ポルノグラフィティ
[5.2 mon]

「大阪が好きで、FM802が好きで。僕らが今ここにいれるのは大阪に育ててもらったからです」(岡野昭仁/vo)と
満面の笑みを浮かべるのは7年ぶりの出演となったポルノグラフィティだ。

1曲目『今宵、月が見えずとも』から、芯の通ったボーカル・パワーで、瞬時に一体感をもたらしていく。
さらに、ベースがトリガーとなった『サウダージ』では、情感豊かなメロディを一層引き立てるアレンジで魅せ、
アップデートを重ねて進化し続ける楽曲の底力を見せつけていく。
と思いきや、歌詞を飛ばすもオッケーマークを作りごまかす、岡野のチャーミングさに会場中が思わずニヤリ。

「360度客席のあるステージに慣れていないので、全ての方に愛想がふりまけずごめんね。
(後ろの人には)背中で語っていくから」(新藤晴一/g)なんて、クールなMCに思わず黄色い悲鳴が上がりつつ、
続いては新曲『THE DAY』をどこよりも早くフルサイズで初披露。
疾走感+躍動感あるロック・チューンでポルノの真骨頂を提示 !
新藤がガットギターに持ち替えたのを合図に『オー!リバル』では、圧巻のシンガロングが湧く中、
『ハネウマライダー』でこの上ない爽快なエンディングに!
まだ少し肌寒い今、岡野の跳ねる歌声が夏景色を思わせ、会場中がタオルをブン回す!

何度も「さすが大阪!」と讃えてくれた彼らに、
さすがポルノ!と賛辞を贈らずにはいられない、圧倒的なステージングだった。

(ライブレポート 後藤愛 撮影 田浦ボン)

(セットリスト)
今宵、月が見えずとも
サウダージ
THE DAY
オー!リバル
ハネウマライダー

ありがとうございました!
[4.30 sat]

ゴールデンウィークの初日。
大阪城ホールにたくさんお集まりいただきありがとうございました!

ポルノグラフィティのライブ写真、レポートも届き次第このサイトにアップしますので、ぜひサイトをチェックしてくださいね!

またラジオでお会いしましょう!

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こちらから>>radiko.jp/#802

Superfly
[4.30 sat]

今年も強力な顔ぶれが揃い、各々違ったアプローチで繋げた『REQUESTAGE』もいよいよラスト・アクトへ。

初登場時はデビューから1ヵ月にも満たない新人ながら強烈な存在感を残し、
デビュー10年目の今、大トリを飾る大役を堂々担ったSuperflyだ。

「私の中でも思い出深いイベントです」と越智志帆(vo)が感慨深く語る中、
初っ端『マニフェスト』から圧巻の歌声を惜しげもなく披露!
153cmの小柄な身体を実像以上に大きく感じさせるソウルフルなボーカルは、思わず鳥肌が立つほどだ。
さらに、キーボードが奏でる瑞々しいイントロから歓声が上がった『愛をこめて花束を』では、包容力溢れる優しい目線に神々しさすら感じさせる。

自然と湧き立つシンガロングに、「素晴らしい歌声をどうもありがとう」と会釈する彼女。と一転、続いてはスリリングな『黒い雫』では、艶やかな歌声にお色直し。
さらに『タマシイレボリューション』では「みんなの心の中のモンスターを暴れさせましょう!」と、上着の裾を翻しながら華麗にジャンプ! ショーマンシップたっぷりに盛り上げる中、アコギを手にした彼女。

「『REQUESTAGE』は出る度に新鮮な気持ち。やっぱり最高のイベントだなって」と嬉しい言葉も飛び出す中、新曲『ごちゃごちゃ』を。
天にも届きそうなハイトーン・ボイスと豊かなギターの音色で、タイトルとは裏腹な清涼感溢れる歌世界を展開していく。
これでラスト…と思いきや、アンコールにてカムバック!
「まだ帰りたくないんですね?」なんて挑戦的な瞳をたたえ、最後に歌うは『Beautiful』を! ここへきて、さらなる高みへいざなう彼女の歌声。
溢れる多幸感で、大阪城ホールを大団円へと導いてくれた。

終演後、DJ大抜卓人が「次はラジオでお耳にかかりましょう!」と語ったようにラジオとライブ、
一見交わらないものをリンクさせた希有なステージとなった『REQUESTAGE』。

来年迎える15周年に弾みをつける、新たなヒストリーが刻まれた一夜となった。

(レポート:後藤愛 撮影:渡邉一生)

(セットリスト)
マニフェスト
愛をこめて花束を
黒い雫
タマシイレボリューション
ゴチャゴチャ
Beautiful

UVERworld
[4.30 sat]

折り返し地点を迎えた『REQUESTAGE』に、巨大な音塊をブチ込むUVERworldがオン・ステージ!

ド頭『Collide』から大観衆を鼓舞するような激しいドラミングと、
艶やかなサックスの音色が腹の底からワクワク感を増大。
緑のレーザービームが会場中に蠢く中、TAKUYA∞(vo)が口を開く。

実は機材トラブルがあったようで、イヤモニが働いておらず
「ただ耳栓して歌っているだけでした。寂しい! でも直ったみたい。
これから一歩も引く気ねえからな!」
と、続く『零HERE〜IMPACT』では、ハンドクラップと「オー!オオオー!」というコールがロックな祝祭感を醸し出し、
地鳴りのような大きなうねりが会場を包んでいく。

先ほどの機材トラブルに負けじと、イヤモニを取り外して直にオーディエンスの声を欲するTAKUYA∞。
そのアクションに会場のテンションは上昇する一方だ。
「5年ぶりの『REQUESTAGE』ですが、実はその間ずっと誘ってもらっていたんです。
でも僕らがもう少し成長してすごいステージを見せられるまではと思って。
その5年ぶりのステージがそこそこのもので終わらせていいわけないだろう!」(TAKUYA∞)と続けては、
『PRAYING RUN』、さらに『在るべき形』へ。
希望に満ちたバンドの進むべき道を示した宣言のような強力チューンに、大きなシンガロングが!

ラスト『Ø choir』まで、天井を突き抜けるほどの沸騰ぶりを見せつけた彼ら。常にネクスト・レベルを示すその姿勢に、早くも次なる『REQUESTAGE』での彼らが楽しみでならない。

(レポート:後藤愛 撮影:渡邉一生)


(セットリスト)
Collide
零HERE
IMPACT
PRAYING RUN
在るべき形
ΦCHOIR

ファンキー加藤
[4.30 sat]

ステージ上にはDJが登場し、全方向に向けてハンドクラップで煽る。
続いては熱きライブ魂を持つファンキー加藤のお出ましだ。
四つ打ちのリズムが否応にもテンションを上げる『MUSIC MAGIC』からスタート!

彼の音楽に対するアティチュードを象徴する詞世界に思わずグッとくる中、
「あなたの人生、あなたの未来、あなたの希望…。今よりもっと輝け!」と叫ぶや、『輝け』を。

客席の最前線まで迫ったり、端から端まで駆け回ったり…。
ロックキッズたちの応援団長は、これでもかと熱い歌心を全力投球で届けてくるのだから、涙腺は既に決壊気味!

さらに全員で高く拳を伸ばす何とも美しい光景を生み出した『あとひとつ』に続いて、新曲『ブラザー』を。
愛溢れるリリックを耳にしつつ思うのは、その言葉の強力さだ。
「俺の体力、100のうちあと3です! でも1万3千人のみんながいれば、歌がヘタな俺でも世界一の応援歌を奏でられる。力を貸してください!」。
そう、オーディエンスの熱量が、一層彼の言葉にエナジーをもたらすのだ。ラスト『ちっぽけな勇気』では、何とアリーナへまで下りて、観客にまみれつつ絶唱する彼。『REQUESTAGE』の歴史上初めてという、その絶景たるや! 息づかいまで聴こえてくるほどの荒々しい歌声で、1曲1曲完全燃焼したパフォーマンスをもたらしてくれた彼。
「みんなの拳の中には無限の可能性が広がっていることを忘れないでください!」と、
最後までひとりひとりへエールを贈るその姿勢に、涙せずにはいられない時間だった。

(ライブレポート:後藤愛 撮影:田浦ボン)

(セットリスト)
MUSIC MAGIC
輝け
あとひとつ
ブラザー
ちっぽけな勇気