- ファンキー加藤
- [4.30 sat]
ステージ上にはDJが登場し、全方向に向けてハンドクラップで煽る。
続いては熱きライブ魂を持つファンキー加藤のお出ましだ。
四つ打ちのリズムが否応にもテンションを上げる『MUSIC MAGIC』からスタート!
彼の音楽に対するアティチュードを象徴する詞世界に思わずグッとくる中、
「あなたの人生、あなたの未来、あなたの希望…。今よりもっと輝け!」と叫ぶや、『輝け』を。
客席の最前線まで迫ったり、端から端まで駆け回ったり…。
ロックキッズたちの応援団長は、これでもかと熱い歌心を全力投球で届けてくるのだから、涙腺は既に決壊気味!
さらに全員で高く拳を伸ばす何とも美しい光景を生み出した『あとひとつ』に続いて、新曲『ブラザー』を。
愛溢れるリリックを耳にしつつ思うのは、その言葉の強力さだ。
「俺の体力、100のうちあと3です! でも1万3千人のみんながいれば、歌がヘタな俺でも世界一の応援歌を奏でられる。力を貸してください!」。
そう、オーディエンスの熱量が、一層彼の言葉にエナジーをもたらすのだ。ラスト『ちっぽけな勇気』では、何とアリーナへまで下りて、観客にまみれつつ絶唱する彼。『REQUESTAGE』の歴史上初めてという、その絶景たるや! 息づかいまで聴こえてくるほどの荒々しい歌声で、1曲1曲完全燃焼したパフォーマンスをもたらしてくれた彼。
「みんなの拳の中には無限の可能性が広がっていることを忘れないでください!」と、
最後までひとりひとりへエールを贈るその姿勢に、涙せずにはいられない時間だった。
(ライブレポート:後藤愛 撮影:田浦ボン)
(セットリスト)
MUSIC MAGIC
輝け
あとひとつ
ブラザー
ちっぽけな勇気