- デイヴ・グロール×Chillin' Sunday オンラインインタビュー-Part2-
- [5.17 mon]
《デイヴ・グロール×Chillin' Sunday オンラインインタビュー-Part2-》
Q:お風呂で歌入れをしたって聞いたんだけど、ホントに(笑)?
そうそう(笑)。今回、その家の色んな所で音出ししたり、歌ったりして試したんだけど、アルバムの中にある“Medicine at Midnight”って曲は、70年代、80年代のRolling StonesやDavid Bowieっぽい感じの曲で、ボーカルはリバーブが効いたものがいいよね、ってことになって、それに合う場所を探したら、セラミックタイル張りのバスルームがあって、ここエコーが最高じゃん!ここでやろう!ってことになったんだ。だからあれは、トイレの横で歌ってる曲なんだよ(笑)。
Q:このアルバムの9曲全て、本当にすばらしいんですが、僕が今一番気に入っているのは、最後のトラック、”Love Dies Young”です。
この曲は最初、ギターから始まる感じの、まさにFoo Fightersって曲だったんだけど、「いや、ちょっとリズムを変えてみようよ」ってなって、「そうじゃなくてさ、こんな感じの、ディスコビートっぽいのにしてみよう」って話したら、テイラーがビートをいろいろ変え始めてさ。「それじゃあ、ギターはこうかな」ってこっちもいろいろ試し始めたら、どんどん盛り上がって、「そう来るならこうだな」「じゃあこっちはこうだ」って、笑いながら音を重ねていったら、「わ、これABBAみたいじゃん!」ってなったんだ。ABBAの曲は大好きだし、すごくいいんじゃないかって音作りを進めていったら、自分たちが今までやったことのないサウンドに仕上がって、とにかくみんな楽しくて、笑いが絶えなかったんだけど、このアップビートでハッピーで楽しい感じを聞いてくれるみんなも感じてくれたらいいな、って思ったんだ。
Foo Fightersとしてバンドーメンバーみんな、キャッチーな音楽を書くことを常に心がけている。 というのも、QueenやBeatlesとかを聞いて育ってきたから、キャッチーさ、メロディーの良さっていうのを本当に大切にしてきたんだ。「ウェー!!!」って叫んで盛り上げる曲を作るのは簡単で楽、いいメロディーを作るのは難しい、だけどそれは大事なこと。この“Love Dies Young”は、Foo Fightersの曲の中でも、メロディーがキャッチーで際立つものになったね。
《GLAY JIROからの質問》
Q:デイヴからみて、日本の音楽シーンはどんな風に見えていますか?
自分が好きなバンドの中に、けっこう日本のバンドがいるよ。ニルヴァーナとして活動してた若い頃は、ボアダムズが大好きで、彼らとは全米ツアーも一緒にまわったよ。
Foo Fightersとしては、ザ・ハイロウズと何度か共演したけど、彼らはホントにすごくて、最高だったね。あとは、ギターウルフもメンバーみんな大好きだし、ここ最近ハマっているのは、バンドの呼び方がいまいちわからないんだけど・・・
おっと、ぼっけ・・・
『おとぼけビ〜バ〜?!?!』
OH〜, MY GOD!!そうそう!!!もう大好きで、彼女達は最高だよ!バンドメンバーみんな口揃えて最高だって言ってる!ちょうどこの前もメンバーと「おとぼけビ〜バ〜いいよな!」ってメールしてたんだ。ドラマーがホントにすごくて、もちろん他のメンバーも最高で、あのバンドはホントにヤバイ、メチャクチャ良いよ!
そんな感じで、ずっと日本の音楽(ロック)は好きなんだけど、日本で演奏するのも、またホントに最高なんだ。世界中いろいろまわってると、各国それぞれオーディエンスの反応が違って、同じライブでもそれぞれ盛り上がり方が違ってたりするんだけど、日本の場合、本当に一体感があるんだよね。みんな音楽が好きだっていうのが伝わってくるんだ。心や身体全体で音楽を感じてるのがわかる。演奏すると、ものすごい盛り上がりになるからね。だからバンドメンバーもみんな、日本でライブするのがいつも楽しみなんだ。
そう、だから日本の音楽シーンは大好きだし、さっきも言ったけど、おとぼけビ〜バ〜は最高(笑)。80年代、若い頃によく聞いてた大好きなパンクロックバンドを思い出すんだよなー。
『おとぼけビ〜バ〜は、たしか大阪とか京都とか、このエリアの出身だと思います。』
へー!あ、あと、ニルヴァーナは少年ナイフともツアーしてるし!日本のバンドは大好きだし、最高だよ。
《OLDCODEX Ta_2からの質問》
Q:自分はFoo Fightersの曲で前を向けたことが何度もあります。デイヴも様々な困難を乗り越えてきたと思いますが、そんな時に一番大切にしていること、してきたことは何ですか?
「希望」だね。人生、どんな時だって希望を持つことが大切なんだ。“The Law of Attraction”(引き寄せの法則)というものがあって、これは、「人生において、ポジティブな方向に思考を向ける。それを続ければ、おのずとポジティブなものが引き寄せられる」という考え方なんだけど、ポジティブに希望を持ちながら過ごすことは、とても大事なことだと思うよ。
特に去年は、多くの知り合いや友人を失ってしまった。パンデミックの中で生活する苦しさやもどかしさもあったし・・・でもそんな時だからこそ、希望を持たなきゃいけないんだ。よく、「また前みたいにライブができるようになると思いますか?」って聞かれるけど、それに関しては、「Yes! もちろんまたライブは戻って来る」って断言するね。だって、希望を持ってるから。ライブはやらなきゃ行けないんだよ。一つの所に集まって、一緒に歌って、踊って、みんなが一つになって盛り上がることは必要なことなんだ。
曲作りに関しても、自分が抱えている悩みや感情、そして希望を歌う理由は、自分にとってセラピーのようなものなんだ。言葉で口に出したりはしないけど、歌として歌うことで自分が癒され、そしてそれを聴く人も、抱えている苦悩や問題を乗り越える力が湧き、癒されることがある。 これこそまさに音楽の力だよね。自分もこれまで、辛い時や大変な時は音楽を聴いてきた。音楽を聴くことで気分が良くなるし、心が癒される。音楽は本当に大事だよ。
※ちなみにこの写真は、「おとぼけビ〜バ〜」の名前が出た時にテンションがあがったデイヴ&オチケン(笑)
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・デイヴ・グロール×Chillin' Sunday オンラインインタビュー-Part2-
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♪Chillin’ Sunday♪
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