LIVE REPORT[過去のライブレポート]

LIVE REPORT [過去のライブレポート]

2026/06/17(水)@心斎橋JANUS

  • 出演アーティスト:Dannie May/berry meet/PompadollS
  • 取材・文:奥“ボウイ”昌史
  • 撮影:田浦ボン

『GLICO LIVE “NEXT”』は、「日常の中に音楽があるように、Glicoも“おいしさ”でみんなの毎日に寄り添いたい。」そんな想いをもった「江崎グリコ」サポートの下、大阪のラジオ局・FM802が、関西のイベントプロモーターであるGREENSと清水音泉と共に、新しい音楽との出会いをお届けするライブイベント。“関西から新たな才能を応援!”をコンセプトに、関西のライブハウスで開催され続けてきた歴史ある同イベントの今年の初回公演には、Dannie May、berry meet、PompadollSという注目の3組が出演し、チケットは見事ソールドアウトに!満員のフロアを前に、ナビゲーターのFM802DJハタノユウスケも「たくさんの方に来ていただきましてありがとうございます!」と高揚感たっぷりに感謝を述べ、記念すべき2026年第一夜がスタートした。

berry meet

大歓声で迎えられたトッパーのberry meetは、「大阪よろしく~!」とたく(Vo,Gt)が開口一番、「結婚式には呼ばないで」から幕開け。印象的なタイトルはまさにキラーワードで、一度聴いたら忘れられないインパクト。続く「図星」でも、みずみずしさと親しみやすさ満載のポップソングをかき鳴らしていく。

MCでは、「アガったね~!すごい歓声だったもんね。歴史あるイベントに呼んでいただいてありがとうございます!今日は楽屋にたくさんのビスコがあったんですよ。恥ずかしながら発酵バター味を知らなかったんですけど、さっき食べて感動しました」と語るたく。しかも、好きな写真を使ってオリジナルのビスコが作ることができるサービス「スマイルビスコ」を駆使し、ベリミ特別パッケージまで用意されていたというおもてなしに、メンバー3人も興奮冷めやらぬ様子。そんな中、「僕らは久々の大阪ライブで気合が入っているので、新曲を持ってきました!」(たく、以下同)と始まった「君の中に入っちゃいたい」では自ずとクラップが発生するなど、ベリミの人柄も音楽も、見る者の胸の内にすっと入り込む人懐っこさがハンパない。

バンドの存在を知らしめるきっかけとなった代表曲「あのさ」では、先ほどの喧騒から一転、何とも切ないメロディをいこたん(Dr,Cho)のかれんなコーラスともどもじっくり届けていく。クライマックスは、たなかり(Ba)のスラップもスパイスとなった軽快な「片想いトリップ」、「最後は一緒に歌って終わりたいんですけど、皆さん声出せますか!?まだまだじゃんって言おうと思ったんだけどやるな(笑)」と「溺愛」へ。コール&レスポンスもバッチリ決めて、初っぱなからハッピー極まりない楽曲群で会場を温めたberry meetだった。

PompadollS

青木廉太郎(Gt)のギターと但馬馨(Key)の鍵盤がスリリングにせめぎ合う「Vanished Vanity」で、いきなり拳が突き上がる熱狂を心斎橋JANUSに生み出したのは、“正統進化型・邦楽ロックバンド”こと PompadollSだ。ヒリヒリするような緊張感と疾走感を抱えたまま、「ホワイトジャーニー」でも一心不乱に駆け抜けていく!「今日はDannie Mayとberry meetとのスリーマンということですけど、実は2組とも大阪で出会ったバンドなので、今日は伸び伸びやらせてもらいます。みんなビスコもらった? 砕けないように手を叩いて(笑)」とギターを置いた五十嵐五十(Vo,Gt)が呼び掛けた「ラブソング」でも、客席からワンマンライブばりのボリュームでシンガロングが沸き立つ盛況ぶり。

「どんなバンドも久しぶり会うと状況やライブの雰囲気が変わっていたりして。でもそれって、バンドが歩みを止めなかった証だなと思ってうれしくなるんです。いろんな事情やしがらみはありますけど、私たちがこのステージに立っちゃえば、そこからはあなたたちとバンドだけの時間で、誰にも邪魔されることはないので。今日もぜひこの時間を独り占めして、味わって、帰ってください」

そう五十嵐がいざなったのは、5カ月連続リリースの第1弾として6月9日にリリースされたばかりの「ヒグレチガイ」。ライブ映えするダークでエモーショナルな新曲で盛り上げ、シアトリカルな旋律が縦横無尽に巡る「悪食」でも、どっぷりとPompadollSの世界へ引きずり込んでいく。「赤ずきんはエンドロールの夢を見るか?」では、青木と但馬の壮絶ソロバトルでも存分に魅せ、トドメは切れ味抜群の「スポットライト・ジャンキー」へ!終始これぞライブな躍動感と熱量で、PompadollSが『GLICO LIVE “NEXT”』に鮮烈な爪痕を残した。

Dannie May

大トリのDannie Mayは、「歌って、踊って、騒いでいこうぜ、『GLICO LIVE “NEXT”』いけるか~!?」とYuno(Vo, Kantoku)が叫べば、「大阪の本気、見せてくれ!」と田中タリラ(Vo,Key)が追随。1曲目の「玄ノ歌」から見せ場が次々と移り変わるトリプルボーカルならではのパフォーマンスで、「ぐーぐーぐー」でも「いい顔してるねお前ら、最高だぜ~!」とマサ(Vo,Gt)がほほ笑むのも納得の景色を瞬く間に作り上げてしまう。berry meet、PompadollSから受け取ったバトンをぶん回す独壇場で、ブチ上げ「ネガティヴジャンキー」でもお祭り騒ぎは終わらない。

「熱いね『GLICO LIVE “NEXT”』、今まで楽しかった? でも、それを全部忘れさせるぐらい俺らが盛り上げるんで」(マサ)、「さっきビスコをもらったんだけど、いろんな味があるんだね」(Yuno)、「乳酸菌が生きて腸まで届くらしいよ」(田中)、「しかも、俺らのオリジナルビスコを作ってくれたんだよね!誰かにあげちゃおっかな」(マサ、以下同)とトークラリーも絶好調。その後も、「俺らもちょっとメロウなところを見せていこうかな」と有言実行のダンスビートで聴かせた「傲慢」や、ゴージャスなサウンドで揺らした「色欲」、理屈抜きにとことん楽しい「アストロビート」と畳み掛けていくライブ巧者ぶりはさすがだ。

「最近「未完成婚姻論」って楽曲のおかげで、見に来てくれる人がとっても多くなったんです。でもね、他にもめっちゃいい曲があるのよ。だから、その曲を入口にしてこうやって遊びに来てくれる人を大事にしたい!今日は皆さん来てくれて本当にありがとうございました!」と、最後は「未完成婚姻論」へ!SNSで急速に拡散され日本のみならず韓国をも席巻したアンセムで、過去最高のDannie Mayを『GLICO LIVE “NEXT”』に刻み付けた。

STAFF COMMENT

ライブ後は、恒例のグリコのお菓子の豪華詰め合わせ「セレクション・ザ・グリコ」が当たる抽選会&記念撮影を実施。なお、この日のライブの模様は、6月18日24:00~『RADIO∞INFINITY』内でオンエア(radiko「タイムフリー」機能で1週間後まで無料聴取可)。そして次回の『GLICO LIVE “NEXT”』は、a flood of circle、171、時速36kmを迎え、7月31日(金)心斎橋JANUSで開催へ。またもチケットはソールドアウトと、今年の『GLICO LIVE “NEXT”』の勢いは誰にも止められない!