デイヴ・グロール×Chillin' Sunday オンラインインタビュー-Part1-
[5.17 mon]

番組内ではデイヴインタビューの訳は時間の都合上簡単にお伝えしましたが、番組ブログで訳の全てをアップしますので、ぜひお楽しみください。

《デイヴ・グロール×Chillin' Sunday オンラインインタビュー-Part1-》

Q:Foo Fightersの日本酒、飲みました?

もちろん!これが面白い話でね、Foo Fightersの日本酒を作りたいんだけど・・・って話をもらって、日本酒大好きだし、もちろんいいよ!って答えたら、「どの味がいいか選んでくれ」って、3、4本、大きな日本酒のボトルが届いたんだよ。それじゃあ、みんなで選ぼう!ってことになって、4、5人友達呼んで、お寿司も用意して、試飲会を始めたんだけど、「これは辛口だね」「こっちは花の香りがするね」とかなんとか言って飲み進めたら、みんな酔っぱらっちゃって、最終的にどれがいいなんてわからなくなって、「もうどれも美味いよ!」ってなってさ、メチャクチャ盛り上がったんだ。
ラベルにもある、そのロゴもとってもいいよね!

Q:最近はどう過ごされてるんですか?

もう1年ぐらい前だよね、(コロナで)全てがストップしてしまって、自分自身、すごく不安になったよ。音楽作ったり、ドキュメンタリー撮ったり、演奏したりって、いつも何かやっていたから、急にそれができなくなって、どうしよう、ってなったんだ。それで、“Dave Grohl truestories”っていうアカウントを作って、インスタグラムにショートストーリーを載せ始めただけど、やり始めたら、「これ本にできるんじゃないか」って思って、出版社と契約して、本を書き始めたんだ。若い頃のこと、ニルヴァーナのこと、Foo Fighters、パンクロック、家族、友達・・・って、いろいろ書いてたんだけど、そのうち、やっぱり音楽やりてえ!!てなって。6、7ヶ月ぐらい前からバンドメンバーとスタジオに入って、毎日練習したり、レコーディングしたり、とても忙しくしてるよ。

だって、6ヶ月もメンバーと会ってなかったからね。25年間、ほとんど毎日会ってたのに、そんなに会えなかったなんてクレイジーだよ!彼らは僕にとって、友達だし、家族だし、とにかく会いたかったね。だから久しぶりに顔を見れたのは嬉しかったし、一緒に演奏できるなんて最高だよ。今はすごく忙しくしてるけど、ホントにハッピーだね。

Q:今年2月にニューアルバム“Medicine at Midnight”がリリースされましたが、すばらしいアルバムですね。最初に聞いた時は衝撃でした。「うわっ、このアルバムすごい!新しいFoo Fightersだ!」って思いました。

このアルバムはパンデミックになる前に出来上がっていたんだけど、さあ、これからリリースして、ワールドツアーをしようかって時に、全てが止まってしまって、ちょっとリリースするのは待とうってことになったんだ。それから半年ぐらい経って、「ツアーはできないけど、このアルバムを聞くことで、みんなが逃避できたり、ホッとできるのであれば、今、出そうよ!」という考えになって、発売することになったんだ。

このアルバムを作るにあたっては、自分達は、踊りたくなるような、飛び跳ねたくなるようなロックを聞いて育ったから、アップビートで、グルーヴがあって、みんなで歌えるようなサビがある、そんなアルバムを作ろうって思いがあって、いろんなリズムも試して、とにかく踊りたくなるものを!って作ったんだ。EDMとかディスコサウンドではもちろんないけれど、でもグルーヴがあって踊れる。今までのFoo Fightersにはないサウンドになってて、とても満足しているし、作っていて、本当に楽しかったよ。

Q:一曲目の“Making A Fire”、そして二曲目の“Shame Shame”は、二つともドラムビートから始まります。そのドラムの音が良くて、リズムも独特で最高なんですが、その音やリズムのアイディアはどうやって生まれたんですか?

元々ドラマーだから、ビートやリズムはいつも考えてるよ。つねに、違う感じのもの、違うパターンを探していて、ほとんどの曲がリズムを構築してから、メロディーを乗せるやり方で作ってる。あと、ドラムのサウンドに関してだけど、どうしてそんなに音がいいのかって言うと、実は今回スタジオじゃなくて、自宅近くの古い家を借りてレコーディングしたんだ。 古くてちょっと気味悪い家なんだけど、でもその家のリビングが最高で、高い天井の部屋で、ソファーとか暖炉の横にドラムセットを置いて音を鳴らしたら、メチャクチャいい音だったんだよ。 最初はスタジオで録るつもりだったんだけど、あの音を聴いたら、「いやいや、このリビングでやろう!」ってなったね。

僕自身、ミュージシャンが部屋で鳴らしてる音を感じられるアルバムが好きなんだ。ドラムサウンドがいい(際立つ)ものは、広い空間で録ったものの方が断然いい、聴いてる方もそれを感じるからね。“Making A Fire”の最初のドラムパートでは、それを感じてもらえると思う。あと“Shame Shame”のドラムだけど、あれは実は階段の上で録ったんだ。すごい狭いところにキックドラムとスネアを置いて音出してみたらエコーがかかった響きがメチャクチャ良くて、最高の音を録ることができたよ。


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https://radiko.jp/#!/ts/802/20210516170000

・デイヴ・グロール×Chillin' Sunday オンラインインタビュー-Part1-
https://radiko.jp/#!/ts/802/20210516170750

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