Guest:Conan Gray (@conangrayjp_)  #コナン・グレイ
[7.31 sun]

今日の17時台はアメリカ出身のポップ・シンガー Conan Grayのインタビューをお送りしました♪

昨年3月の洋楽ヘヴィーローテーションアーティストでもありましたね♪

番組でも日本語訳をお届けしましたが改めてBlogでもご紹介します!


落合健太郎(以下O):久々の日本はいかがですか?楽しんでる?

コナン・グレイ(以下C):最高に楽しんでる。前回日本に来たのは7年前とは自分の人生が大きく変わったからね。当時は普通の高校生だった自分がこうして日本に戻って来てライブショーをするなんて考えられない!

O:何か日本らしい事はされましたか?

C:初日にセブンイレブンに行って、日本で一番僕の好きな場所なんだけど。しゃけむすびとカレーパンとポッキーを買って、ホテルの部屋で食べてエンジョイしました!


O:今、興味を持っている日本のカルチャーは何かありますか?

C:若い世代のファッションというのはすごく興味があります。本当に素晴らしい。街を歩く人たちを見ているとデニムとTシャツの格好でいる自分が恥ずかしくなる。自分たちの感情をファッションを通じて表現していることに刺激を受けます。今回は時間がなくて、買い物はしていないけど、カフェには行ったよ。日本のコーヒーは本当に美味しい。


O:日本デビューアルバム「Superache」を6/24にリリース!アルバムの一曲目、Moviesはとても美しいメロディとコーラスが特徴的。そして、アルバムは様々なジャンルの、種類の音楽が楽しめる一枚ですね。コロナ禍を乗り越えてリリースされたアルバムですが、Conanにとってどんな1枚になりましたか?

C:コロナ禍でのアルバム制作中は本当に悲しくて、惨めな気持ちだった。このアルバムのテーマは「引きずっている愛」誰かを忘れようとしても忘れられない想いを歌っている。それは恋人であったり、友人との仲違いだったり。このアルバムにはそんな様々な感情が生々しい表現されている。

O:前作、”KID Crow”と比べて新しいコナングレイはどんなところで表現されていますか?

C:大きな違いはKid Crowは10代の時に作ったアルバムで、10代というのは怒りや不安の中にいて、さらに自分勝手だったりする。でも、自分が間違えていたということに成長すると気がついたりする。人は誰でも間違えを犯すものだし、過ちを認めることで他者に優しくなれる。自分の思い通りにならないことがあるのも人生であるということに気づけた作品になっている。前作よりももっと俯瞰で多面的に様々な物事や人を見ることが出来るようになったかな。


O:今回のアルバムを作るのに1年半で250曲作ったって聞いたけど本当?!

C:そう、音楽を作るというのは自分にとってとても自然なことで、誰かに話したり、日記を書くことで自分の感情を整理したり、落ち着かせたりする人もいると思うけど、それと同じように僕の場合はギターを弾いたり、自分自身に語りかけることで気持ちを整理しているんだ。毎日のように曲を書いていて、その中から選んだ12曲がアルバムに収録されている。

O:毎日曲を書くの!すごいね。曲を書く時間ってのはいつが多い?

C:圧倒的に夜が多くて、シャワーを浴びている時とか。スマホをお風呂に持っていって録音している。防水仕様なんだけど、でも、ボイスメモに録音しすぎて録音しようとするとスマホが誤作動を起こすようになっちゃった。

O:今回のアルバムでのプロデューサー、ダン・ネグロとジュリア・マイケルズとの作業はどうだった?

C:ダンとはおよそ3年前にリリースしたファーストアルバムから一緒にやっていて、18歳の頃から知っているので、気心も知れているのでごく自然に音楽を作ることが出来た。コロナ禍での製作というのもあって、自宅のベッドルームで出来た曲をデータでやり取りして、こうした方が良いよとか色々アドバイスをもらってた。ジュリアに関しては本当に尊敬していて、僕らの世代において一番素晴らしいポップミュージックを作る人だと思っている。そして、ジュリアは僕がアルバムを制作している中で不安な状態、「自分の音楽は本当に誰かに求められているんだろうか?誰も自分の音楽なんて聞いてくれないんじゃなか?」という気持ちになった時期に、「あなたなら出来る。自分を信じなさい」と勇気づけてくれた。


O:コナンくんの楽曲は「若者の気持ちを代弁する」と言われ、歌詞に共感する人もたくさんいますが、 歌詞を書く時に意識していることはありますか?

C:自分の音楽は自分自身の人生について書いていて、人というのは他人との違い、ということにこだわってしまいがちだけど、実際はそうではなくて、実は同じなんだ。みんな嫉妬や怒りや悲しみや幸せという感情をそれぞれ同じように持っている。僕の音楽は「あなたは1人じゃない、繋がっているんだ」という共感してもらえることを大切にしている。


O:コナンくんの音楽は本当に美しい。歌詞もメロディもハーモニーも素晴らしい。音楽を作るときは歌詞から書くの?それともメロディから?
C:歌詞と曲は大体同時に出来る。どうやって作っているのかというのを説明するのは難しいんだど、降ってくるというか、ずっと頭の中にメロディや歌詞が出てくる。説明するのは難しいんだけど、ほら、誰かに呼吸の仕方を説明しろと言われても出来ないでしょ?それに似ているかも。


O:それぞれ楽曲にモデルはいるんでしょうか?

C:自分の人生で色々な人と出会いもあるけど、曲に登場するのはいつも決まった3人、もしくは4人の人のことについてなんだ。その3、4人をモデルにしてたくさん曲を作っている。

O:アルバムの話とは違うんだけど、Youtubeを見て、自分の生い立ちについて話しているエピソードを見たんだけど、日本人お母さんととアイルランド人のお父さんとのミックスということで、中学生の頃に辛い思いをしたそうだね。実は僕も中学・高校とアメリカのケンタッキー州というとても保守的な州で育ったんだ。その時のことを思い出したよ。

C:Oh My Gosh・・・すごく分かるよ若い時というのは自分と違う他者に対して攻撃的になってしまうものなんだよね。差別というのも自分と違うからしてしまうことが多いしね。でも、人と違う、ということが実は成長していくにつれてその人の魅力なんだということに本人も周りも気がつくんだよね。だから、若い人に言いたんだけど、自分のことが好きじゃない、嫌いという人、10年後、その人と違うというところに感謝する。そもそも、自分が音楽を作るようになったのは友達も少なくて、音楽を作ることで自分の感情や想いを歌にして誰かに分かってほしいと思ったから。

O:ちょっと話題は変わって、コナンくんは日本の音楽とかは聞いたりしてたの?

C:実はお母さんが聞いていたJ-Popを聞いてたよ。お母さんが実はSMAPの大ファンだからよく聞いてた。そして、きゃりーぱみゅぱみゅのミュージックビデオが大好き!だから、もしかしたら自分の音楽にもそういったJ-Popの成分が入っているかもしれないね。そして、自分の人生において日本の文化というものがとても影響している。自分の言動も日本的なところがあると思っていて、アメリカではどうしてそんなに丁寧なんだ?と思われることも。でも、日本に来ると周りの人に比べてそこまで丁寧じゃないな、と思ったり。


O:最後の質問!アーティストとしてだけでなく、ファッションアイコンとしても注目されていますが、今後レベルアップしたい事や挑戦したい事はありますか?

C:今、自分が興味があること、例えばファッションであるならば60年代、70年代のファッションに興味がある。今回のアルバム、Superacheでは可能な限りドラマチックな衣装にチャレンジしたんだ。何故かというとパンデミックの期間が本当に退屈で、だからこのアルバムをリリースして、あとどれだけ奇抜なファッションを出来るか、にこだわった。だって、人生は短いじゃない!今、やりたいという事に正直に、出来るだけ楽しく人生を過ごしたい!そう思っているよ。



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[Information]
■ 日本デビュー盤『Superache』は現在発売中!
https://www.universal-music.co.jp/conan-gray/products/uicu-1336/


[Conan Gray]
▼Official Site:https://www.universal-music.co.jp/conan-gray/
▽Official Twitter:https://twitter.com/conangrayjp_

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