LIVE REPORT[過去のライブレポート]

LIVE REPORT [過去のライブレポート]

2015/08/03(月)@Music Club JANUS

  • 出演アーティスト:カラスは真っ白/ドラマチックアラスカ/プププランド
  • 取材・文:奥“ボウイ”昌史(ぴあ関西版WEB)
  • 撮影:田浦ボン

世はフェスシーズンに突入し、夏真っ盛りで当日を迎えた今年の『GLICO LIVE“NEXT”』シーズン2は、夏休みを目いっぱい楽しむ学生らしき若いオーディエンスも多数見受けられ、そんな客層にピッタリのドラマチックアラスカ、プププランド、カラスは真っ白と、イキのいいアクトが揃い踏み。オープニングでFM802DJ飯室大吾から告げられた、この日の大阪市内の気温は36℃!“人肌”ならぬ“熱気”に満ち溢れたムードの中、今宵も『GLICO LIVE“NEXT”』が開幕です!!

プププランド

吉田拓郎の『結婚しようよ』のSEをバックに登場したトップバッターは、関西のシーンから全国へとその名を知らしめつつある、昇り調子のプププランド!フォーキーなギターのストロークとマーチのようなビートが軽やかに誘うのは『メトロ』。続く『BABY』といい、西村(vo&g)のしなやかな歌声は、観る度に強さと覚悟と浸透率を増して響く成長のスピードで、フロアをしっかりとロックオン。その楽曲の物語の中にいつの間にか引きずり込まれていく。

「新曲を聴いてください!」と奏でた『いつでも夢を』は、巷のロックフェスにフォーカスした機能的なビートチューンとは異なるアプローチで、しっかりと歌とメロディを聴かせる珠玉のミドルナンバー。「初めて見る人もいると思うんですけど、僕らはこんな感じです」というMCが象徴するように、楽曲にもメンバー間のやりとりにも、終始グッドヴァイブな空気が漂う。MCでは、コンテストの賞品としてもらったグリコのお菓子1年分で生き長らえていることを吐露(笑)。グリコを「命の恩人」と語り場を和ませる。

そんなムードのまま突入した『ミスタームーンライト』では、「ミラーボールというお月様、出してもらっていいですか?」とフロアをロマンティックなナンバーで満たし、『ダンス・ダンス・ダンス』を披露する頃には、オーディエンスも心地よく肩を揺らす。ラストは、ドライヴィンなロックンロールナンバー『ヘイガール、涙を拭いて』で大団円! 「Make Some Noise!」と観る者と己をたきつけ、洋邦のルーツを感じさせながら2010年代の音を高らかに鳴らす、リラクシンでグッドミュージックな新星。その可能性を明示した、プププランドのステージだった。

カラスは真っ白

ジェームス・ブラウンの『セックスマシーン』のライブテイクという絶妙なチョイスのSEをブチ破るように始まったのは、2番手のカラスは真っ白。冒頭からコケティッシュなヤギヌマ(vo&g)のボーカルと楽器隊のキレキレの演奏で、『the xxx』『HIMITSUスパーク』と畳み掛けていく。オチ・ザ・ファンク(b)のバッキバキのベースソロからなだれ込んだ『9番目の「?」』でもブレイクと転調を繰り返し、ディスコ&グリコ&ビスコな(笑)コール&レスポンスでフロアを翻弄する。

続く『正義とアクチュエータ』でひとときクールダウンしたかと思えば、再び「最初に言っておきます、『あったかいんだからぁ』にソックリです」(g・シミズ)という『革命前夜』では(笑)、弾きまくりのギターソロから一転ギターを置いてのダンス指導など、常に全力でオーディエンスを楽しませようという、もてなしの姿勢も微笑ましい。

ラストは『fake!fake!』で、会場に何本もの拳が突き上がる絶景を見せてライブは終了。めくるめく怒涛の展開でジェットコースターのように加速していく、あっという間の30分間を駆け抜けた、カラスは真っ白。9月2日(水)リリースの新作『ヒアリズム』への期待を十分に昂ぶらせたステージだった。

ドラマチックアラスカ

そして、メンバー1人1人がステージに現れる度、会場からの大歓声で迎えられたのはこの日の大トリ、ドラマチックアラスカ! しょっぱなからオリエンタルなフレイバー漂うギターがフックアップする、文字通り“ドラマチック”な『世界の始まり』で会場を瞬時にホットにした後は、「あんまりやったことのない新しい曲をやります!」と、7月にリリースされたばかりのミニアルバム『アンカレッジ・シティー・ポップ』から、シンガロングな『ともだちのうた』を披露。そして彼らの初期のアンセム『リダイヤル』と、今なぜドラマチックアラスカがオーディエンスに支持されるかを、徹底的に楽曲で見せ付けていく。

関西のバンドながら意外にもJANUS初出演という彼らのライブを観に駆けつけた、仲間のバンドも会場にはちらほら。MCでは花火やセミの声など夏らしいSEを随所で鳴らす小技を見せつつ(笑)、「次に関西でみんなに会えるのは『RUSH BALL 2015』かな。そこへのラストスパート!」と後半戦は、『星になる』を。フロアを巻き込んだサビの大合唱もバッチリ決めて、「まだステージを終わりたくない!」と想いの丈を絶唱しつつ、エモーショナルな『無理無理無理』で怒涛のエンディングへ――!

通常ならここでシメのトークへ…というところが、鳴り止まぬ拍手に応えて異例のアンコールも実現! トドメの切なきポップソング『東京ワンダー』で巻き起こったクラップといい、関西発のネクストブレイク最右翼に自らがいることを証明するかのようなドラマチックアラスカのステージで、今宵の『GLICO LIVE“NEXT”』は幕を閉じた。

STAFF COMMENT

イベントの最後はFM802DJ飯室大吾が再び登場し、恒例のグリコの豪華お菓子の詰め合わせ=グリコボックスの抽選会へ! 次回9月17日(木)の詳細もアナウンスされ、Awesome City Club、シナリオアート、LAMP IN TERRENとソールドアウトも見越した強力なラインナップも発表された。
ライブ当日までは『RADIO∞INFINITY』(24:00〜27:00)をこまめにチェックして、9月17日(木)は心斎橋JANUSに集合!