Walkin' Talkin' -徒然ダイアローグ-

sunday 21:00-22:00 ONAIR

1 week talking

1 week talking

大木伸夫)お互いね、ライブとか、SiMからお誘いいただいたりさ、あと対バン、フェスとかであるんだけど、じっくりと、話し込んだことって1回くらいしかないんだよね?
MAH)そうですね。
大木伸夫)ちょっと久々だと思いますので、どんな話になるのやら。まず、我々のバックグラウンドをこう暴いてこう。「自分が最初に買った曲」、「音楽と意識した曲」なにが1番思い出す?
MAH)僕は、、、、音楽については、母親の影響がすごい大きくて。
大木伸夫)そうなんだ。
MAH)ちっちゃい頃、普通の家庭の子はテレビとかでみんなのうたとか、最初は聴くと思うんですけど、うちはテレビがなかったので、全部親のCDとかカセットとかを聴かされて。ものすごく洋楽のブラックミュージックに詳しい母親でったので。
大木伸夫)すごいなー。
MAH)だから多分…4、5歳の時には、自分で適当にお母さんのCDの中からセットして、、聴いてる。みたいな。
大木伸夫)全部洋楽で?
MAH)そうですね。そういう記憶があるんですけど。自分で買った、欲しいと思って買ったとなると、Eric ClaptonのFrom the Cradleというブルースアルバムがあるんですけど、確かレンタルCD屋さんのワゴンセールみたいなので、「Eric Claptonがあるよ!お母さん!」「これ欲しい!」みたいな感じで、頼んで買ってもらったのは覚えてますね。
大木伸夫)へ〜。それ何歳くらい?
MAH)小学生じゃないですかね。低学年だったと思うんですけど。はい。
大木伸夫)へー、すごいね。小学生でEric Clapton!
MAH)そうですね。それか、ラッツ&スターのベスト! どっちかなんですよね。
大木伸夫)できれば、ラッツ&スターにいってほしいね(笑)4歳、5歳からブラックミュージックを聴いてたわけでしょ? だから、ラッツ&スターに惹かれたんじゃないの?
MAH)あ、それはありますね。
大木伸夫)あるよね。それは見た目も含め。だからSiMの音楽性があるんだな。
MAH)そうですね。多分英詞で歌っているのも、それが大きいんじゃないですかね。幼少期に聴いてたのが英語の歌詞だったので。
大木伸夫)邦楽感ゼロだもんね。ほんとに。
MAH)そうですね。でも中学生くらいになってから、友達とかの影響で邦楽も聴くようになったって感じですかね。はい。
大木伸夫)普通とは逆なんだね。元が洋楽から入ってるって感じだね。
MAH)大木さんは初めて買ったCDは?
大木伸夫)俺はね、小学校の低学年の音楽の授業で、クラシックを聴いたんですよ。クラシックを聴いて「この曲なんだ!?この曲!?」となって、家に帰って、「この曲、知らない?」ってお母さんに聞いて、母さんも「知らない」、父さんも「知らない」。「じゃあなんでこの曲聴いたことがあるんだろ?とにかく買ってきてくれ!」みたいな。というのが、ホルストっていう方の、惑星という組曲の中にある、木星という楽曲。あの、平原綾香さんが以前Jupiterという風にして
MAH)「Everyday〜」ってやつね!
大木伸夫)あれの原曲なんです。歌うメロはないんだけど、メロディーはちゃんとこう、今だにね、あれを聴くと、故郷を思い出すくらい、遥か彼方、何億年前の昔の記憶を感じてるような気になっちゃう。で、買ってきたの。その頃、小学校の低学年くらいだから、「木星が何ぞや」なんてものはわかってないのよ。でも色々調べてみると、なんかこう木星の周りには、4つ有名な惑星があるんだけど、ガニメデとか、イオとか、カリスト、エウロパっていうのがあるんだけど、もしかしたら遥か彼方昔、その辺に人類が住んでいて、それが地球に移ってきたかもしれない、と。
MAH)へ〜!そんな説があるんですね。
大木伸夫)そんな説が、もうほんとオカルト説なんだけど、それをもしかしたらホルストはなんとなく感じ取って、音楽に落としたんじゃないか、と。今だに俺は信じてる。だから、音楽、バンドとかそういうのとは違うのかもしんないけど、自分がそこで初めて、「音楽っていうもんはこういうもんなんだ」っていうのを意識した。

MAH)え〜、すごいですね。このオーケストラのやつを聞いてたんですよね?
大木伸夫)そうそう。いわゆるクラシックだね。フルオーケストラの。
MAH)すごいですねー。それは、いまにもこう、いきてる感じします?
大木伸夫)今、俺、宇宙マニアだから。
大木伸夫)SiMの曲を初めて聴いた時ぶっとんだんだよね。最初日本人じゃないと思ってた。見た目の化粧の感じもそうだし、外国人が邦楽だって言ってデビューする流れやめようよ!みたいな。でも、さっきの話を聴いてわかったけど、自然にやってるんだね。
MAH)たぶん邦楽ベースで育った人は邦楽っぽくなりますが、それ(邦楽ぽさ)をわざと出そうとしてる自分もいてるんですけどね。
大木伸夫)俺らの時代のミュージシャンはそうなんだけど、邦楽の流れの音楽をやり、洋楽のテイストを入れているってバンドが多かった。だけど、今のMAHくんの周りのバンドとかってさ、みんな垣根がないのよ。それが進化と言っていいほど素晴らしい現象だなとちょっと客観視してる。
MAH)例えば、メロディックパンクとか聴いていると、邦楽ベースだなと思うんですけど、ACIDMANってスタイルが独特じゃないですか、どういうあれなのかなと思いますよ。
大木伸夫)そうだね〜さっきは最初に買ったCD、音楽に目覚めた話したけど「バンドってかっこいいな」って思わせてくれたのは中学生の時、当時、みんな好きだったよ、THE BLUE HEARTS「イカ天(イカスバンド天国)」とかの時代。
MAH)僕も凄い好きで、「青空」が好きで未だにそら見上げながら聴いてるとゾワッとするようなTHE BLUE HEARTSは世代を超えますよね。
大木伸夫)たぶん何十年後に聴いてもかっこいいと思うんだよな、本質をこのバンドは歌っているから。
MAH)でもTHE BLUE HEARTSでバンドに目覚めたというのは意外ですね。
大木伸夫)そうかな。当時バンドを始めたみんなはそうだったよ。
MAH)THE BLUE HEARTS、うまい訳じゃないけど、聴いてて凄い安心しますよね。リンダリンダとかも衝撃でしたもんね、いつ聴いてもいい。僕の場合は、今の音楽形態に目覚めた音楽「RANCID」なんですが、海外のコテコテのPUNKの格好をしたバンド。中学生の頃、「Life Wan’t Wait」ってアルバムを最初に聴いたのかな。PUNKが基本なんですがいろいろと混ぜていて。
大木伸夫)スカみたいなのも入れてるしね。
MAH)ロカビリーとかもあるし、JAZZっぽいのもあるし、良いアルバムなんですけど、タイトル曲「Life Wan’t Wait」を聴いた時、あれ?これ聴いた事無い音楽だなと思って小さい頃聴いていたブルースとも違うし、PUNKとも言いづらいし、「スチャスチャ」してんな〜。で、僕の音楽の先生だった母親に『お母さん、これはなんて言うんだい?』って聴いたら「これは、レゲェって言うのよ」って言われて。

大木伸夫)RANCIDをレゲェと思って聴いていたの!?
MAH)レゲェとかスカとかが混ざった音楽だなと。それから裏打ちに目覚めて、だから僕、一番好きな音楽ジャンルって実は「スカ」なんですよ
大木伸夫)リアルスカ?スカコア?
MAH)今はリアルスカですが、当時は海外のPUNKバンドのアルバムに1曲必ずスカ曲が入ってたんですよ。NOFXもそうだし、みんなアルバムの最後の方になんか「スチャスチャ」してるなって。で、お母さんに聴いて、アレ全部スカなんだってってなってそれで再びいろんなバンドを聞き直したりしました。それが無かったら、今のSiMのスタイルは無かったかな。
大木伸夫)初めて楽器を持ったのが中2。フェルナンデスのギター、ギターアンプ、シールドなどついて3万くらいのヤツ買って兄貴もギターをやっていて、THE ROLLING STONESが大好きで、ずっとリフが毎朝毎晩流れてて気になって自分もギターを始めたんだけど、THE BLUE HEARTSとかやってたら兄貴が「お前邦楽なんてやってたらだめだぞ」と、洋楽CDを聴けと大量に渡されて、そこにはもちろんTHE ROLLING STONESもあるし、Eric Claptonとかもあるんだけど、メタルもあったの。で、ヘビーメタルもあったの、そこでハマってしまったのが「Mötley Crüe」あの時、俺、THE ROLLING STONESにはまっていればもっと今、かっこよかったかもしれないけどMötley CrüeやMetallicaにMR.BIGとかExtremeとか、そっちに早い系の重い系と呼ばれていたものを当時好きになっちゃう。
MAH)これも意外ですね、想像つかないですね。
大木伸夫)で、そっから俺、早弾きギタリストになるの。高校3年間、ずっと早弾きを練習してて、両手タッピングとかライトハンドとかめちゃくちゃやってたんだよね。
MAH)えー宝の持ち腐れじゃないですか。
大木伸夫)今、全然出来ないの。で、Mötley Crüe、洋楽ってもともと難しいって印象があったんだけど「Live Wire」って曲は....めちゃくちゃ簡単なの。早いんだけど、ギターソロも無いし、リフがシンプルイズベストですぐコピー出来て、これが無かったら洋楽コピーしてなかった。
MAH)僕、ヘビメタとかハードロックとか聴いてないんですよ。
大木伸夫)そこが意外! じゃあこれを聴いたらSiMがヘビーメタルになるかもしれない
MAH)僕、初めてコピーしたのはHI-STANDARD。元々ベーシストだったんですよ。
大木伸夫)元々やっぱり楽器やってたんだ。
MAH)姉の彼氏がバンドでベースをやっていて、姉の卒業記念のプチライブをやることになりバンドを組み、ベースをやり始め、それで家に「ギター的なものがあるぞ」と、しかしどうやら「ベース」らしい。で、姉の目を盗んでちょっと弾いてたらバレて、これを弾いてみたらと渡されたのがHI-STANDARDのバンドスコアーそれも「MAKING THE ROAD」のスコアで、その中でも簡単なのかこれって言われたのが「DEAR MY FRIEND」中学1年生の時、寝ても覚めても、ご飯食べ終わったらベース弾いてましたね。その流れでRANCIDにいきましたね

on air楽曲

テーマ「1ST INPACT!(最初に買った音楽)」
組曲「惑星」より木星 / グスターヴ・ホルスト
MAH)小学生の頃に初めて自分で選んで買ったCD。ブレイクするのが楽しい曲だなと当時は思ってました。
Hoochie Coochie Man / Eric Clapton
大木伸夫)同じく小学生の頃買った曲。デビュー当時は浅香唯のセシルを買ったと言ってたけど、本当はこっち。故郷に帰ったかのような感じになる曲。お互い小学生で買う曲じゃないね(笑)
テーマ「2ND INPACT!!(今のスタイルに目覚めさせてくれた音楽)」
Life Wan’t Wait / RANCID
MAH)中学生の頃、今のSiMのスタイルの目覚める切っ掛けになった曲。3番の後にダブワイズみたいな、当時理解出来なくてこれを聴いて「この黒人の歌い方はなんだ?」ってお母さんに聴いたら「レゲエよ」って言われました。
TRAIN TRAIN / THE BLUE HEARTS
大木伸夫)バンドってかっこいい!と目覚めさせてくれたのがこのバンド。これがパンクって言うんだ。SexPistolsとかまだ知らない中学生の時に衝撃を受けた曲。
テーマ「3RD INPACT!!!(最初にコピーした音楽)」
DEAR MY FRIEND / HI-STANDARD
MAH)簡単だからと姉にすすめられました。Aメロとかサビはそうなんですがイントロが難しく、半年くらい習得に時間がかかりました。
Live Wire / Mötley Crüe
大木伸夫)高校生の頃、洋楽好きの兄から貰ったCDの中から運命的に出会ってコピーしたアメリカのヘビメタバンド

2 week talking

2 week talking

大木伸夫)俺はギターボーカルでMAHくんはボーカルだけだけど『歌』ってめちゃくちゃ大切じゃないですか、バンドにおいて。なんでさ、MAHくんや若い世代ってシャウト出来るんだろうね。
MAH)僕ら世代って洋楽で言うと2000年代の音楽がたぶん中心なんですが、だからメタルじゃなくて、ニューメタル、ミクスチャーKORNとかLIMP BIZKIT、もっと重くて遅くてちょっとHIP HOP入っている音楽を僕ら世代は聴いていて、そういうバンドってシャウトしてたんですよね。death voiceっていうんですかね、だから割と自然にあれを出来るようになりたいなってみたいな。
大木伸夫)誰に言われたかわからないけど、ああいう声って日本人じゃ出ないって言われてたのね。でも今若い子、ガンガン出してるよね。
MAH)僕らが高校生の頃に、マキシマム ザ ホルモンがめちゃくちゃ流行って普通のクラスメイトも歌うみたいな。あそこじゃないですかね。一般の人が聴ける状態になったのはホルモンだったのかな〜なんて。それ以降、僕らもそうですが受け入れやすくなったような気がします。大木さんはどんな人に憧れてたんですか?
大木伸夫) björk! もう歌を超えているというか、メロディーがあって、歌詞があってというのを超えていて、声が一つの響きであり、感情を表す一つのツールになりきってる人なので怒りの時もあるし、喜びの時もあるし、それを声で表現しているこれは素晴らしいなって。
MAH) Björkってたまに高い声の時かすれるじゃないですか、あれわざとやってるらしくて、ライブとかで見ると意外と可愛いんだよな。
大木伸夫)意外にとかじゃなくてBjörkは可愛いアイコンだからね。
MAH)どこか影響を受けたんですか? 先週言ったけど、元々は早弾きギタリストで4人バンドだったの。で、97年くらいにボーカルが抜けてから、ボーカルになったの。歌うようになって、素晴らしさと難しさと過酷さを知ってハマって行くって感じ。
MAH)大木さん独特の歌い方って誰かの影響なんですか?
大木伸夫)あれは誰でもない。誰の影響も受けてない。それが良いのか悪いのかもわかんない。未だに歌い方を探している。
MAH)唯一無二ですよ。
大木伸夫)MAHくんはベースを弾いてる時は歌ってなかったの?

MAH)僕、ベースを弾いていた中学3年間は、バンド組んでないんですよ。でも当時はベースボーカルのバンドはHI-STANDARDとかモンパチ(MONGOL800)とか海外のバンドもそういうの多いんで、1人でベケベケしながら弾いてましたね。 ベースですけど、弾き語れる人になりたかったEric Clapton見て思ってて。で、尊敬するヴォーカリスト、時期によって、ここを真似したいとか変わるんですけど、今は「AmyWinehouse」一番、普段聴くんじゃないかな。ついこないだも自伝的映画を見に行って、当時、彼女が出てきたとき、ちょっと流行ったんですよね。オールディーズっぽい音楽を今風の音でやって渋い声の女性が歌う。女性にしては声が低く男性っぽく聴こえるんですけどソールフルで、好きなんですよね。他にも尊敬するヴォーカリストはいるんですよ。例えばヴォーカルスタイルで言えば、身振り手振りで曲を表現して頑張ってるんですけど、そういうのはDeftonesのchinoMorenoがそういうライブの仕方をしているとか、ここで言うとこの人、尊敬しているというのがあります。他にもイギリスの「Lily Allen」。彼女もお騒がせ女性歌手みたいな。AmyWinehouseもLily Allenもどっちも「スカ」の曲が入ってるんですよアルバムに僕がとても好きなスカのバンドの「The Specials」の人がプロデューサーで入ってたり彼女達のライブの映像見たりするとどっちも「The Specials」をカバーしてたりとか、そういうところも好きなんですよね、みんな「スカ」好きなんだな〜って。
大木伸夫)その国の音楽の歴史があるんだろうね。例えば日本の音楽を外国の人が見たら、必ずメロコアがるよね。だとしたらそれHI-STANDARDだよねきっと
MAH)それとおんなじことですよね、イギリスもThe ClashがいてThe Specialsがいた国だと思えば。
大木伸夫)で、元々「The Beatles」がいた国だし。結局はどこかのバンドがつくったひとつの流れが未だに受け継がれるという。
MAH)今、初めて考えたかな。そう考えると親近感というか、みんな一緒なんだなと思う。

大木伸夫)MAHくんは作詞、英語が先?日本語が先?
MAH)英語が先です。作曲もしているので、まず伴奏をつくり、バンドの演奏をつくって、そのあとに歌詞を書きながらメロディーをつくっていきます。歌詞はまず2行8小節くらい書いたら、それを日本語に訳して次の2行を書いて、また訳して感じでやっています。そのタイプです。
大木伸夫)初めて聴くタイプだな、メロディーと言葉を一緒につくっていくのは。俺は最初にメロディーをつくってバックの音楽もつくるけどまずは基本となるメロディーをつくっていく。
MAH)コードを拾って行くという事ですか?
大木伸夫)メロディーとコードが一緒。ギター弾きながらつくっていって、カタチになったら、さあ一番嫌いな作詞だ!
MAH)嫌いなんですか?
大木伸夫)なんというか凄く難しい山登り。一番時間がかかる作業。 何年かけても出来ない曲があったり、日本語が好きだから英語しゃべれないから日本語にある行間、一言や、てにおはで変わるからちょっとでも違和感があると、だめだなぁ。。。作っては壊し作っては壊しをやってます。
MAH)僕も英語中心なのは日本語が難しいというのあって、人に聞かせられる歌詞を書くのに何年もかかって2013年に出した曲で初めて、ほぼ日本語英語が半々の曲が出来て、そのとき初めて人に聞かせられるなと思いました。

on air楽曲

テーマ「尊敬するヴォーカリスト」
Rehab / Amy Winehouse
MAH)その時々、好きなヴォーカリストは変わりますが、普段からよく聴くのはAmy Winehouse。彼女の自伝的映画を見たんですが、子供の頃の歌ってる映像、その時からもう違うんです!しかもアルコール中毒やドラッグにはまってた彼女、ロックスターっぽい生き方もかっこいいなと思いました中」って思えない。だから、若い子に「未来は君等の手の中だよ!」 って言ってあげたくて選びました。
All Is Full Of Love / Björk
大木伸夫)PVも素晴らしくロボット同士が人格を持っているのかどうかわからないけどKISSをするだけのものなんだけど、切なくなる。
テーマ「尊敬する作詞者」
虚言症 / 椎名林檎
MAH)初めて詞について深く考えさえられた人。中学生の時、聴き始めた時は日本語だから受け止められるけど意味がわからない独特な言い回しがあって、女性アーティストにしか書けないものがありますが、椎名さん毒があるような女性というか『女』!と思いました。
Faust / bloodthirsty butchers
大木伸夫)日本語ってこんなにかっこいいんだ、吉村秀樹が書く詞に衝撃を受けた。大学2年の頃、この曲のサビ「努力も息も絶え 残された勘だけで放つ」生きるとはこれだ!と、震えてこの歌詞に勝ちたいと思った曲
テーマ「各々の楽曲で好きな曲」
赤橙 / ACIDMAN
MAH)高校生の時にメチャクチャ流れてました。あれは何を歌ってるんですか?大木「あれは世界が終わった瞬間。そこで少年がもう一度世界を変えようとオレンジ色の砂をまいたり、魔法をかけて美しくなれ。という世界」
Amy / SiM
大木伸夫)初めてMVを見てぶっ飛んだ曲。日本人じゃない!この音楽性とメロディー、見た目の絵的な部分も合わせて思った楽曲。曲の間にある囁きのアイデアや、いろんな要素があってサビがキャッチー、変態だなぁ笑

3 week talking

3 week talking

大木伸夫)MAHくん、今すごく忙しいでしょう?TOURとかめちゃくちゃやってるし。
MAH)今は制作もないんで、TOURの前くらいですよ。ふと、「俺、バンドマンなのかな?」って思うくらい今、何もないです。大木さんは忙しんじゃないですか?
大木伸夫)俺は忙しい。というか、ワーカホリックなところがあるから休んでると、すごい悪い事してる気分になってくる。1日休みの時はいいんだけど、2日とか2連続休みになると、なんか世の中に置いてかれたような気持ちになる。
MAH)女の人に多いですよね。1日に何個も予定を入れたがる。。。俺、1日2個が限界(笑) 例えば仕事の後に飲みに行くとか。けど、仕事の後に友達に会いに行って、また次、別の友達と飲みに行くとか無理っすよね。
大木伸夫)無理!あと昼ランチとか。
MAH)無理!!  東京スカパラダイスオーケストラの谷中さん、家が違いんですけど、「MAHくん、ハンバーガー食べに行こうよ、ランチ行こうよ」って言われて、「あ、行きましょう!」って言うんですけど...すみませんランチはちょっと行かないかな〜みたいな
大木伸夫)そうなんだよ、谷中さんお酒やめてから俺も飲まなくなったんだけど、昔は、谷中さんの事を「夜中」さんって呼んでたんだよ。ずっと飲んでるから笑  でも俺、次の日が休みだったら飲みに行く事は多いかな。しこたま飲んで、大事な休みを寝て過ごすみたいなのが多いかな。でも数年前からやっと趣味を見つけたの。 映画も本も音楽のために見てるようなところあったから趣味とは違うかったんだけど、「キャンプ」嗜むように。
MAH)おお!?意外ですね。
大木伸夫)でも昔から好きでBBQとかするのは。でもテントをきちんと張ってやるのをやったことがなかったて、それを3,4年前から始めて、夏っていうより少し寒いくらい春とか秋に、メンバーとかスタッフで泊まるの。
MAH)みんなでコーヒーとか変なカップで飲むんですか?
大木伸夫)変なカップで飲む!わざわざイチゴくんはコーヒーを挽いて飲むんですよ。
MAH)そういうの好きだな〜。うちも事務所のCOLDRAINとSiMとスタッフたちとBBQが神奈川の山の方で年に1回ありまして。

大木伸夫)飲んで帰るんでしょ?キャンプなら飲んで食べて泊まって焚き火を囲んで1時2時まで飲むのいいよ。
MAH)俺は泊まりたいんですけどね。
大木伸夫)じゃあ社長に言っておくわ。
MAH)普段の休みの時はプロレス観戦!中学まではプロレスラーになろうと思ってました。身長が伸びなかったので諦めましたが。
大木伸夫)イメージないな〜。もしこの二人で旅に出るならどこ行きたい? MAHくん英語話せるし、俺もメンタルは強いから海外でもOKだね。でもやっぱり、、、温泉じゃない?
MAH)なんだかんだ温泉最強説。
大木伸夫)二人で過酷な旅に行ってもさ、なんか疲れちゃいそうじゃん、気を使いながら山とか登ぼっちゃったりしてさ、、、「MAHくん!一緒に日本に帰ろーー!!」
MAH)「いやー俺ももう帰りたいっすよ」
大木伸夫)「諦めたらだめだ!寝たら死ぬぞ!!」って、、、この二人だったら頑張るというよりは力抜く旅の方がいいと思う。ONとOFF、お互い似たような過ごし方をしているので。
MAH)そうですね。僕、不安で一人旅は出来なんですけど、もし仮に出来たとしたら、、、、、僕はロンドンに行きたいです。聴いてきた音楽、ほとんどがロンドン発みたいなものがあるんで。
大木伸夫)行った事は?
MAH)ないです。頑張ったらいけると思うんですけど、怖くて。大木さんは一人だったらどこに行きますか?
大木伸夫)どこだろー、でも海外の方が楽かも。一人で温泉ほど辛いものはない。特に部屋だね。女将さんに食事出されて「お一人ですか〜」っていぶかしい目で見られながら食事をするほど辛いものはない。でも、1回アイスランドに行った事があって、日本人にすごく合うだろうと思う「レイキャヴィーク」って小さな街があって気候もよくて、アートが溢れてて、入る店入る店のカラーが違っていておもしろくて、ビョークがやってるカフェとかあって、次の日にはSigur Rósがランニングしてたりとか、アイスランドの首都はすごく小さいところなんだけど、ここは一人でも行きやすいかな、もう1回行きたいな〜。
MAH)かっこいいな〜。でも二人で行くなら温泉ですかね。
大木伸夫)近場の温泉だね。

MAH)家で誰にも聴かせる事のない曲をつくったりするんですけど、重たいエレクトロダブみたいなのをつくって人に歌って欲しいなっていう緩い欲望があります。大木さんは他のアーティストの楽曲歌ったり参加したりするんですか?
大木伸夫)ほんのちょっとだけ参加したことがある。YENTOWNBANDのコーラスだったりとかかな。でも、俺もやりたいのバンドサウンドじゃないものを歌詞も言葉ももっと観念的なものといえばいいのかな。
MAH)結構みんなやりたい欲あるけど、やり方がわからないっていうのが多いですよね、たぶん。

on air楽曲

テーマ「休みの日に聴く曲」
Feel / The Ongoing Concept
MAH)楽器を自分たちでハンドメイドして、それを使って作ったアルバムyoutubeで丸太からドラムをつくるところをアップしていたりしてオーガニック系な音楽と思われがちですが、かなりイケイケで、こんなラウドな音楽で楽器作ろうぜって、、、やっぱ海外の人すげぇなぁって。最近のオススメの音楽は何?って聴かれたらこのアーティストを答えるくらい普段でも聴きます。
夢の跡 / OVERGROUND ACOSTIC UNDERGROUND
大木伸夫)鬼-LOW(TOSHI-LOW)のもう一つのバンド。彼からは想像もつかない歌い方で、もっとああいう歌い方で歌ったらいいのにと本人にも言っている、本当によい曲。
テーマ「旅ソング」
LDN / LILY ALLEN
MAH)PUNKなマインドを持つPOPシンガー。ロンドンの頭文字で「LDN」 これを聴きながらロンドンの街を歩きたいな〜。
大木伸夫)自分にとって旅ってオフの旅もあるけど、思い浮かべると「人生の旅」壮大なテーマを思い浮かべちゃう。アイスランドのバンド。彼らの楽曲には生き様、生き死にを、切なさを凄く感じるこの曲が旅ソング
テーマ「お互いに歌って欲しい楽曲」
MASSIVE ATTACK/ What Your Soul Sings
MAH)大木さんの声でエレクトロ系で聴いてみたいのはこんな曲。重たいのに浮遊する、大木さんの声にぴったり合うんじゃないかな。
グッバイ/toe
大木伸夫)初期のACIDMANはインストバンドで、よくtoeみたいだねって言われていてMAHくんは歌作ってるから、あえて歌うならこんな音はどうかなと思ってセレクト

4 week talking

4 week talking

大木伸夫)3週目、4週目の収録の間に、言えない話たくさんしてきたけどバンドしていて今だから言える失敗談ある?
MAH)僕の失敗談というか修羅場は大木さんも現場にいたのでご存知だと思うんですけど。
大木伸夫)え?どれ?どの話?
MAH)「ピーーー(放送自粛)」
大木伸夫)あーーそれ!
MAH)はい、ON AIRではピーを入れて使って下さい。
大木伸夫)それに伴う曲を書いたとも。
MAH)そうですね、まぁ駆け出しの頃は、日本ならではだと思うんですけどね。やっぱり打ち上げが勝負みたいな。不思議な国ですよ、打ち上げが一番の仕事を得る機会。僕らみたいなラウドロック、ライブハウスのPUNK畑で育った僕らに取って、対バン文化、あんまりワンマンでTOURをするって考えがないので、誰かのTOURに呼んでもらって成長する、となると打ち上げが大事になってくる。飲む、仲良くなる、そして盛大にリバース。そして基本移動は車だったので、移動中「ちょっと車止めて」そんな事をしながら、メンバーで当時は交代しながら、飲んでないヤツが運転して長距離移動してました。大木さんの失敗談は?
大木伸夫)失敗談ではないんだけど、バンド結成20年なのでいろんなことがあって、その中でも解散になりそうな、解散というか、残りのメンバーに対しての信頼を無くしてしまって、もう二人とはやれない。もう自分一人でACIDMANとしてやっていく。そこまで決意したの。練習しないし、嘘つくし、裏でなんかコソコソやるし、金は欲しいって言ってくるし、作詞作曲印税は振り分けてるのにも関わらず曲は作ってこないし、必ずボーカルあるあるのストレスみたいなのが満タンになって、それを乗り越えさせて頂いたのは、先週も話に出た「夜中」さん、もとい、東京スカパラダイスオーケストラの「谷中」さんと他のメンバーの方々のおかげ。 スカパラのメンバーのみなさんに飲みに誘ってもらって、急に何にもなかったけど誘って頂いて飲んで楽しくなって、そうしたら俺、全然悩みとか相談した事無かったんだけど、みんな先輩だから、ポロッと悩みを言ったのね。そうしたらみんな聞いてくれて。特に加藤さんが親身に聞いてくれて。どんどん話して、まるで毒を抜くように。 最終的に号泣しながら言ってて、その時、良い言葉を頂いて、解散をとどまって、良し!もう1回やっていこうって思ってつくったのが「ある証明」。それが今でもライブのアンセム。必ずやっているのはそう言う思いがある。SiMも若いと思っていたけど、もう結構活動してるもんね。

MAH)12,3年、僕らも解散の危機は何度もありました。だから続いてる事は奇跡ですよ。
大木伸夫)でも続けるためにはやりたくない。続けていこう。ってなると馴れ合いになるから、そこは目標じゃなくて。
MAH)やりたいが一番ですよね。
大木伸夫)今後の夢ってある?
MAH)難しいですよね、夢の定義が...大っきな夢、大っきな目標。一番近いので言うと、関西で大きなライブをすることですかね。東京では日本武道館、最近では横浜アリーナでやって、次、どうしよう?ってなったら、関西でアリーナクラスのライブをしたいなっていうのが近々の夢ですかね。でっかい夢で言ったらイギリスのグラストンベリー(世界有数の音楽FES)に出ること。FUJI ROCK FESTIVALが影響を受けたというFES。そのために今、小さな事からコツコツという感じですかね。あとは、ROCK BANDって一般の人に言った時、大体B’zとか想像すると思うんです。そういうレベルのバンドにいつかなりたいなって、これは超でかい夢っすよ。ROCK BANDと言えば?「あー目の周り黒い人、SiMだ!」みたいな。となれれば、2,3個階段登った事になれるのかな。っていうそう言うのは夢ですね。

大木伸夫)考えたこと無かったけど、俺もそれにしよう。ROCK BANDと言われて名前が思いつくバンドになりたい、良い夢だね。
MAH)テレビに出てる人、イコールROCK BANDってなったら矢沢永吉さん、ダイヤモンドユカイさん、ああいうイメージあるじゃないですか。でも若い世代にもこういうのがいるって知ってもらいたいな、と言うのが僕にはあります。
大木伸夫)俺に夢が小ちゃくなるな。俺がよく言っているのはね、夢ね、目標じゃないよ。夢は「庭で孫とBBQ」
MAH)そっちかー笑
大木伸夫)これも実は大きい夢なんだよ。当たり前の日常の風景って実はすごい奇跡の連続で成り立っていて、孫がいなくちゃいけない。そしてBBQが出来る庭がないといけない。
MAH)さらっといろんな要素が含まれているんですね。
大木伸夫)そうそう、孫がBBQ出来る歳になるには結構の歳じゃない、まず長生きしなくちゃ行けない。で、BBQの肉を食べようと思ったら、内臓も若くなけりゃいけない。孫も喜び、俺も喜びだったら結構油が乗ってないといけない。
MAH)そしてその日、晴れて無いと行けない。それは人間誰もが夢見ることですね。
大木伸夫)そういう日があれば良い。幸せの極みだよね。バンドとしての目標は今まで掲げて来た事が無くて、1つだけ、ROCK IN JAPAN FESTIVALの大トリを取りたいねというのはあったけど、それは叶って、今はいい曲作ってて、いいライブをする。それが俺個人の夢、目標。
MAH)それはもう悟りを開いたんじゃないですか。
大木伸夫)そんなかっこよい意味で言ったんじゃなくて、目の前の事でいっぱいいっぱい。

on air楽曲

テーマ「今だから言えるトラブル話で1曲」
Digital bath / Deftones
MAH)TOURで長距離移動の時、運転席に座った人が選曲権を持ち爆音で聴いて良いルールがあった。その時、聴いていたナンバー
ある証明 / ACIDMAN
大木伸夫)バンドの解散、1人でACIDMANをしていくか悩んだ後3人でやっていくと決めて出来上がった楽曲
テーマ「最近気になってるバンド」
卒業 / My Hair Is Bad
MAH)新潟は上越のバンド。彼らが結成当初くらいに僕らがライブしに行って、地元のバンドで対バンしたのが出会い。その時、ぶっちゃけ憶えてません。けどそこから成長したのか、数年前にMV出してて見たら、その瞬間からファンになっちゃいました。
宿命 / MOROHA
大木伸夫)言葉が強くて、良い意味で青さが残っていて、屈折もしているし、だけど純粋でいきたいというのも伝わるし、車で聴いて衝撃を受けた曲
MAH)僕もCDを以前に頂いた事があるんですけど、このアルバム聴いたら1曲歌詞書けますよ。って。こんな渡され方したこと無いー!って思いました。
テーマ「今後の夢」
CROWS / SiM
MAH)今後の夢じゃないんですけど、漫画「クローズ」のゲームが出まして、その主題歌を担当しました。さらにSiMの楽曲「KiLLiNG ME」は主人公「坊屋春道」のテーマにも。それはちょっと夢があるなぁって。ゲーム中にも「SiM」の字が高校の壁に書いてあるんですよ。
最後の星 / ACIDMAN
大木伸夫)今の夢=目標が良い曲を書き続ける事。ということで今の夢=最新曲を。