Walkin' Talkin' -徒然ダイアローグ-

monday 21:00-22:00 ONAIR

1 week talking

1 week talking

川上洋平)ホリエアツシさんは風のような人。心地よかったり荒々しかったりつかみ所がないんですよ。初めて会ったのはデビューして1年経ってない頃だったんですけど、物腰やわらかいけど、威圧感もあるただ者じゃない感じでした。(笑)今回の対談で、ホリエアツシという男をもっと知りたいです。
ホリエアツシ)僕は年下の後輩がちょっと恐いんですけど、初めて会ったとき、川上くんはそんな威圧感もなく、気持ちいい人だと思います。 お互いのことを既にだいぶ知ってますが、まだ知らない一面を発見できたらいいと思います。

ホリエアツシ)僕の原点は日本のバンドブーム。80年代末期のユニコーンなどに代表される音楽をかっこいいなと思った。
川上洋平)僕はとんねるず。 「がじゃいも」とか「ガラガラヘビがやってくる」を録音してめっちゃ歌ってました。 音楽というものを認識したのはそれがはじめて。
ホリエアツシ)みんなカッコつけて洋楽のバンドとか言うけど、最初はそうだよね。川上くんは、そういうのを隠さず言うとこが気持ちいいよね(笑)
川上洋平)Bメロがあったりするのは、ロックバンドからよりもそういうところから影響を受けました。

川上洋平)ホリエさんは原点でも才能が光ってますよね。 やっぱり才能がある人が上に行くんですよ。
ホリエアツシ)いやいや(笑) でもこんな曲(「戦士の屍のマーチ」)でもライブについてきてくれた人がいたし、この曲を気に入って力を貸してくれた方々もいた。 こんな音源ですけど。(笑)

on air楽曲

テーマ「影響を受けた曲」
FLOURELLA / MANSUN
ホリエアツシ)初めてライブに行ったのがMANSUN。高校3年の時に1stアルバムを聞いて、大学生になって渋谷クアトロに初来日公演を見に行った。
BULLET WITH BUTTERFLY WINGS / SMASHING PUMPKINS
川上洋平)ブリットポップが大好きだった10代の頃に、かっこいいなと思ったアメリカのバンド。
ハピネス / Syrup 16g
ホリエアツシ)ライブを見て衝撃を受けたバンド。後に対バンをすることになりますが、すごく影響をうけた。普通の人には書けないような歌詞がヤバイ。 歌詞の暗さに度肝を抜かれるけど、ユーモアがある。
WELCOME TO THE JUNGLE / GUNS N’ ROSES
川上洋平)小学校3年の時、シリアに引っ越す前に「外国人にいじめられないように」と、10歳離れたお兄ちゃんがカセットテープに入れてプレゼントしてくれた曲。
テーマ「初めて作った曲」
For Freedom / [Alexandros]
川上洋平)一番はじめにつくった曲ではないけど、僕の原点はこの曲。ライブの音チェックの時は、儀式的にこの曲を演奏する。
戦士の屍のマーチ / ストレイテナー
ホリエアツシ)音源として残っている中で一番古い、インディーズのデビュー曲。展開しない!(笑)

2 week talking

2 week talking

川上洋平)ホリエさんのボーカルのうらやましいところは、リラックスした感じの声を出せるところなんです。
ホリエアツシ)「抜き唱法」か。
「抜き唱法」は訓練なんじゃないかな。 entの曲ですごく弱く歌うことを練習していたらできるようになったんですよ。あとコンプの力もある。
川上洋平)こんなことをラジオで言っちゃうの恥ずかしいですね。先輩にこういうことたまに聞いたりするんです。あー、悔しいな(笑) ウソですよ全部。 演出です。
ホリエアツシ)全然学ぶところなんてねーよ!みたいな?(笑)

川上洋平)音楽に対する「美学」は続けること。 続けることで乗り越えられるものがあると思うんです。
サラリーマン時代、音楽にかける時間が少なくなった時があって。でも、会議中メロディー思い浮かんじゃうし、気づいたらパソコンで歌詞書いちゃったりしてて。その時、音楽から逃げられないんだって気づいちゃったんです。続けるしかないなと。
ホリエアツシ)続けていて、今こうなってるわけだからね。

ホリエアツシ)ライブって勝ち負けあるでしょ?
今日はちょっと負けたわ、とか。
単純に盛り上がったかどうかじゃなくて。
川上洋平)ありますね。やられたというか、自分が感動しちゃった時もあるし。
でもその負けはアーティストだから認めざるを得ないですよね?
隠してても自分の中では「負けた」というのがあるので。
ホリエアツシ)僕は負けるのも良いと思うんですよ。いいものをいいと認めるのがいいよね。

on air楽曲

テーマ「最近かっこいいと思った曲」
PSEUDOLOGIA FANTASTICA / FOSTER THE PEOPLE
ホリエアツシ)1stアルバムもよかったけど、みんなほどピンとこなくて。 でも今回は一聴してヤベーなと思いました。中でもきまくったのがこの曲。 コード感が好きです。
SWARM / THE BOHICAS
川上洋平)新人です。 久々に「来たな!」と思ったイギリスのバンド。蚊の音のようなギターがクセになります。
REPLICA / FOLKS
ホリエアツシ)みんな大好きFOLKS(笑)。 音楽に対するリスペクトが伝わってきていいなと思います。初めて聴いた時に想像をはるかに超えるぐらい良くて、鳥肌立って、影響受けて1曲作ったぐらい。
XSCAPE / MICHAEL JACKSON
川上洋平)最近こればっかり聴いてます。 久々のマイケル節というか、デンジャラス時代、スクリーム時代が全部入っていて、でも新しい。
FLYERS / 少女時代
ホリエアツシ)この前一人でライブを見に行ってきました。確信犯的なパーティーチューン。学ぶところがめちゃくちゃある。
INFERNAL FANTASY / OWEN PALLETT
川上洋平)人に勧められていいなと思った曲です。 昔、FINAL FANTASYという名前で活躍していて、改名つながりで選びました。(笑)

3 week talking

3 week talking

ホリエアツシ)曲を作っているときが一番楽しいかな。
川上洋平)レコーディングを一番楽しいと言う人は優秀なミュージシャンだと思います。僕はライブなんですよ。 レコーディングがあんまり楽しいと思えなくて。
ホリエアツシ)苦悩はあるよね。 ストレスもたまると思う。 ライブは良かろうが悪かろうがその日限りのものだから後悔しても仕方がないというか。
川上洋平)レコーディングは終わったら、いろいろあったけど楽しかったなって言えるけど、 やってる時は楽しいって言えなくて。
ホリエアツシ)バンドのアレンジで喧嘩してるもんね。

ホリエアツシ)ウエス・アンダーソンの映画って心に訴えるというよりは楽しませる方だよね。なんか隅々まで楽しめるというか。
川上洋平)確かに! ちょっとしたアイテムがお洒落だし、こだわり抜いているからなんでしょうね。
ホリエアツシ)衣装だったりセットだったり。 かわいいよね。そういう細かいこだわりが音楽にも反映されるというか。 誰も気にしないだろうけど、この1音はすごくこだわってるとか。
川上洋平)ありますよね。 作り手としては。

ホリエアツシ)音楽以上の趣味はみつからないんだよね。
好きなことはいろいろあるけど。ごはんを食べることとか、お酒を飲むこととか、日常的なこと。
で、音楽も日常の中にある。
我々はツアーで全国旅して、いろんな道を走って、いろんなご当地グルメを堪能してるわけでしょ。
川上洋平)それが自分たちの音楽につながっているので、健康的というか、いいサイクルなんだなと思いますね。
ホリエアツシ)で、音楽を求めて集まってくる人が、それを道楽にしてくれると万々歳だよね。

on air楽曲

テーマ「ライブで演奏して楽しい曲」
シンデレラソング / ストレイテナー
ホリエアツシ)初キーが高いんですよ。 これの「イェー」というところがキレイに出た時が快感ポイント!
Wanna Get Out / [Alexandros]
川上洋平)イントロに命がかかってます。 中華っぽいイントロのBPMが上がっていくところがキマると超気持ちいい。
テーマ「ごはんを食べながら聴きたい曲」
I GOT YOU / JACK JOHNSON
川上洋平)朝ご飯を食べてるとき。
SPARTACUS / INO hidefumi
川上洋平)夜ごはんを食べてるとき。自分の部屋でホームパーティーをしてるときとかね。
テーマ「ドライブしながら聴きたい曲」
COASTAL BREAK / TYCHO
ホリエアツシ)夜のドライブ向き。 エレクトロなんだけど、途中で生ドラムが入ってきたり。 こういう音楽をクラブで聴きたい。
TAKE COVER / MR. BIG
ホリエアツシ)昼のドライブ向き。 オープンカーとかで湾岸を走る感じ。

4 week talking

4 week talking

ホリエアツシ)未来。 近い未来のことは考えるけど、10年先とかはあんまり考えないね。
川上洋平)10年先っていうと、僕は42なんですけど、考えてますね。こうなってたいな、とか。
ホリエアツシ)僕は自分の未来のことはあんまり考えないですね。1年後のこともあんまり考えてない。
10年後、バンドを続けていないだろうとは思わないけど、
10年後までがんばって続けてたいなともべつに思わない。
川上洋平)え!そうなんですか!
ホリエアツシ)頑張ることじゃないなと思っちゃう。 楽しいから続けてるっていう。だから、他にやりたいことができたら、、、ないとは思うんだけど。

ホリエアツシ)挫折を打破するのって、やっぱり曲だと思うんですよね。
川上洋平)まさにそうですね。 挫折を味わって何ができるかっていうと、曲に昇華するするしかないんですよね。

川上洋平)これからは、海外の空港でもファンに迎えられたいなと思いますね。
ホリエアツシ)じゃぁ、僕は、、、長崎駅に「おかえりなさい、福山雅治さん」っていうのぼりが一時期あったんですけど、「おかえりなさい、ストレイテナーさん」ってなるぐらいに。笑 地元に貢献できるようになったら いいとおもいますね。

on air楽曲

テーマ「憧れの人」
EXTRA / CAPTAIN HEDGE HOG
ホリエアツシ)僕らより前にインディーズデビューして感銘を受けました。「ドルフィン」っていうアルバムがいい。音楽的な才能もすごいし、ムードメーカーでまわりを和ませる力も持ってる。
99 PROBLEMS / JAY Z
川上洋平)プロデューサーとしてもミュージシャンとしても超一流だし憧れというより、かっけーなって感じ。
テーマ「未来を変えた曲」
untitled (Live at Budokan 2014.3.28) / [Alexandros]
川上洋平)デビュー前に作ったデモテープに入っていた曲。 そのデモテープがきっかけでデビューが決まった。武道館で披露したらとても感慨深かったのでそのバージョンで。
ROCKSTEADY / ストレイテナー
ホリエアツシ)インディーズ時代、お客さんが増えなくて、レーベルが不景気でレコーディングもできない。そんな中、やっとこの曲をレコーディングしてリリースしたら環境がだいぶ変わった。 僕らの挫折を打破してくれた曲。 この曲を対バンした相手とかいろんな人が愛してくれて道が開けた。
Adventure / [Alexandros]
川上洋平)バンド名を変えて最初の作品なので、いろんな願いを込めてこの曲を世に送り出しました。
From Noon Till Dawn feat.Tabu Zombie & Kunikazu Tanaka / ストレイテナー
ホリエアツシ)ドラマのオープニングテーマになることを踏まえて作った曲。 何か違う作品の為に作ったのは初めてで、さらにストレイテナーのメンバー以外の音が入ったのも初めて。 何かひとつ壁を壊してくれた曲。

今回対談させてもらって、ホリエさんという人間がなんとなくつかめたかなと自負してます。でもまた、どんどんどこかに行ってしまうんだろうなと感じてます。なぜならホリエさんは自然体なんですよ。「バンドは頑張ることじゃない」とおっしゃっていたのは、そうだなと思いました。そういうマインドがステキです。 自然体で音楽できちゃってるんだな、この人は、と思うと、悔しさ以上のものが生まれてしまいました。 あきらめというか。いい勉強になりました。

これまでミュージシャンとしてやって来たいろんな局面を振り返られてよかったです。ラジオなので、いろんな人が聴いていると思うと歯止めはかかりますけど、かなり赤裸々に話せたんじゃないかと思います。そして、[Alexandros]の歩みとかルーツを知れてよかったです。歳はそんなに離れていないけど、バンド世代が結構違うし、その時代時代でバンドが置かれていた環境も違うので、悩みも違ったし、で、またこれからのバンドは全然違うところでの戦いになってくると思うし。色んなことを考えた、この4回でした。