![LIVE REPORT [過去のライブレポート]](images/index/lr_r_title.png)
『GLICO LIVE “NEXT”』は、「日常の中に音楽があるように、Glicoも“おいしさ”でみんなの毎日に寄り添いたい。」そんな想いをもった「江崎グリコ」サポートの下、大阪のラジオ局・FM802が、関西のイベントプロモーターであるGREENSと清水音泉と共に、新しい音楽との出会いをお届けするライブイベント。“関西から新たな才能を応援!“をコンセプトに掲げた歴史ある同ライブイベントの今年2回目の公演には、a flood of circle、171(イナイチ)、時速36kmの3組が出演。前回に引き続き見事ソールドアウトとなった満員のフロアを前に、ナビゲーターのFM802DJハタノユウスケも思わずハイテンション!ひときわロックンロールな一夜がついに幕を開けた。

すさまじいフィードバックノイズと閃光の中で、「本日は『GLICO LIVE “NEXT”』にお集まりいただきありがとうございます。トップバッターを務めさせていただきます!」と田村晴信(Vo,Gt)が絶叫。場内の温度を一気に引き上げたのは、京都・大阪・兵庫を貫く国道171号を拠点に活動する新時代のロックバンド、171だ。1曲目の「GO GO リトルカブ」から、ひずんだ爆音を一心不乱にかき鳴らすド迫力で、続く「SUPERSONIC」でも荒々しいグランジサウンドにカナ(Vo,Ba)のあどけない歌声を乗せたかと思えば、間髪入れずにモリモリ(Dr)の強烈なビートが「インターセクション」へいざなうなど、浴びれば自ずと体が動き出す轟音とスクリーミングの応酬で見る者を圧倒していく。
田村は「僕はハタノさんの番組『RADIO∞INFINITY』(木曜24:00~)で、一カ月コーナーをやらせてもらったことがありまして。あの時期はめちゃくちゃイキり散らかしてました(笑)」とMCでも場を沸かせ、a flood of circleや時速36kmとの関係性も流ちょうに語るトークスキルを発揮。続けて、「今日は私たちが3組で唯一、関西がホームのバンドということで、カッコいいライブをお見せできればいいなと思ってます!」と促し、ヘヴィでポップでデストロイな「グレモンハンドル」でまたも熱狂の渦へ!
その後も哀愁漂う「快速急行」をずしりと響かせ、「俺の見たピストルズはスマホの中」はフルスロットルで駆け抜ける重低音がとにかく気持ちいい。日々の憂鬱も鬱憤も燃やし尽くすようなライブのエナジーには、頼もしい未来を感じる。
ラストは最新EP『音楽 青春 LOVE』から「音楽やろうよ!」を。理屈抜きで細胞が奮い立つ全7曲で、『GLICO LIVE “NEXT”』に衝撃を与えた171から目が離せない!

「誰かピック持ってない?」とサウンドチェック中に観客から拝借した佐々木亮介(Vo,Gt)が「I’M FREE」を歌い出せば、続々とステージへ現れた渡邊一丘(Dr)、HISAYO(Ba)、アオキテツ(Gt)の奏でる音像が追随していく、何ともクールなオープニング。『GLICO LIVE “NEXT”』の前身イベント『GSGP PROJECT』(2010年7月出演)より16年ぶりの帰還となったa flood of circleは、今年5月に結成20周年にして初の日本武道館公演を実施。今や無双状態の仕上がりで、「グリコ最高!」(佐々木、以下同)という咆哮とともに「The Beautiful Monkeys」へ突入する。それに呼応するオーディエンスが見る見るうちにぶち上がっていく光景は圧巻で、「ミッドナイト・クローラー」でも突き上がる拳と湧き上がる歓声がJANUSを完全包囲。ものの3曲でこの熱気、いつ爆発してもおかしくないスリルとボルテージがたまらない。
話題の漫画『ふつうの軽音部』の作中で起用され、リリースから12年後の2024年に突如バズった「理由なき反抗(The Rebel Age)」では、佐々木がハンドマイクで客席を練り歩き、後に出番を控える時速36kmの仲川慎之介(Vo,Gt)の頭をポンとなでるほほ笑ましい一幕も。キャリアを重ねながらいつだって最強の起爆剤であり続けるフラッドここにあり!
「マジで思うんですけど、こんなことに会社のお金を使おうと思うなんて筋金入りにカッコいいでしょグリコ!」という佐々木の粋な一声から始まった後半戦は、真夏の『GLICO LIVE “NEXT”』にささげた「花火を見に行こう」、灼熱のライブ鉄板「シーガル」を経由し、新曲の「ロックンロール」へ。たったスリーコードのリフレインが、未完成のままそれでも進むと決めた言葉の力が、全身をゆっくりと突き抜けていく。この曲を聴く前と聴いた後で1ミリでも心が、人生が動いたなら、フラッドが叫び続けた20年も無駄じゃない。
「2027年は大阪を攻めますんで。それが言葉だけじゃないってことを、ちょっとずつお見せします。元気でね」。思うだけでなく言葉で、言葉だけでなく行動で。フラッドからの問い掛け=音楽に、あなたはどう答える?

仲川が歌い上げた「ハロー」の一節から、空気がガラリと変わる。神々しさすら感じるボーカルの引力でいきなり魅了した時速36kmは、サポートにPK shampooの福島カイト(Gt)とニシオカケンタロウ(Ba)を招いた特別編成で、仲川と福島のギターの掛け合いがシビれた「動物的な暮らし」も、ド頭の雄たけびからロックバンドの魅力が全開。早々に大音量のシンガロングが巻き起こる盛り上がりで、リスペクトするa flood of circleの余韻をもろともせず、「銀河鉄道の夜明け」でも大トリとして堂々たるパフォーマンスを見せつける。
「今日のライブを日常のどこかに置いてもらえたら……何かしら生活に混じることができたらと思っています」(仲川、以下同)
エモーショナルなミドルナンバー「素晴らしい日々」をじっくりと聴かせた後は、メジャー1stアルバム『目を閉じても残る赤』の収録曲「七月七日通り」で再び加速!最後は「“また明日”と言って別れるのが好きなんです。“また明日”が達成されることはそんなにないですけど、この約束を作ることで、うそでもいいから走ることができる気がする。だからあえて言います、またどこかで会いましょう」と、人気アニメ『ONE PIECE』エルバフ編のエンディング主題歌「その未来」で怒濤のフィナーレへ!
アンコールでは、「乳脂肪分が3.6%以上の牛乳にビスコを浸して食うとめっちゃうまい」という仲川からのオススメ情報を添え(笑)、「夢を見ている」を披露。まごうことなきアンセムが生み出した大合唱が、『GLICO LIVE “NEXT”』の美しき幕引きを担った。
ライブ後は、恒例のグリコのお菓子の豪華詰め合わせ「セレクション・ザ・グリコ」が当たる抽選会&記念撮影を実施。なお、この日のライブの模様は、8月6日24:00~『RADIO∞INFINITY』内でオンエア(※radiko「タイムフリー30」機能で1カ月後まで聴取可)。そして、次回の『GLICO LIVE “NEXT”』は、バチカン市国に愛されたい、Lavt、Laughing Hickを迎え、9月18日(金)心斎橋JANUSにて開催へ。