Walkin' Talkin' -徒然ダイアローグ-

monday 21:00-22:00 ONAIR

1 week talking

1 week talking

安藤裕子)スキマスイッチとはデビューの日がまったく同じで、デビューする前から知ってました。 実際お話ししたのは結構後になってからで、何かでご一緒したときに大橋さんが私の曲を聴いていると言ってくださって、なかなかいい人だなという印象を持ちました。(笑) 同世代ですし、今回の対談は楽しみにしてきました。
大橋卓弥)僕は普通にファンとしてテレビ局の楽屋に押しかけまして、サインを頂いたんですがいろいろありまして。(笑)
常田真太郎)そのことは、後ほど本人に聞いてみましょう。(笑)
僕の最初の印象はとにかくオシャレだなと。
大橋卓弥)僕もすごく芸術家タイプという印象がありました。 僕たちとは違う視野を持っている。そういうことも話せるのを楽しみにしています。

常田真太郎)人があんまりやってないことをやるのがスキマスイッチの大きなテーマかもね。歌詞もメロディーもアレンジも。
安藤裕子)さらっと耳に入ってくるんだけど、メロディー展開が複雑だなって思います。

大橋卓弥)映像と音楽のおもしろい関係とは?
安藤裕子)音楽そのものが私の中でサントラなんですよ。 私、音楽でこういうことを伝えたいというメッセージは全くないのね。でも、映像はよく浮かぶの。
常田真太郎)むしろそれが伝えたいことなのかもしれないね。
安藤裕子)そう、だから私の音楽は「見せたいビジュアルのところで鳴ってる音」というところが強いですね。

on air楽曲

テーマ「スキマスイッチとの出会いの曲」
君の話 / スキマスイッチ
安藤裕子)日本語のポップスっていいことしか言わないけど、この曲は女性全体を敵にまわすような言葉が耳に入ってきて気になりました。でも実は子猫ちゃんソングなんです。(笑)
テーマ「安藤裕子との出会いの曲」
ドラマチックレコード / 安藤裕子
常田真太郎)メロディー展開が複雑なんだけど、それをシングルとして出して、プロモーションビデオ作って。スキマスイッチでもこんなんやりたい!って思いました。
大橋卓弥)全然10年前の曲に聞こえない!
テーマ「音楽が素敵だなと思った映画のサントラ」
八つ墓村 / ミステリー金田一バンド
安藤裕子)金田一耕助シリーズが好きなんですけど、曲がかっこいい! 曲が事件を呼んでくるんですよ。ドラマ『八つ墓村』から。
GOD GIVE ME STRENGTH / BURT BACHARACH & ELVIS COSTELLO
大橋卓弥)キャロルキングの半生を題材にした『GRACE OF MY HEART』という映画なんですけど、映画の最後に主人公が歌うこの曲がすごくいい。
クライマーズハイ / 村松崇継
常田真太郎)僕の1コ下なのにこんなすごいことやってるんだ、と悔しくもあり、刺激を受けてうれしくもあったのがこの曲。映画『クライマーズハイ』から。

2 week talking

2 week talking

大橋卓弥)音楽はすごく好きだから、クルマに乗ってるときとか音楽が流れてないことはまずないし、、
常田真太郎)よく聴いてるよね〜
大橋卓弥)家でも、散歩行こうというときも音楽がかかってるし、、、必ず、、音楽は、、そばにある。
安藤裕子)たっくん、かっこいい〜!(笑)

安藤裕子)歌詞って共作になってますけど、どうやって書いてるんですか?
大橋卓弥)よく言われるんですけど、本当に二人で書いてるんですよ。たたき台をどちらかが書いてそれを二人でいじっていく。
安藤裕子)「ここ変えるね」とか言われたら切なくないですか?あきらめるの?
常田真太郎)あきらめるというより、もっといいものを探す。
大橋卓弥)両方がなっとくする言葉があるんじゃないかと。

安藤裕子)私、歌詞=言葉は音だと思ってて、メッセージ性は持ってないんですよ。
メロディーが出てくるとき、そこに言葉が付いてることが多くて。ただ、出てきたものを後で読み返すと不思議と物語になってたりする。だから、そんなに歌詞に意味はいらないのかなって思うんです。
大橋卓弥)僕もデビュー当時、歌詞なんて要らないって言ってデレクターにものすごく怒られたことがあります。
常田真太郎)ラララでいいじゃないですかって言ってたよね。

on air楽曲

テーマ「最近よく聴いている曲」
小さな星のメロディー / AIMER
大橋卓弥)僕はイントロがしっかりあって、Aメロにいいメロディがあって、サビで派手なストリングスが入ってきて、、という日本の音楽の定番がイヤなんです。この曲はどこもサビでどこもAメロに聞こえる。 こういう曲がもっと 世の中に出てくると、J-POPの王道パターンを壊せて自由になる。この曲には希望を感じます。
感情七号線 / ハルカトミユキ
常田真太郎)フラワーカンパニーズのカバーなんですけど、すごい化学反応を起こしています。
DA! DA!! DA!!! / THE COLLECTORS
安藤裕子)私は、1日の生活の中で自発的に音楽をかける瞬間は…無いかもしれない。自然と耳に入ってくるような、例えば人に勧められたり、ラジオやテレビから流れてくるものしか聴かない。最近かかっていて一緒に歌ってしまうのがこの曲です。
テーマ「嫉妬する曲」
I’M SORRY / MR. CHILDREN
大橋卓弥)全世界が知っている通りMR. CHILDRENが大好きなんです。歌い出しの「あれは血迷ってた」を「あれはち迷ってた」だと思ってたんです。その時点で桜井和寿の罠にはまってるんです!(笑)
LIGHT OF YOUR LOVE / AMERICAN FLYER
常田真太郎)かっこいいんですよね〜。 イントロでいいと思って、さらにその上を超えてくるんです。ちなみにプロデューサーはビートルズを手がけたジョージ・マーティンです。
翳りゆく部屋 / 荒井由美
安藤裕子)この曲を聴いたときにうらやましいと思ったんです。もし自分がもっと若い頃にこういう曲を作れてたら、辞めてたかもしれないなぁ。

3 week talking

3 week talking

安藤裕子)楽器はじめたのはいつなんですか?
大橋卓弥)最初にさわったのはエレクトーン。 それから小学校2年か3年のときにピアノを習い始めました。
安藤裕子)私は3姉妹でピアノを習わされたんだけど、すごく嫌で、椅子に座って手を膝の上に置いたまま黙るというのを1ヶ月続けたら、お母さんが「この子は無理です」って言われてやめさせちゃって。だから楽譜は今でも読めないの。
常田真太郎)僕がはじめてピアノに触ったのは、中2のとき。 友達がドラゴンボールを弾いてたのに感動して、ちょっと触らせてって言って触ったときかな。 で、中3の時に家にピアノがやってきて、高1のときに、ピアノがすごくうまいかっこいい男子に出会って、いろいろ手ほどきを受けました。

大橋卓弥)僕はピアノでもギターでも作曲するけど、手癖が出だすと楽器を変えるんです。ギターで作ってみたけどいまいちな時はピアノに変えたり。
安藤裕子)自由だね。私、楽器弾けないから。たまにギターで作ろうとするけど、出てくるフレーズに手が追いつかなくて、弾くのをやめることが多いです。

常田真太郎)自分の歌声は好きなの?
安藤裕子)大っ嫌いなの。 私、しゃべる声が低いから、小学校の時に好きな男の子から電話がかかってきて「もしもし」って出たら、その子に「びっくりした!男かと思った!」って言われたことがあって。
大橋卓弥)トラウマだ。
安藤裕子)それから小声でしゃべるようになって。 でも、小さい頃、オペラのマネとかするのは好きだったな。
小学校4年生ぐらいまで、どちらかというとイジメられる側の人間だったし、ほとんど会話しなかったんだけど、音楽の時間に、ファルセットで歌ったらすごく先生に褒められて、それがすごくうれしかった。

on air楽曲

テーマ「鍵盤が素敵な曲」
生まれたての気分で踊るのさ / 渡 watary
常田真太郎)風味堂の渡くんがソロでやってるピアノがカッコイイ曲を選んでみました。弾きまくるしリズムも良くて。
パラボラヴァ / スキマスイッチ
常田真太郎)最近作ったピアノがバンと出てくる曲。 ピアノの人がアレンジするとこうなります。笑
テーマ「ギターが素敵な曲」
It’s growing / James Taylor
大橋卓弥)弾き語りでこの人を超えるギターを弾く人はいない! これは、もともとはTemptationsの曲なんだけど、イントロのギターが、こんなアコースティックギター聞いたことがない!という音の良さなんです。
life×life×life / スキマスイッチ
大橋卓弥)この曲はギターで作ったので、ギターがフィーチャーされています。アコースティックギターがやっぱり好きなんです。
テーマ「歌声が素敵な曲」
外出中 / SUPER BUTTER DOG
安藤裕子)この人の声にほんと憧れるな~ こういう声だったら、そりゃ歌うの楽しいよな~ とデビュー当初思っていた曲。
勘違い / 安藤裕子
安藤裕子)歌声を楽器としていろんな声色を使って録るようになって、その中で、この曲はファルセットめいてる声が主なんだけど、声の面白さをレコーディング中に感じた曲です。

4 week talking

4 week talking

安藤裕子)他のアーティストと一緒に演奏することはあるんですか?
大橋卓弥)ありますね。うちはそういうの結構好きだし。
常田真太郎)リリースは少ないけど、ライブでは結構やるね。
大橋卓弥)スキマスイッチとしてイベントとか出ると、知ってる人がいると「何か一緒にやろうよ」って勝手に盛り上がって、、、
常田真太郎)スタッフ泣かせだね。 でも、基本的にやるのは大好きだね。
大橋卓弥)楽しそうだったらやってみたらいいじゃん、って思う。

大橋卓弥)コラボレーションって、そもそもは、アーティストがみんなで楽しそうにやってる空気感が届くのがいいんじゃない?
安藤裕子)そうだと思う。 スキマスイッチとOTODAMAで一緒にやったときも、楽しかったからすごく良かったんだなと思う。
自分で曲をずっと作ってやってると、楽しいはずの音楽が苦しくなっちゃうときもあるし、そんなときにお祭りみたいにワイワイできると、「音楽作るのは楽しいことなんだ」ってリフレッシュになる。

大橋卓弥)レコーディングとかしててさ、なかなかフレーズが出てこないときに、楽しいことやってるはずなのに、それを見失うときあるよね。
安藤裕子)そうそう。 ヘンな話、音楽は仕事だし、生業だし、所属してる大きなマスの会社もあるし、そうすると締め切りもあるし、いろんな制限がある中でやると、楽しいだけじゃいけないこともあるんだけど、楽しまないとウソだから。 そのなかでも楽しいポイントを見つけてやらないといけない。
常田真太郎)音楽だからね。 音を楽しまないといけないな、と。

on air楽曲

テーマ「誰かとコラボした曲」
Dreams in the dark / 安藤裕子
安藤裕子)ベニー・シングスと一緒に作った曲。 世界平和を祈るみたいな曲で、実はね。 だけどそれはアホな夢だってことを歌ってる。でも、サビのところだけ「ほんとはそう思ってるんだよ」っていうことを歌ってるの。 それを彼がちゃんと表現してくれた曲。
月見ヶ丘 / スキマスイッチ
大橋卓弥)当時コーラスワークを小田和正さんに考えてもらって、コーラスに参加してもらった曲。 コーラスを聴いてると小田さんの世界観。
常田真太郎)デビューして3年目か4年目の曲だね。
テーマ「素敵なコラボ曲」
ほととぎす / レキシ feat. 聖徳ふとこ
安藤裕子)私がずっとファンで、池ちゃんのメロディーセンスがほんと好きで。 音楽って楽しいのが大事だよね!って思った曲。
How Come, How Long / Babyface feat. Stevie Wonder
大橋卓弥)『The Day』というアルバムに入ってる曲。
常田真太郎)強力すぎでしょ。
夏の終わりのハーモニー / 井上陽水 & 安全地帯
常田真太郎)きっと今後も歌い継がれている名コラボ。 歌い手が二人いたら、これやってもらいたい! 夏フェスかなんかのアンコールで、「ちょっとやりたいから」って陽水さんが玉置さんに言って出来た曲なんだって。
テーマ「安藤裕子×スキマスイッチ スタジオ ’コラボ’ ライブ」
眠りの家 / 安藤裕子×スキマスイッチ
全力少年 / 安藤裕子×スキマスイッチ

5 week talking

5 week talking

大橋卓弥)クリスマスソングって、1回しか切れないカードのような気がする。 べつに毎年書いてもいいんだけどね。
でも、大事にしたい1枚のカードのような気がする。
常田真太郎)でもアメリカだったらクリスマスアルバム作るのステータスみたいになってるからね。 カバーも自分の曲も入れながら。ほんと大御所がやってるけど、日本ではそんなにいないよね。
安藤裕子)それ聞いて、やっていいんだって気持ちになったから、今度またやってみる!

大橋卓弥)(安藤裕子の最新アルバムを聴いて)感情の吐き出し方の大きさが違う気がした。
昔は小さなビー玉のようなものだったとしたら、今は、大玉転がしの大玉のようなものが、ボンと出てる。
それは10年の間に表現方法として自分が覚えて来たことかも知れないし、ここまで自分は言ってもいいんだっていう何かのボーダーをはずしたのかもしれないし。 でも、その中でもおもちゃ箱のような安藤裕子ワールドはちゃんと残ってる。
安藤裕子)ライブを重ねるようになって、レコーディングの歌い方が感情的になってきてる。前はもっとドライだったけど、言葉の感情みたいなものをすごく探すようになったかな。
常田真太郎)前は二人とも楽器みたいに自分の声をとらえていたよね。 今は、やっぱり、歌ってるんだなって思う。

常田真太郎)せっかくのこの機会をムダにしたらいけないなと。必ずなんかやりましょうよ。安藤裕子とスキマスイッチで。大きなチャレンジだと思いますよ。 レコーディングをしてオリジナルを作る!
大橋卓弥)やってみよう! やってみるのは自由!
安藤裕子)早口で歌わせないよ!!笑 長い音符ばっかりにするよ!
大橋卓弥)うちは他の人と一緒に曲を作ったことはないから。
安藤裕子)是非、やりましょ!

on air楽曲

テーマ「クリスマスソング」
クリスマスの恋人 / 安藤裕子
安藤裕子)末光篤くんにプロデュースしてもらった曲なんだけど、安藤裕子の私情とかいらない「クリスマスの曲!!」っていうのが作りたかった。これがかかると「あ!クリスマスだ!」って思ってもらえるような。
WINTER SONG / DREAMS COME TRUE
大橋卓弥)僕らが中学か高校の時に、冬と言えばこの曲!というのになってた。
テーマ「チャレンジした曲」
ゲノム / スキマスイッチ
大橋卓弥)スキマスイッチで10年やって来たことを、一回僕の中で壊したかったの。たとえば積み木を積んでたとして、壊したとしても積み木のパーツはこわれない。そういう壊し方をしたかったの。そういうときにこの曲を作りました。
雪が降る町 / 安藤裕子
安藤裕子)カバーが好きで結構やってるんですよ。 好きな曲を「(オリジナルに)負けないぞ!」って改造して自分の物にしていく作業も楽しくて。 これを聞いてると「実家帰りてぇ」みたいな郷愁感をくれるんです。
PHOTO:AZUSA TAKADA

大橋卓弥)1ヶ月にわたり、いろいろ話しましたけど、ここまでガッツリ話したことはなかったので、あたらしい発見もありました。 僕は誤解も解けたし。笑
常田真太郎)お互いの思ってることをぶつけ合ったのはおもしろかったね。
大橋卓弥)またいろんなところでお会いしたいですね。 チャレンジしたいこともありますし。
安藤さん、素敵な人でした。

私は一人のシンガーソングライターだから、スキマスイッチは二人なのがすごくうらやましいなって思ったんです。
もっと厳しそうな人だと思っていたけど、すごく優しいし。 常田さんは気がまわるのね。 いろんな人のことをすごく見てるし。大橋さんは、このかわいい感じで女子たちを転がしてるのね!みたいな。笑。ふたりのチャーミングなところが見えて、楽しい時間でした。 また一緒に何か出来たらいいなと思います。