Walkin' Talkin' -徒然ダイアローグ-

monday 21:00-22:00 ONAIR

1 week talking

1 week talking

福岡晃子)オンナク祭どう?いつもやってて。※オンナク祭:木村カエラが主催する恒例ライブイベント「オンナク祭オトコク祭」の女性限定イベント
木村カエラ)ここ二年ぐらいできてなくて、凄いよね、女の子のパワーって。普通のライブよりも、パワーが高いっていうか、そういう感じがする。
福岡晃子)カエラちゃんのオンナク祭に出してもらったときに、メスって集まったらオスになるんやなみたいな話してたよね。すっごい男化っていうか、してくるよね?
木村カエラ)オラオラしてくる。
橋本絵莉子)女の中で、男っぽい感じでてくる。なんていうんだろうな、“新しい性別”みたいなのがでてくるよな(笑)こんな女の人、見たことないっていうか。
福岡晃子)歓声が黄色くて、うれしいよね。なんかワーって叫ばれたりするやん。細かいこと言ってくるよな、女子って。「そこの、なんとかの、腕のやつ、カワイイ!」みたいな。
木村カエラ)「それどこの〜」みたいなのとか、けっこう言うかも(笑)

木村カエラ)NOKKOさんの人魚という有名な曲があるんですけど、口ずさんで歌っていると、女性っぽい感じがする。心では思っているけど、言えないような言葉をこの歌が歌っている感じっていうのかな。自分の中の溜まっていたものが溢れちゃう感じ。それって女性しか、きっとそうはならないんじゃないかな?
福岡晃子)メロディも相まって確かにそうかも。中島みゆきさんは女性の強さを再認識させられるというか…確かにNOKKOさんは、歌い方も含め、儚い女性の感じとか、聴いてて泣きそうになるのは、すごい分かる。
橋本絵莉子)うーん、うーん、うーん、すごい好き。
一同(笑)

橋本絵莉子)ライブの前日に朝まで歌詞書くなんて絶対無理。
木村カエラ)私、スタミナ型だから。カラダ中心みたいな。いけちゃうんだよね。気合いで。
福岡晃子)ええコなんよ絶対。みんなの要望に答えて自分のカラダを作っていったわけよ。多分。
木村カエラ)あ(笑)
橋本絵莉子)気づいた?(笑)
福岡晃子)必要とされてる分、応えなきゃっていうのを、体力作りにシフトしたんじゃないの?
木村カエラ)ちょっと、えっちゃん型にシフトしようかな。
福岡晃子)ただ、言葉かず減ると思うけどな。家から出んようになるし、パン屋さんしか行かんようになるし。
木村カエラ)ダメだね、全然
一同(笑)

on air楽曲

テーマ「女子会」
糸/中島みゆき
橋本絵莉子)歌詞が女の人じゃないと絶対に無理。女性ならでは、と言ったら絶対これかな、と思って選びました。
To Zion/ Lauryn Hill
福岡晃子)Zionという息子に向けた曲で、たぶん、お腹の中にいるときに書いた歌詞じゃないかなっていう、女の人ならではの曲。
人魚/NOKKO
木村カエラ)切なさと強さというか、そういう女性らしさがあるなと思います。
素直/チャットモンチー
木村カエラ)アルバム「生命力」をリピートして聴いてて、ずっとパワーをもらったので、思い入れのある1曲。
Yellow/木村カエラ
橋本絵莉子)歌詞がグッときて「あたしのために歌ってる」と感じた。立ち止まったらアカン、と思わせて、パワーをくれたの。
Heart Of Glass/木村カエラ xxx チャットモンチー
木村カエラ)3人でカバーした曲。デボラ・ハリー率いるアメリカのバンドBlondieのカバー。

2 week talking

2 week talking

福岡晃子)学校内でバンド組んだの?
木村カエラ)学校内で高校二年生のときに、文化祭とかで披露するようなバンド組んでて歌、うたってて、カバーして…
福岡晃子)何カバーしてたの?
木村カエラ)それきくの?さっきわざときかなかったのに(笑)
橋本絵莉子)言えるやつ。
木村カエラ)GO GO 7188とか、JITTERIN’JINNとか、椎名林檎さんとか、洋楽のカバーもやってたかな…
福岡晃子)ウチらも。かぶってるのは林檎さんと、JITTERIN’JINN。あとは↑THE HIGH-LOWS↓、ロリータ18号かな。しかも、林檎さんとか謎にアルバムの曲とかやったりして…
木村カエラ)そうそうそう(笑)私、やってたのは「月に負け犬」。
福岡晃子)あー、いいね。いいね。それもやろうか迷ってたよな。でも結局「モルヒネ」にした。

福岡晃子)徳島で開催されるいろんなオーディションにでて、とあるオーディションで優勝したんやけど、その時の審査員さんがバンドクリニックみたいなコーナーやってて、「優勝させてもらったチャットモンチーですけど…」って言ったら、その人に「絶対デビュー無理!」って言われた。
木村カエラ)うわー(驚)
福岡晃子)「君らみたいなのはごまんといるから、絶対無理!絶〜対無理!」って言われて…
木村カエラ)いやー、怖い。
福岡晃子)トロフィー投げ捨てて、帰ったろかなって思うくらい、ボロカス言われたね。

木村カエラ)あった?デビューをあきらめようと思った時。
橋本絵莉子)なかった。それしかなかったという感じ。歩き出しちゃったという感じがして、引き返すにも…
木村カエラ)引き返せない。でも、それしかできない。
橋本絵莉子)そう、まさにそれ。やるしかないって感じかな。
木村カエラ)それ凄く分かる。あきらめるの意味が分からない。
福岡晃子)「あきらめ」という選択肢がなかったね。
木村カエラ)やっぱ、そういうふうにして叶えていくんだよね、きっとね。
福岡晃子)それぐらいの夢にできることに、会えること自体がなかなかないもん。今思えば、音楽以外でそんなふうに思った事、ないもん。
木村カエラ)分かる。
福岡晃子)確かに。

on air楽曲

テーマ「ホーム」
PLANET/SUPERCAR
福岡晃子)中学生の時に聴いて衝撃をうけてCD屋さんに走った。ベースのフルカワミキさんのインタビューを読んで、私もバンドできるかも?と思った。
NEW LIFE /Hi-STANDARD
橋本絵莉子)兄ちゃんに「3ピースやるんやったら絶対ハイスタをコピーしたほうがいいよ」といわれ、高校1年生の時に初めてギターで弾いた曲。
Just A Girl/No Doubt
木村カエラ)バンドの女性ボーカルに憧れを持っていて、この曲を歌うグウェン・ステファニーみたいになりたいと思った。
ミカヅキ/チャットモンチー
福岡晃子)私が加入する前からあった、凄いと思ったバラード。デビューしてから発表した想い出の曲。
You know you love me?/木村カエラ
木村カエラ)高校時代、animoというバンドで作った曲。今も大事な曲で、ライブでやる曲です。
月に負け犬/椎名林檎
福岡晃子)高校時代、お互いにカバーしていたアーティストが椎名林檎さん。カエラちゃんがやってた曲にしようかな。

3 week talking

3 week talking

福岡晃子)一番最初、友達になりそうな人が出来て、ご飯しましょうよってなったとき、どこでご飯するの?
木村カエラ)しないもん(笑)行けないから。
橋本絵莉子)そうだよね。行けないよね。お茶とか。ご飯とかちょっと無理。
木村カエラ)誘ってくれたりはするから、こういうのは大事にしないとなと思うんだけど、店に着くまでの道のりでヘトヘトになっちゃうの(笑)
福岡晃子)ボーカルの人は見られたり、人に対して歌っていくから、対人関係すごく大事なんかもね。
橋本絵莉子)MCとか、こっちがカチカチやと伝わるやんか。最初から崩していかんとアカンやん。それが難しくない?
木村カエラ)難しい。だから最初からめちゃめちゃ仲いい人みたいな、“この人たちは私の裸を知っている”ぐらいな、テンションでいかないと(笑)けっこう、ライブにかかわってくるから。
橋本絵莉子)緊張し合ったまま曲が進むやんか。
木村カエラ)それが辛いよね。
福岡晃子)なんかすごいな、デビュー10年でこういう会話。
一同(笑)

木村カエラ)友達っていいよね?
橋本絵莉子)「忘れてた」っていう普段の感情を思いだす。
木村カエラ)それがすごく大事なことだなって、友達と会うと思ったり。
福岡晃子)そのコの前で出る言葉があるやん。人のチカラで言葉をすくい上げられるっていう。なんか、「自分はそういうこと思ってたんやな」って思う。

木村カエラ)ライブで最後の方に差し掛かってきて、「ヤバイ、今日いいライブできた!」って思うときってすっごい幸せじゃん。でも、そこまで来ないと気づかないわけで…
福岡晃子)幸せってそのときに感じるのが難しい。ライブがいいのも、そこまで上手くいっているというリアリティじゃないですか?今、ほんまに幸せって思う事あったっけ?と思う。
木村カエラ)自分自身で「私幸せ!」って感じるよりも、例えば、誰か大事な人とかに対して、愛情とか、何かをしてあげることによって、その人がよろこぶわけじゃない?結局自分じゃないというか、誰かのために、何かをしてあげることで、自分が幸せを感じれる、という気がする。
福岡晃子)ライブもさ、お客さんの盛り上がりと、自分の盛り上がりが似てくるとすごいうれしいじゃん。
木村カエラ)だってライブもそうだもんね。お客さんのためにはじめるもんね。

on air楽曲

テーマ「友達」
クチビル・ディテクティブ/Base Ball Bear
橋本絵莉子)唯一のミュージシャンの友達(笑)どんな私でも理解してくれる。あっこちゃんも参加してる曲。
奇跡/くるり
木村カエラ)友達といっていいのか分かりませんが、くるりの岸田くんとは仕事の関わりもずっとあって、岸田くんの歌詞はきれいで、素直でいいなと思ったりするので選びました。
私の愛したスパイ -ナチュラル・ボーン・プログレ- /世部裕子
福岡晃子)最近めちゃめちゃ仲いい友達。えっちゃんと初めて出会った時と同じで、天才やと思った。彼女らしさが出てる曲。
テーマ「幸せ」
コンビニエンスハネムーン/チャットモンチー
橋本絵莉子)友達のモリキミちゃん(※森貴美子(ファッションモデル))がアイスランドにハネムーンに行ったのを写真集にしてて、その写真集の名前を真似して(笑)作った曲。タイトルから作りました。
Happiness!!!/木村カエラ
木村カエラ)これしか思い浮かばない(笑)。私は常に幸せをテーマに曲を作っているんだけど、この曲がいいかなと思って。
マドベーゼ/ハナレグミ
木村カエラ)三人とも大好きなアーティスト。誰かにちゃんと思われてる感じがするから、このテーマにぴったり。

4 week talking

4 week talking

福岡晃子)表現をしない生活であれば、「愛」を形に変えて考えるのは少ないかもしれんけど、やっぱり文字とか、私たち歌詞を書くじゃないですか?曲も作るから、愛をテーマにすることもあるよね?
木村カエラ)あるある。でも、愛について考えれば考えるほど、切なくなってくるんですよ、私。愛されているのか?愛されていないのか?愛って何なんだ!?って、だんだんなってきて。誰かを愛している自分は幸せになれるんだけど、自分ははたして幸せになれるんだろうか?なんか、もう、わけわからんちんになっちゃうわけよ。考えすぎると。
橋本絵莉子)福岡晃子)(笑)
木村カエラ)切ない曲の歌詞はすごい書きやすいんだけど…書きやすくないですか?
福岡晃子)どうですか、橋本さんは?
橋本絵莉子)もう、そのとおりだよ。うん、難しい。ちょっと悲しい、なんか欠けてる、というほうが書きやすい、浸りやすいし。
木村カエラ)欠けてるものなんじゃないですか?愛自体が。足りないから求めていくし…
福岡晃子)そうですよ。愛って足りないもんだよね。基本的に。
木村カエラ)もう答えでちゃった(笑)

橋本絵莉子)時間が経たないと分からないんだね。自分の曲とか特に。
木村カエラ)それ、すごく思う。
福岡晃子)アレンジの問題とか、歌い方どうしようとか、変なところに気がいってたんやなって。
木村カエラ)後になって「こういう意味だったんだ」って、歌詞を書いてる自分ですら感じることはある。

福岡晃子)愛は「足りない」とか、ワードはネガティブだよね。最初のカーペンターズの曲もそうだけど、「不完全だけど求めてしまう」みたいなものがあって、愛を本当に表す曲って、「満たされたい」とか「愛に溢れていたい」っていう歌、多いやん。憧れてるんだろうね。
木村カエラ)一人でいたら、そんなこと考えずにすむじゃないですか。自分の事だけ考えていればいいから、そんな辛い事なんてなんにもないのに、誰か人を好きになったら、その瞬間からキツくなってくるじゃない?なんかそれがすごく不思議なことですよね?
橋本絵莉子)それが芽生える前の、幼い時?それが一番愛で溢れてんちゃう?
木村カエラ)要はその時に愛をもらった人は、人を愛せる人になる。でもそのときに子供ながらに愛が足りないと思っちゃうと、うまく人を愛せなかったり、求めるばかりになっちゃうと、幸せになれない。でも与えたら幸せになれる。
福岡晃子)総括や!「愛は与えるもの」だと。
木村カエラ)答え出たね。やっぱり与えるもんなんだね。
橋本絵莉子)でも、それどっかで読んだ事あるような気がする…
一同)(笑)

on air楽曲

テーマ「愛」
I Need to Be in Love/Carpenters
福岡晃子)邦題が「青春の輝き」で、私も特に若いときに愛について考えてたなって。この曲にもそんなところがあるなと。
パパ/プリンセス・プリンセス
木村カエラ)悩みすぎて、ここに行き着いた(笑)家族っていう感じがすごくした。家族がつながってる感じがいいなと思って選びました。
Marry You/Bruno Mars
橋本絵莉子)Youtubeで知った曲。サプライズってしんどくて、大変やけど、それが愛につながっとんかな?って思いました。
Last Love Letter/チャットモンチー
木村カエラ)ずーっとその人の事を想って言葉を綴ってるじゃない?ずっと気にしてくれているという、とてつもない愛を感じる。こんなに誰かを想っているといことが伝わる曲って凄い。
Butterfly/木村カエラ
橋本絵莉子)カエラちゃんの曲で、愛を感じる曲はもう、Butterflyだよ。家族や友人の愛が溢れる結婚式で必ず流れるから。
大切をきずくもの/CHARA
福岡晃子)歌そのものから愛を感じる。歌い方で感じるってなかなかない。愛だわ。

一ヶ月、チャットモンチーのお二人と話をさせてもらいました。三人とも、ほんとに「素」な状態すぎて、喋っててドキドキする場面もあったし、自然体でいれる三人でよかったなと思っています。やっぱりステージに立つ三人だから、お客さんにとってのイメージとか大事にしなきゃなとか、きっとそれぞれ思っているけど、ちゃんと人間だな(笑)って確認できるという場だったんじゃないかな。やっぱり考えている事は、聴いてくれてる人たちと同じだし、私たちは着飾っているような、カッコつけてるような人間ではないので、それが素直に出たと思います。えっちゃんと、あっこちゃんでよかったなと思いました。数少ないお友達の枠の中に、入れさせて、もらえる?もらった?(笑)本当に楽しかったです。

橋本絵莉子)きっと、本音を話してるから、全部。聴いてくれてる人たちは 「わかる!」と、思ったと思う。四回とも。
福岡晃子)カエラちゃんの人柄がよかったね、ほんまに。多分、数少ない友達の枠の中に入れてくれたんじゃないでしょうか(笑)
橋本絵莉子)ありがたいですね〜。凄い嬉しいです。ほんとに。これからも仲良くしていきたいと思います。ありがとうございました!