れてこう作ったのがpillowsの「カーニバル」って曲とかそういうのなんだけど、イントロとコード進行が変わったりするんだけど、歌メロは一緒でみたいな。それをね、ちょっと着目して聴いて頂きたいです。えーと卓郎君はどうですか?このギターリフにやられた。
菅原卓郎)はい、The Strokesの「Reptilia」っていう曲で、これは
山中さわお)知ってる、持ってる。
菅原卓郎)かっこいいですよね。あの全編リフみたいなバンドじゃないですか?Strokesってひたすらその、しかもレコーディングされてる音もスカスカで、どの音が誰が弾いてるのかとか生々しくわかる。で、サビの前にギター一本だけになって、そのリフがすごいかっこいいんですよね。で、それだけで終わるかと思ったら、またなんかまた別のリフを重ねて、サビに入って出てっていう。それがもう大学の頃に聴いたんですけど、周りの友達とコピーしまくってました、それを。
山中さわお)Strokes俺も大好き。いい曲いっぱいだし、あのベーシスト結構地味だよね。
菅原卓郎)地味ですね。
山中さわお)ひたすらルートを弾くのが美学みたいなところあるじゃない?Strokesって。
菅原卓郎)すごい結構高い位置で弾くんですよね。フュージョン的な位置でダウンピッキングなんですよね。
山中さわお)普通その位置って指でさバンバン弾く人じゃないと結構ブンブン弾く人じゃない。まさかのダウンピッキング。
菅原卓郎)ダウンなんですね。

<このギターがカッコイイ!をお互いの曲セレクト>
菅原卓郎)さわおさんは曲を作るときはギターで作るんですか?それとも頭で全部作っちゃってから。
山中さわお)9割以上がギターで作る。たまになんかね極たまに、風呂とか入ったりシャワーとか浴びてる時になんかパーンと浮かんで、でもそれが何て言うのかな、ちゃんと記憶、頭の中に譜面みたいなのがあって把握できてないのね。ほんとに鼻歌として覚えてるから、もう早くこれを入れて録音しなければならないって一度ギター持つと大丈夫なんだけど、それで頭でメロディに対してバックグラウンドのコードはもう頭では鳴ってるわけよ。でもそれが例えばGからBに行ってとかってもう分からない。持たないと。
菅原卓郎)弾いてみないと。
山中さわお)弾いてみないと分からない。だからそうだね、ほとんどギターかな。
菅原卓郎)それ俺もありますね。風呂に入ってる時にすっげぇいいの思いつくって。
山中さわお)そうなんだよね。
菅原卓郎)やっぱりギターなんですねもう。
山中さわお)そうだな、なんかほら、たまにさギターも出来て鍵盤もできてってみたいなのはさ、あれって滝君って
鍵盤とかもできるんだっけ?
菅原卓郎)滝はもう全部ですね。
山中さわお)そうだね、ドラムも上手いもんね。ピアノで作る曲とギターで作る曲ってそのちょっと癖が違うとよく
聞くじゃない?だから二つ出来たらかっこよかったなって思うんだけどね。
菅原卓郎)鍵盤は入らないですよね?pillowsには。
山中さわお)鍵盤はそうだね。
菅原卓郎)なんかフレーバーで入ってる時とかは。
山中さわお)フレーバーもね、指二本しか使わないですね。指二本は弾けるよ。それくらいだな。
菅原卓郎)えーと今月リリースされたpillowsのニューアルバム「STROLL AND ROLL」を聴かせて頂いたのですが。
山中さわお)ありがとうございます。
菅原卓郎)はい。好きな曲について話せって指示が出てるんですけども。いやぁ、曲単体でっていうより、僕が感じたことがあって、僕が初めてpillowsに出会った頃のようなさわおさんの歌い方っていうか、声がすると思って、なんかそんな感じがしたんですよね。
山中さわお)あ、なんでだろう。
菅原卓郎)すごい何て言うか、フレッシュさというか初めて聴いた時、あれこんな感じだったみたいな。
山中さわお)なんでか分からないけど、今までやってないことが一個あって、あのね、お酒飲んで歌うっていうね。初めて。レコーディングでお酒飲んで歌ったのは初めてかな。それくらいだな。
菅原卓郎)なんか、なんて言うんですかね。ぶっきらぼうに歌う感じなとことかが、あれなんかこれすごい久しぶりの感じっていうか、こう知ってるんだけど、すごい久しぶりに来たぞみたいな。面白い。面白かったです。
山中さわお)なんかね、自分でコントロールできなかったのが、レコーディングの時ってレコーディング用のギターの弾き方とレコーディング用の歌い方をしてしまうのね。自分でそれ止めたいと思っても、ただ雑になっても嫌だし、ちょうどいい、熱をちゃんと持って、でもライブに近いものでだけどあの何度も聴いても飽きないものにしたいと思ってるんだけど、どうしても丁寧になってたんだけど。まぁちょっとお酒を飲んでふんわりしてたので、わりとねライブのように歌えたっていう意識はあったんだよね。
菅原卓郎)なるほど、初めてなんですよね?
山中さわお)初めてだね。
菅原卓郎)僕が初めて聴いた96年とか、ロストマンとかの頃とかにお酒飲んでやってたわけじゃないですもんね?
山中さわお)やってない、やってない。そんな若い時からやってたら生意気だよ。
菅原卓郎)やばいですね。
山中さわお)若い時にやっちゃうとなんか、何だろうな、ロック感だそうとしてる風になっちゃうじゃない?荒くれもの気取りみたいな。
菅原卓郎)ロックンローラーはこうだぞみたいな。
山中さわお)そうそう、もうね、四十代、五十代になるとね、ごめんなさいこうやっていきてますっていう。ただこういう風に生きてるだけなんです。ごめんなさいねっていう感じ。ごめんなさいねっていう感じなんだよね、もう。
菅原卓郎)なるほどな。でもあれです、「エリオットの悲劇」って曲が好きです。
山中さわお)あー、あれはそうだなわりとpillowsのほんとの初期の頃とか、もしくはアルバムでいうと「Please Mr. Lostman」とかの、今よりもっとブリティッシュに、イギリスよりに影響を受けていた記憶をわりと意識してそう作ったの。あ、でもちょっとあれは少し9mm似合うかも。他の曲よりは。
菅原卓郎)他の曲よりは。
山中さわお)他の曲、ちょっとほら明るすぎるから、俺たち。あれはマイナー調だからね。
菅原卓郎)このマイナー感が多分そうですね、好きなんだと思います。
山中さわお)なるほど。
菅原卓郎)はい。えっと、pillowsのギタリスト、真鍋さんについて、さわおさんから見てちょっと。
山中さわお)真鍋君?
菅原卓郎)はい。ギターの話なんで。
山中さわお)真鍋君か、真鍋君はねあのね、あの人すごくインテリジェンスがあって、クレバーなキャラクターでギターに対しての知識も豊富でってね、もうやりたい人なんだけど全く違うんだよね。いやもうね、全く逆。
菅原卓郎)そうなんですか。
山中さわお)なんか一生懸命そうなりたいから色々まぁこう知識をため込んでんだけど、所詮そんなもん知識のコレクションだからさ、全然動物的だね。だから
菅原卓郎)野生の人なんですね。
山中さわお)完全そっちなんだけど、何故か本人はね、なんかすごいこう、そうじゃないフリをしてるんだよ。なんでかわかんないんだけど。
菅原卓郎)でもインテリジェンスな感じって多分、僕らリスナーは思ってると思いますけど、聴いてる側は。
山中さわお)いや、もう騙されてる騙されてる。クレバーなところ一切無いんだけど、何故かそうしたがる。そっちの魅力じゃないんだよ君はって。いきなり適当にやったものでも面白いのに
なんでまだ自分を認めねぇんだっていうか。だから面白いけどね。
菅原卓郎)なんか野性なんですね。
山中さわお)そっちなんだよね。だからね本当は俺の方がクレバーなんだよね。何が言いたいかっていうとそういうこと
なんだけど。本当は俺がクレバーなの。
菅原卓郎)なるほど、なるほど、なるほど。面白いですね。はい、えっとじゃあですね、あの「STOROLL AND ROLL」の中から僕の好きな曲を聴いてもらおうと思うんですけど、選んだ基準がギターリフとかギターフレーズなんですよね。だからあの、そのクレバーさなどはどう出ている曲なのか。
山中さわお)クレバーさなんか出てないよ。

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テーマ「ギター(ギターヒーロー)について」
☆Are You Ready to Rock / マイケルシェンカーグループ(山中さわおセレクト)
山中さわお)ほら、ブーーンって入ってくるでしょ?
菅原卓郎)まずこれを。
菅原卓郎)これでもマイケルシェンカー、基本的にリフがずっと一緒だからサビ以外はずっと楽しい
山中さわお)そうそう、そうなのずっと楽しい。
菅原卓郎)詳しいスコアだとグリスするフレッドも書いてあるんですよ。
山中さわお)書いてある書いてある。15からとか、これは12だね。
菅原卓郎)あ、じゃあギリギリですね。
山中さわお)このタイトルがさ、「Are You Ready to Rock」ってロックの準備はいいかっていうタイトルで、準備よかったよね、本当に。
菅原卓郎)できてるぜってなりますね。
山中さわお)準備出来てたよ。でもマイケルシェンカーグループは色々ヴォーカルが変わってくんだけど、ハードロックグループって結構あるじゃない?
菅原卓郎)ありますね。
山中さわお)ヴォーカルが変わるってのは。今聴くとね、ゲイリー・バーデンがね、すげぇぱっとしないヴォーカルだね。本当に。やっぱギタリストが主役なんだよね。
菅原卓郎)はいはい、ハードロックバンドっていうのは。
山中さわお)でもそのギブソンのフライングVに、あのマーシャル、基本直結なのこの人。であのクライベイビーってワウペダルをイコライザー代わりにワォンワォンってやるんじゃなくて、途中で踏み込んだ気に入った位置で弾くっていうのがあって。独特の音でね、音はいまだに好きかな。卓郎君は最初にコピーしたギターフレーズってのは憶えてる?
菅原卓郎)僕はですね、あの、さわおさんと同じく雑誌を見てたら、あのGLAYの。
山中さわお)GLAY!?もう出たよ、またこのじじいと孫感が。俺の後輩、俺の後輩のやつ。
菅原卓郎)挟んでますからね。
山中さわお)そうだよね。
菅原卓郎)後輩挟みで来てるんですけど。
山中さわお)やべぇよ、マイケルシェンカー出した俺恥ずかしいって言ったらマイケルシェンカーファンに怒られるな。まぁいいわ、まぁいいわ。
菅原卓郎)あの「SHUTTER SPEEDSのテーマ」っていう曲が。
山中さわお)JIRO君の?
菅原卓郎)JIROさんの初めて書いたみたいな曲がスコアが載ってたんですよ。でその時、GLAYのアルバムも買って、入ってたから、あ、じゃあこの曲なんだ、弾けるかな?と思って。で同じく僕もクラシックギターで
山中さわお)なるほど。子供の頃、少年時代は色々あるよね。
菅原卓郎)はい。あの母親の実家から取ってきたんですけど、それでまぁスコアを見て、ジャンジャカジャンジャカジャンジャカジャカジャカってやつをガットギターのパワーコードで弾くっていう。でも弦がサビサビになってて、クラシックギターの弦って巻いてある方の弦もほどけちゃって中のひもが出てる。
山中さわお)あ、わかるわかる。そうだね。
菅原卓郎)最初は
山中さわお)ちょっとあのさあのさ、ドラムのスナッピンみたいにさ、ああいう変な飾りをぷつっと。
菅原卓郎)ビシャーンって音でしょ?その状態でこれでいいのかって思いながらまぁ弾いてたんですよね。だからスコアがなかったら、別のやつを弾いてたかもしれないんだけど、ちょうど「SHUTTER SPEEDS」のテーマが載ってたんですよ。だからまぁ頑張って弾いてましたね。でベースのフレーズ、ベースとかドラムも載ってるから、ドラム叩かないけどなんなんだろうこのスコアのバツとかは、とか。あとベースソロがあったからギターソロがなかったんですよ。あるけどまぁ到底弾けないから、ベースソロ弾いてみようとか、色々やってましたね。
山中さわお)少年時代さ、あのこう何て言うのかな、すごいとこだけ弾くよね。
菅原卓郎)そうですね。さっき言ってたお楽しみって。
山中さわお)そうそうそう。だって例えばさ、佐野元春さんとか俺好きだったから、佐野元春さん好きだとね、あのメインフレーズがピアノになったり、サキソフォンになったり色々変わるけど、でもほら耳コピだんだん出来るようになって、弾けるようになってくるとそのイントロサックスのところを弾いて、みたいな。美味しいとこどりをね、やってたな。
菅原卓郎)やりますね。もうそういうのの嵐でしたね、何とかしてそれで一曲弾くっていう。こう。
山中さわお)でもその、最初にさコピーしたのがGLAYの「SHUTTER SPEEDSのテーマ」だとして、ギターヒーローは誰だったの?
菅原卓郎)ギターヒーローはいわゆるヒーローじゃないですけど、そのギタリスト然としてじゃないですけど、あのその頃は、カート・コバーンが好きだったんですよね。ソロとか弾かなくていいと思って。
山中さわお)まぁね。そうかそうかギターヒーローっていうより、あのヴォーカルとあとまぁ彼本人のキャラクターが強いから、ギタリストっていう風にあんまり考えないもんね。ヴォーカリストっていう風になっちゃってる。まぁでもギタリストだよね。かっこいいリフいっぱい弾いてるもんね。
菅原卓郎)だから、あとはもうHISASHIさんとTAKUROさんっていうね、ような感じですね。そん時は。
☆SHUTTER SPEEDSのテーマ / GLAY(菅原卓郎セレクト)
山中さわお)いやぁ思い出したわ、俺あのね、まだこれが出た頃はGLAYと知り合いになってなくて、で俺めったにテレビ番組に出ないんだけど、たまたまなんかライブの公録かなんかの番組に出て、でねGLAYが一緒でこの曲やっててめっちゃ人気あってね、すげぇ嫌だったわ。めっちゃ人気あるじゃんこの人たちって。
菅原卓郎)その後バンドを組むとはっていうことですよね。
山中さわお)でバンドを組んでTHE PREDATORS最初のステージで、めっちゃ人気あるじゃん、みんなJIRO見てるよって
菅原卓郎)すごいなぁ。
山中さわお)そうそう。
テーマ「このギターリフにはやられた・・・」
☆No Aloha / The Breeders(山中さわおセレクト)
山中さわお)そうそう、こういう曲だったの本当は。
菅原卓郎)斬新だな。
山中さわお)斬新でしょ?
菅原卓郎)斬新ですね。挑戦してるなぁ。
☆Reptilia / The Strokes(菅原卓郎セレクト)
山中さわお)これもね単純なリフなのにね、かっこいいよね。そしてベースのダウンピッキング。ルート。ルートのみ。この辺の潔さもね。
菅原卓郎)すごいですよね。ドラムほんとに生かな?って思うような。
山中さわお)全部わりとこう初期の方はずっとこうやってたよね。何もかもが歪んだ。
山中さわお)さっきね、Reptiliaの話をしてる時に、俺タイトルと曲が一致してないから結構なんか何となくふんわり乗っかってたんだけど、この曲ね、この曲俺ね、これに憧れてpillowsのサードアイって曲を作ったから、だからたまたま俺的にこうすげぇ、インスパイアされた曲が今二曲流れたっていう。そういうあれだね、世代は違ってもこの辺から共通点が
菅原卓郎)ありますね。
山中さわお)もうだから歳は違うけど大人になったんだね、二人とも。少年時代の曲にすごい差が出るっていう。そうだな、かっこいいわ、Strokes。
菅原卓郎)「No Aloha」が「カーニバル」だっていうのもこう、あ、なるほどなって思いましたね。
山中さわお)「カーニバル」もそうだし、「YOUR ODER」って曲もこういうイントロっていう。結構頑張って作ったのかな。なんかこう、だって斬新なアイデアじゃない?
菅原卓郎)斬新過ぎますよ。聴いてたじゃないですか?でも結局そのリフ謎だなっていう、そのピョーンピョーンってすごいな。どっちかっていうと9mmはこっち方面ですけど。Strokesがすごい好きだったんですけどね皆。けどBreedersよりですね今の。
山中さわお)いや、面白いよね。
テーマ「このギターがカッコイイ!をお互いの曲セレクト」
☆ロックンロールと太陽 / the pillows(菅原卓郎セレクト)
山中さわお)これあれだね、Strokes的な感じだもんね。
菅原卓郎)いきなりStrokesでしたね。
山中さわお)そうだね。これね、pillowsの得意技としてもともとハイブリッドレインボウとかインスタントミュージックとかもそうなんだけど、真鍋君のフレーズはこれ単音に聞こえて、ギターが二本くらいなってるんだけどバラバラに録ってるんだよね。
菅原卓郎)あ、そうなんですね。
山中さわお)そう。だからその例えばインスタントミュージックとかだと、二弦録ってから、三弦録って、四弦録ってってバラバラに録ると、ピアノをさ、ピアノをトーンと鳴らすみたいに同時になるじゃない?ピックでさ、あのダウンでじゃらんて鳴らすとどうしてもストロークのその
菅原卓郎)一つの音になっちゃうってことですよね。
山中さわお)それを要するにグルーヴがわざと無いっていう、タッタッタッタっていう、わざとグルーヴをなくすっていうのが俺たち好きで、この曲もそうやって録った曲なんだよね。
菅原卓郎)それもうちょい早く聞いてたら俺トリビュートの時やってますね。だからか。
山中さわお)それもね、当時のプロデューサーの吉田仁さんに、That Dogか何か俺の好きなものを聴いて、これなんでこういう風にならないんだろうって言ったら、これ弦バラバラに録ってるんだよって教えてもらって、真似したらはまって。
菅原卓郎)それやろう、俺も
山中さわお)面白いでしょ?なんかね、グルーヴのなさが面白いんだよ。
菅原卓郎)なんかどう押さええてもインスタントミュージックの通りの音にならないなと思って、
そういうことだったのか。
山中さわお)そういうことだったんですよ。
菅原卓郎)もっと早くさわおさんに聞けばよかったな。
山中さわお)でもトリビュートでだって、トリビュートするのにこれであれって、
菅原卓郎)それはちょっと禁じ手ですよね。
山中さわお)卓郎君にpillowsの曲選んでもらったんで今度あの俺が9mmの曲をニューアルバムから一曲選びたいんだけども、なんかさあの、先週とか先々週とか他でもさ、なんか俺その、この曲好きっていうと、「Grass hopper」とかもそうか。和彦君、ベースの和彦君のが多いんだよね、何故か。
菅原卓郎)不思議ですよね。
山中さわお)不思議だよね。
菅原卓郎)その謎もなんか少し解き明かしましたけどね、コードが一発で進んでいくっていう感じがいいんだ、とか。
山中さわお)多分ワンコードで進むのに惹かれたりしてるのもあるし、あと多分割合的に和彦君の作る曲が、だいたいそのロックンロール寄りっていうか、ドラムがさスネアがタンタンってくるような感じだから、自分に置き換えやすいんだろうね。
菅原卓郎)その話をこの間和彦にしたんですけど、もう俺はさわおさんの為に曲を書くみたいなことを言ってましたね。
山中さわお)マジか。うれしいよ。
菅原卓郎)っていうか今回その「STROLL AND ROLL」が五人の人がベースを弾いてるじゃないですか?和彦も入れてやってくださいよ。
山中さわお)ほんとだね。ほんとだ、弾いてもらえる、今度弾いてもらおう。
菅原卓郎)六人目で。
山中さわお)そうだよ。あのさっきほら真鍋君のさ話したけどさ、滝君はほんとにクレバーなギタリストじゃない?
菅原卓郎)そうですね。
山中さわお)本当に、あれぞ。絶対音感もあるもんね?
菅原卓郎)そうですね。何だろう、でも普段は野性なんですけど。
山中さわお)だからね、逆真鍋なんだよな。真鍋が逆滝っていうか。なんかその普段は別にワイルドじゃないんだけどギタリストとしては真鍋はワイルドっていうか動物的で。んで滝君はキャラクターのねステージでのパフォーマンス演出だとさ、ワイルドじゃない?
菅原卓郎)ワイルドですけど。
山中さわお)多分日本で一番ワイルドじゃない?だけど本来は音楽に対してとか、ギターはもちろん変な話、楽器というものに対してすごいこうクレバーというか、ちゃんと頭で色々音楽理論を把握してやりたい人だよね。
菅原卓郎)そうですね、むしろ音楽の中にいる人っていう感じで。なんかギタリスト、どんなギタリストかっていうともう結構次元が違うプレーヤーなんで、だからああいう風には俺は弾けないなっていうのはもう会った頃から分かってるっていうか。
山中さわお)ああいう風に誰も弾けないね。
菅原卓郎)すごいですね。
山中さわお)だってあんなに上手くてあんなにパフォーマンスしても乱れないってことは相当な練習量じゃない?
菅原卓郎)そうですね。
山中さわお)皆さあれだよね、俺たち一日24時間だけどまさかあいつだけ48時間持ってるようなそういうことは
ないよね?あいつも同じ時間が流れたもんね。
菅原卓郎)そうですね。
山中さわお)なのにドラムも鍵盤もできるってどういうことだって。いつやってんだよ?って話なんだよ。
菅原卓郎)もう子供の頃からやってたからということだとは思うんですけど、音楽、何もしてないときは音楽が頭で鳴ってるんだってこと言ってましたね。
山中さわお)ちょっとしんどそうだけどね。俺もわりとそっちタイプって思ってたけど、ちょっと俺とは次元が違うね。感じがね。
菅原卓郎)なかなか、ほんとにあそこまでの人はなかなかいないですね。身の回りには。
山中さわお)わかる。ほんとに飲んでてさ、30分くらい話した時点でわかる。普通じゃないという。
菅原卓郎)身内びいきみたいな話だけでもないんですけど、なかなか面白いですよね。
山中さわお)えー、まぁじゃあ9mmのニューアルバム「Waltz on Life Line」から、まぁどうしようかなと思って、でもギターリフ、猛烈なギターリフといえばやっぱり生命のワルツかなっていう。まあこれはギターリフっていうかまずその三拍子の曲をこういうロックテイストでBPMでやるっていうアイデアもだし、そこにこう無理矢理感が生まれないリフをよくぞ考え抜いたっていう。
☆生命のワルツ / 9mm Parabellum Bullet(山中さわおセレクト)
山中さわお)だからこれあれだよね、リスナーから言うと三拍子っていう概念も無いよね。
菅原卓郎)無いですね、きっと。
山中さわお)普通に暴れる曲で、ワーって乗ってて、普通三拍子ってズンタッタズンタッタって乗れ、なんかロックンロールで乗れることは有り得ないんだけどね。これはなかなかだな。
菅原卓郎)これは結構かなりエキゾチックな音楽なんじゃないかなっていう
山中さわお)いやぁ激しいわ。激しいワルツだわ。世界中のワルツを踊ってる人がビックリするわ。
菅原卓郎)ビックリしますね。クレームがきますね。ちゃうわって。
山中さわお)でも意外と綺麗に踊れるかもよ。
菅原卓郎)それがあったら美しいんですけどね。

4 week talking

4 week talking

<ライブについて>
山中さわお)卓郎君は最初に見に行ったライブって何?いつ頃?
菅原卓郎)僕はですね、なんとですね、高校二年生くらいのときなんですけどBUMP OF CHICKENを見たんですね。
山中さわお)おー、またこのジェネレーションギャップを感じるタイムですね。やっぱ子供のころとか少年時代の話をしちゃうと、すごいこの。
菅原卓郎)出だしに必ずあるこのジェネレーションタイムが。
山中さわお)俺の10個以上下みたいな後輩を子供の頃に見てるみたいな感じだもんね。BUMPはアルバムで言うとどれくらいの頃?
菅原卓郎)それはもう「天体観測」出してすぐとかで。
山中さわお)じゃあもう大人気だね。
菅原卓郎)そうですね、でも「ランプ」って曲があってそれを中村貴子さんのラジオで流していて、これはいいバンドだと思って聴いたのが最初だったんですけど。
山中さわお)なるほど。俺初めて見たのはね、佐野元春さん。高校一年の時に札幌厚生年金会館大ホール一番後ろっていうね。まぁでもチケット取れただけでもありがたい。まぁね佐野元春さんの本当に実在して、あそこにいるんだっていうことにもう大興奮したけどね。あの、先日ね、話逸れるけどさ、佐野元春さん35周年ライブに行ってきたんですよ。毎秒かっこよかった。本当にこれ、本当なんだって。もうね、指の先、つま先のシルエットからMCもね全部かっこよかった未だに。ずっと。俺が高校一年の時に見たら未だにもうかっこいいねもう。すごかったわ。初めて見たライブはBUMPだとして、これは衝撃を受けたぞみたいなライブってあるじゃない?それはいくつかあると思うんだけど、こうパッと浮かぶのは誰ですか?
菅原卓郎)忘れられないのは、パティ・スミスのライブで。
山中さわお)急にちょっとこっち側の俺の世代の感じになったね、パティ・スミス。
菅原卓郎)2013年くらいにアルバム出して、来日した時のツアーに見に行ったんですよ、あのSHIBUYA-AXに。そしたらもうすごくて。本当に。なんか、ロックンロールじゃないですか?この、曲は。でも俺がすごいビックリしたのが、「Beneath The Sothern Cross」っていう曲なんですけど、ちょっとずつちょっとずつ盛り上がっていって、で、いわゆる90年代以降に歪みペダルをガンってふんでズカーってそういう盛り上がりじゃないんだけど、最終的にそんなこう0が1になるみたいな盛り上がりじゃないくらい上り詰めてて空間が。でもう、会場中の拍手がワーって曲が終わった瞬間になる、そのなんかカタルシスっていうか、こんな盛り上がり方は体験したことがないっていう。
山中さわお)なるほど。俺はねシンディ・ローパー。あのシンディ・ローパーも中3とか高1くらいから好きなんだけどね、でライブ三,四回見たことあるんだけど、シンディ・ローパーってもう世界的大スターなのに、ものすごいこうファンキーで、なんだろう、スター気取りじゃないっていうか、何て言うのかな俺が今までこう感動するライブってのはだいたいロックバンドで、ロックンロール、ロックバンドとしての熱に感動することが多いんだけど、シンディ・ローパーは本当にヴォーカリストっていうか、本当にたった一人の人がマイクを持って、その熱唱具合でもう別に英詞とかわかんないのに涙が本当に出たっていうか。まぁあの「True Colors」っていう有名な曲あるじゃない?あれをこうねステージの端に、ちょこんと座って、片手を挙げながら歌い始めたんだけど、素晴らしかったね。本当圧倒された。
菅原卓郎)すごいですね。

<ライブアルバムについて>
山中さわお)まぁライブというと世の中にはさ、ライブアルバムってたくさんリリースされてるじゃないすか。あの俺ね、基本的にライブアルバムって苦手なんですよ。
菅原卓郎)そうなんですね。
山中さわお)あの、聴くのもあんまりそのスタジオよりもいい、あ、だからライブDVDは好きだよ。やっぱ映像とセットっていうかさ、だってライブ会場行ってずっと床見て聴くことってないじゃない?映像あってだから。ほとんど俺ライブアルバムを好きにならないのね。だから自分も出さないの。出したことある?
菅原卓郎)あります。俺たち結構。
山中さわお)でもそれは、なんかちょっとボーナストラックとかじゃなくて?
菅原卓郎)もうボーナストラック扱いっていうか、デビューした、メジャーで最初に出したCDの二曲目に30分くらいライブの音源が。そういうのを連発していて。
山中さわお)度胸あんなぁ、おい。
菅原卓郎)もう間違えまくってるんですけどね。
山中さわお)だってさ、そうじゃん?俺もね、ライブアルバム出すんだったら副音声で言い訳入れたいもん。今ここで山中さんはジャンプしております。なのでちょっとリズムが上がってますけど、それはパフォーマンスのせいなので、みたいな色々こう言い訳を入れないと、出さないからもう出せないよね。そんな人は。そんなロックバンド駄目でしょ。
菅原卓郎)そうですね。副音声が入ってくるってやばいですね。
山中さわお)えー、まぁこんなこと言ってますけども、あの卓郎君何か好きなライブアルバムってありますか?
菅原卓郎)はいはい。あのNIRVANAのアルバムで、ライブの。「From The Muddy Banks Of The Wishkah」っていうのがあって。
山中さわお)そうだ、それは確かにかっこいい。
菅原卓郎)中学生くらいの時に聴いたんですけど。
山中さわお)出た、中学生の時。俺はもう大人だった。
菅原卓郎)でももう、僕は気付いたらもうカート・コバーンは亡くなっていて、で96年くらいにでたのかな、このアルバム。友達が貸してくれて、でそれ、これを一番最初に聴いたんですよ、NIRVANAの音源で。だからその後に、まぁNevermindとか聴いたら、あれ何か遅い、とか。
山中さわお)なるほど、そっかそっか。
菅原卓郎)遅いしなんかちょっと、何だろうな。
山中さわお)テンションも坦々としてるしって感じちゃうよね。
菅原卓郎)やっぱりライブ音源がぶち切れてるんで。NIRVANAってこっちじゃないんだみたいな。でやっぱり「Smells Like Teen Spirit」はなんか、シングルがどうとか、めちゃくちゃヒットしてるとか知らないで聴いてるんですけど、その覚えたてのクラシックギターで、この曲かっこいい弾ける、みたいな感じでコピーした記憶がありますね。
山中さわお)あれはだって、基本は四つコードを覚えれば、コードっていうかパワーコードまぁ指二本でもいいですわ。指二本でもいいから四つあのね、移動をこうチェンジ出来れば、回していけば何とかなるからね。あ、そっか。俺はね、そのだからそのこのライブアルバム好きだなっていうのは無くて、無いんだけど、なんか選びたいのであのOasisがさ、ビートルズの「I am the walrus」をカバーしたバージョンが「Whatever」に入ってんだね。それはかっこいいんだよな。
菅原卓郎)かっこいいですね。
山中さわお)ただライブだからなのかな、無駄にエンディングが長い。もう、いやほんとにほぼ同じようなリピートで無駄に長いからこれはフェードアウトしてもいいんじゃねぇかと思ってんだけど。無駄に長い。
菅原卓郎)結構いってますね。
山中さわお)結構いってるね。これ音だけで楽しむっていうのがね。
菅原卓郎)映像見たいですよね。
山中さわお)映像見たいよね。ただ、そうちょっと俺は、ライブバージョンっていうよりは、その「I am the walrus」のカバーバージョンを、Oasisバージョンがあるっていうことに対しての愛着が一枚乗っかちゃってんだけど、実際これはいいんだよね。
菅原卓郎)いいですね。これはぼくも好きですね。

<バンドについて>
山中さわお)えーまぁなんやかんやで言いながらpillowsもう27年ライブやってるんですよ。恐ろしいでしょ?
菅原卓郎)素晴らしいです。恐ろしい。
山中さわお)恐ろしいよ。あのライブにさこだわりっていうかライブはこうだみたいなのってなんかある?なんか俺自分でね、こうなんだろうな、言われないと分かんないというか、27年もやってるからちょっとよくその、もしかしたら人から見たら面白いルーティンワークあったりとかしても分からない心底。あの、普通なんだろうライブやることが日常的になってしまってるので。
菅原卓郎)いや、あの去年2015年に半年くらいライブしなかったんですよ。頭の方で。そしたら、あの、曲ばっかり皆で作ってたんですよ。そしたらこう、ふとなんか歯とか磨いてる時に、シャカシャカシャカってしてる時にコイツは一体誰なんだっていう風になって。ライブを全くしないで、ステージ立たないでやってたら、早くライブがしたいっていう風になっていっちゃって、で、その半年ぶりに。一月、年末にライブしてからほんとに半年やんなくて六月に初めてライブしたんですけど、その時に、「あ、生き返った俺!」って思って、ワーって曲が始まったときの、お客さんの歓声と自分らのカウントが始まってドーンって行った時に、だからそのこだわりっていうのとちょっと違うんですけど、生きることの一部になりつつあるのかなっていう風には思いますね。さわおさんは自然のものに感じてるところだったり。
山中さわお)そうだね、なんかあの、どうしてもさ、やはりその完成した映画を上映してるわけではないからさ、その場にいるお客さんとその日だけの空気で目に見えないキャッチボールをこう続けてるわけじゃない?だからまさかのさ、9mmのライブで、ワンマンでだよ?皆が棒立ちでしらーっと見てて、終わったらパラパラパラパラ拍手するっていうなんかそのドッキリがあったとするじゃない?例えば。そしたらさ、絶対にその、何て言うの、通常のような感情にはならないじゃない?どうやったって。
菅原卓郎)ならないですね、きっと。
山中さわお)だって映画じゃないからさ、やはりその人間と人間でね、こうその場を作ってるものだからね。だからあの濃密な時間っていうか、やはり日常生活で歯を磨いてるときには味わえない、自分っていうもの、自分はこういう人間なんだって一番自信のあるところを放り投げて、それをちゃんと愛情をもって、受け止めたり、返してくれたりするっていうあれが、ちょっとした中毒性があるよね、今となればねもうね。
菅原卓郎)そうですね。
山中さわお)なんかやっぱりロックンロールはやっぱり感情のキャッチボールだと思うから。
菅原卓郎)そのなんかせめぎ合いっていうか、ちょっと何だろう、綱渡りしててこっちに落っこちそうになったっていうのがロックバンドのライブ見てて、なんかグッとくるし、ちょっと色気があるっていうか、セクシーなものなんじゃないかなと
山中さわお)面白い、その表現。あれだよね、コンクリートの1mの橋をさ、余裕で歩いてるのとは違うってことだよね?
菅原卓郎)違いますね。
山中さわお)それは面白くないもんね。歩いているなんて思わないもんね。綱渡りは面白いね。面白い。あの、どうなんですか?ちなみに9mmのバンドのメンバーのこう何て言うのかな?イニシアティブというか自分たちのバランスはどうなの?なんかpillowsはさ、完全さわお独裁者の元にあのおじさんたちが疲労困憊してる状態だけど。どうなの、9mmは?
菅原卓郎)いや、まぁサウンドはやっぱりその滝がかなりおっきいんですけど、ライブのリハをこう進行してるのは俺ですね。
山中さわお)あ、そっか。そうなんだね。
菅原卓郎)何て言うかその、皆わりと待ってるというか、なんか誰かが何かを言い出すのを待つっていう感じの人たちで
山中さわお)年齢ってどうなんだっけ?
菅原卓郎)年齢は俺と滝が一緒で、和彦が一個下で、かみじょう君は先輩なんですけど、だからそれをちょっと考えたんですけど、何故なんだろうなと思ったら、俺が長男なんだからじゃないか?っていう
山中さわお)なるほど。
菅原卓郎)他の皆は、まぁ滝は滝なんで例外とするとして、かみじょう君も和彦もお姉ちゃんがいるんですよね。で、次男なんですよね。で、二人ともお姉ちゃんにすごいなついてるっていうか、お姉ちゃんから色々音楽とかすっげぇ教えてもらって今もすごく仲いいから、これは兄弟いるかいないかっていうことなんじゃないかっていう。他は皆一緒というか。
山中さわお)お姉ちゃんと弟っていうのがね、駄目なんだと思うよ。俺は三男だけど、兄貴、兄貴、俺だからね。駄目じゃないと思うんだよ。
菅原卓郎)生存競争がね、そこにはあるんですよね。俺は男、男の長男なんですよ。
山中さわお)まぁでもそういうのってさちょっとほんとに5,6歳の子ども集めて、長男の傾向、真ん中っ子の傾向とか末っ子の傾向とか色んな実験した番組見たことあって、もうほんとにわかりやすく違うのね。これを聴いてる人ごめんなさいね、一人っ子最悪だよ。子供時代は。そっから世の中の厳しい波にもまれてまともな人間になるんでしょう。だけど子供の時にね、実験行った時のね、一人っ子はまぁすごい。
菅原卓郎)すごいですか?王様ですか?
山中さわお)まぁもう王様がすごいほんとにわかりやすく。こんなにわかりやすいんだって。話逸れたわ。
菅原卓郎)完全にそれてますけど。
山中さわお)じゃあここで一曲、9mmのニューアルバム、「Waltz on Life Line」から聴いてもらいましょうよ。まぁこのアルバムの中でこれが肝だなっていうか、重要と思われる曲を、無理矢理選ぶとしてどれですか?
菅原卓郎)えー、「スタンドバイミー」って曲があって、カバーではないんですけど。
山中さわお)それが肝だったらすごいね、ここにきて。
菅原卓郎)すごいですね。Oasisのカバーでもないんですけど。あの、聴いてもらったら分かるんですけど、あんまり9mmにないタイプの曲で、あのクリーントーンな主体で。で、これアルバムの15曲入ってるうちの14曲目に入ってて、で、僕はここでアルバムがいったん終わりっていうか、これがエンディングで15曲目はボーナストラックっていうか、映画のエンドロール流れてる時に最後に一曲流れてます、もう最後の一曲の方が激しいんですけど、でも扱いとしてはそんな気分なんですよね。
山中さわお)それ大好物ですよ。そのパターン大好物。
菅原卓郎)でなんか歌詞もすごいシンプルな言葉だけで出来て、なんか曲の世界にただこう寄り添うものを書こうってだけじゃなくて、なんかこういう気持ちを感じたことがあるっていうのをそのまま書いたことって無いなって思って、そこがちょっと新しいかなって思うんですよね。

on air楽曲

テーマ「ライブについて 」
☆True Colors / シンディ・ローパー(山中さわおセレクト)
菅原卓郎)砕けた人だったんですね。
山中さわお)サマソニで、あれシンディ・ローパーを見て、そのステージでシンディ・ローパーの後にアース・ウィンド・アンド・ファイアーかなんか出ててそれ俺見てたら、さっきまで出てたシンディ・ローパーが客から丸見えのその関係者スペースにいて、もうノリノリなの。でもうほんとに普通の一般の客から2mくらい、柵があるけど2mくらいのところでもうアース・ウィンド・アンド・ファイアー見ながらノリノリで、いやぁ、こう在りたいなと思ったよ。本当にもう。
菅原卓郎)それもう皆分かってるんじゃないですか?
山中さわお)そうそう。
菅原卓郎)シンディ・ローパーいるよって。
山中さわお)だから、もう無邪気だった。もうだって六十いくつでしょ?
菅原卓郎)すごいなぁ。
山中さわお)すごいなと思った。
菅原卓郎)もう私のあとにアースなんて最高って感じだったんでしょうね。
山中さわお)そうだね、自然の、別にこう、ライブハウスに出始めた時の気持ちと多分変わんない雰囲気だったな。
菅原卓郎)見てくるわって感じの。
☆Beneath The Southern Cross / パティ・スミス(菅原卓郎セレクト)
菅原卓郎)人間力がやっぱりすごかったですね。ちょっと休憩みたいにバンドだけでロックンロールメドレーみたいのやったりして、でそのあとからパーンってまた帰ってくるんですけど、なんかもう本当にエネルギーの塊みたいな。
山中さわお)確かにこれライブで聴いてみたいね、その圧倒的な感じのね、パティ・スミス。
菅原卓郎)やっぱりこれは体験したことなかったなっていう感じでしたね。
テーマ「ライブアルバムについて」
☆I am the walrus(live version.) / Oasis(山中さわおセレクト)
山中さわお)なんかジョン・レノンの曲をリアムが歌うって他の曲でも似合うと思うんだけど、俺ねこれほんとにハマりがいいと思ってるし、あとそんなに俺ジョンの曲で、ビートルズの中で「I am the walrus」そんなに好きな方じゃなかったのに、ちょっと本家よりこっちが好きくらいになったの、この雰囲気で。
菅原卓郎)これは俺もそうっすね。
山中さわお)そうだよね。そうとうかっこいいけど、ただこのさ、エンディングさもうこれ会場にいたら何か起きてるんでしょう、会場にいたらね。まぁもしかしたらリアムがタンバリン持って前の方に行ったりしてるのかもしれないね。でもライブ音源だとさ、無駄に長いんだもん。無駄に長い、ほんと。
菅原卓郎)うろうろしてんのかなーって、思いをはせるだけになっちゃう。
☆Lithium(live version.) / NIRVANA(菅原卓郎セレクト)
山中さわお)カート・コバーンってああいうワイルドなキャラだけど、歌上手いよね。
菅原卓郎)上手いですよね。すごく上手い。
山中さわお)そうなんだよね。歌上手いから全然いけちゃうんだよね。
菅原卓郎)なんかギターは多分もともとそんなに上手くないのと、きっと照れ隠しで上手く弾かないじゃないですか?けどあのアコースティックのUNPLUUGGEDのライブとかも歌すげぇいいっす。
山中さわお)すごいね。
菅原卓郎)ひたすら照れ隠しの人なんだなっていう。
山中さわお)いやぁだから、生きづらい人だったんだろうね。
テーマ「バンドについて」
☆スタンドバイミー / 9mm Parabellum Bullet(菅原卓郎セレクト)
山中さわお)ここだけで聴いたらもう9mmじゃないね。すげえ大人っぽい。
菅原卓郎)ポップスですよね。
山中さわお)こんな感じって完全初めて?
菅原卓郎)完全初めてじゃないですか。
山中さわお)え、じゃあちょっとこれファンはザワザワするの?
菅原卓郎)おーってなるかもしれないですね。完全にこういう曲っていうのは無いから。でも。
山中さわお)アルバム全体像としては変わらぬガツーンとした感じじゃない?だけど、おっ、てなるね。
菅原卓郎)なると思います多分。でもこれ、デモの時から歌詞とかできる前からこれすごくいい曲なんじゃないって、絶対アルバムに入れたいって思ってたんですよね。
山中さわお)これは新鮮なんじゃない?これは、ちょっと、いい曲だし。
菅原卓郎)これはそのザワッとするかっていうね。
山中さわお)ちょっとこれここだけでリード曲で出たらちょっと9mmファンはザワッとするよね。
菅原卓郎)ね、いきなりこれが出たら。でもその気持ち的には、もうこれたくさんの人に聴かせたいって思って、絶対通らないけど、シングル何にするってなった時にこれがいいって一応言ったんですね。
山中さわお)いや、それ度胸いるよね。ザワッとするよ、それは。
菅原卓郎)通らなかったですけどね。
山中さわお)アルバム全体像としては全然今までのハードな感じだけどこういうのが入ってくるんだね。
菅原卓郎)そうです。
山中さわお)いやぁ、いい曲だよ。
菅原卓郎)えっと9mmについて話をしたんですけどもpillowsでも、さっきバンド内バランスは山中独裁政権だっていう話を。
山中さわお)うーん、そうだな。ただまあ27年間もあるので、最初の頃は全く逆で、初代ベーシスト上田ケンジいて四人組で、で最初はその上田さんがリーダーで、当時俺が二十歳でメンバーが26、25、24(歳)みたいな感じだったのかな。
菅原卓郎)二十歳のときの26とか相当な兄貴ですよね。
山中さわお)そうなんだよね。だから最初はね、全くそうじゃなくて、ちっちゃいコミュニティで、リーダーじゃなきゃ活きないタイプって、その俺を活かすにはリーダーにしないと駄目なんだけど。最初それが上手くできずに周りも俺の扱い方が下手だったし、俺自身も主張がちょっと足りなすぎたし。で、まぁ難しかったんだけど途中からだんだんこの顔ぶれでやるルールとかが出来上がってきて。だからまぁ、そうだな、単純にドラムのシンイチロウは痛風だし、お酒飲みすぎだけどもドラム上手いし、ドラムっていうものの、曲を聴いたときのファーストアクションがギターの真鍋もそうだけど、すごい早いし、俺の頭で鳴ってるものをすぐプレイする人なので。そこはそうだね、結構最初からしっくり来てんのかなぁ。あとは、とにかく俺は、まぁメンバーの陰口言うの大好きなんだよ。なんだけど、なんとなくその俺がいない場とかで色んな人をつたっても、やっぱシンイチロウ君とか真鍋君が、なんか俺の陰口を言ってたって聞いたことが27年間一回もないんだよね。それはすごいなっていうか。なんかだからまぁ俺は多分元々扱いづらい人間で、偏屈な男だったけども、まぁ一応真面目で一生懸命努力もしてて、で、仕事量でいうと皆より、二人の千倍くらい働いてるから、だからそういうことに対してのまぁ、リスペクトも口にはしないけど、あるのかなと思って。こんな俺と付き合っていけるのはこの二人なんだなっていうのは思ってるかな。
菅原卓郎)なるほど。いやぁ、素敵ですね。
山中さわお)まぁな、素敵なのかな。
菅原卓郎)何て言うか、バンドとかレコーディングしてくれるエンジニアさんもそうなんですけど、なんかメンバー(人間)も楽器みたいな風におもったりしません?その人間まで、エンジニアの人も楽器っていうか。いつもある機材みたいな。自分の楽器みたいに感じる時にはって。
山中さわお)あ、それはあの必要不可欠みたいな
菅原卓郎)そういう意味で。この人が楽器なんだっていうか。なんか自分が弾けない、ギターじゃ弾けない下のベースのとこを、なんか同時に弾いてるっていうか、ちょっと上手く言えてるか分かんないんですけど。そういう風に受け止めてくようになるのかなって、何というか今話を聞いていて思いました。
山中さわお)そうだね、もう長いからね。うん、27年、27年嫌だよもう。まぁまぁでもね、もっと長い先輩もいますから。まあ頑張りますけど。
☆カッコーの巣の下で / the pillows(山中さわおセレクト)
菅原卓郎)じゃあラストナンバーをthe pillowsのニューアルバム「STROLL AND ROLL」から一曲聴かせてください。
山中さわお)はい、えーとね、「カッコーの巣の下で」という曲を聴いてもらおうと思います。あの、さっきほら9mmのスタンドバイミー聴いたけど、そういう新しいことみたいなのは、だいぶ前からpillowsはやってなくて、まぁ正直必要ないと思ってるの。うん、もうあとなんかロックンロールはずっと同じことをやるっていう曲もあるから、新しいことはもう要らないと思ってたんだけどカッコーの巣の下でも新しいことをやろうと思ってたわけでもないんだけども、今回アルバムに5人のベーシストにプレイしてもらって、このカッコーはGLAYのJIRO君がやってもらってね、でそのJIRO君がね、ほんとに思いもよらないベースを弾いて、うんその何て言うか、pillowsってバンドはサウンドは当然ギターが主役なんだけど、そこにこうもう一人主役というかダブル主演と言ってもいいような計算されたいいベースラインを弾いたことによって、ちょっと今までにないものになったんだよね。で、今まではほらゲストでは無くてサポートミュージシャンだったから意外なものがきても受け入れるまでに時間をかけないというかすぐ違うよ、そうじゃないよってやってきたのが、あの今回ゲストだからどの曲も受け入れて一回持ち帰って頭が整理して、かみ砕いて、これこんな面白いベースだったんだ、すごい計算されてんだって気付いて、だからサウンドでいうとまぁ今までにないものになったかな。

やっぱり音楽をこう選ぶときに申し合わせたわけじゃないんだけど、なんだか共通してるものがたくさんあって、ちょっとリレーしてる感じに聞こえたりとか、やっぱ共通してる音楽が好きなんだってところが感じられて楽しいというか、嬉しかったですね。で、やっぱりあのpillowsを聴いて影響を受けてるんだな、俺はっていうのは、好きなものはOasisが好きだとか、このバンドが好きだとかは、pillowsの中にあってそれが利いてたのかもしれないなっていう風に思ってそれも発見でしたね。で、またこういう風に話すことがあったら面白いと思うんで、でもすぐにやったら勿体無いんで、四、五年くらいおいてですね。何か色々仕入れてからやりたいですね、また。楽しかったです。



いやぁ、四週にわたってね、すげぇ楽しかったわ。もうほんとに。卓郎君とは何度も会ってるんだけども、こんなに深く音楽とかバンドについて話したことがなかったから単純に興味深かったし、何て言うか、pillowsと9mmでは、アウトプットというか鳴ってるサウンドが結構距離があるのに元々そのインプットというか取り入れた音楽はかなり共通項があるんだなっていうのが興味深かったかな。あとは、話が上手いなっていうか、卓郎君非常にわかりやすい。例え話も上手いし、こんなに説明が、表現が器用な上手な人だったんだなって改めて知りました。とてもいい時間でした。ありがとうございました。