Walkin' Talkin' -徒然ダイアローグ-

monday 21:00-22:00 ONAIR

1 week talking

1 week talking

TAKA)覚えてるかどうかわからないけど、俺の中で衝撃的な一言をもらった瞬間があって、一番最初か2回目の時にね
野田洋次郎)あ〜超みずみずしい時ねまだ。
TAKA)何か喋ったらまだ間が3秒空くくらいの時。いろいろ俺も悩んでることがあったし、洋次郎も悩んでることもあって、そんなお互いの関係性の中で、「もっと自分とおしゃべりしてごらん」って言ったの。
TAKA)その言葉がもう聞いた瞬間に鳥肌が立っちゃって、とんでもないこと言ってくるなって。そのさらっとなにか、わからないけどいやらしくもない、考えて吐いた言葉でもないその感じとセンスと雰囲気って、どこで培われて、どこでどう自分でうまいこと回して、使っているのかなって、歌詞書くときも、しゃべるときも、どういった感じで言葉って存在しているの?
野田洋次郎)こんなにちゃんと質問されると思ってなくて、びっくりしてるんだけど(笑

野田洋次郎)言葉は本当に好きなんだよね。言葉を、、けっこう10代の時とかひたすら考えてたの。言葉で傷ついたり喜んだりしている自分と言葉の関係を。嘘くさい人の言葉と、響く人の言葉の正体を知りたがってたの。で、薄い人たちの言葉を聞いていくと、どんどん自分が濁っていく気がして、けっこう逃げてたの。
野田洋次郎)だからちゃんとした言葉が生きてる言葉、ズシンとくる言葉だけを、自分の中に閉じ込めるようにしてたかな。
野田洋次郎)今29で、もうすぐ30になっても、昔想像してた30代なんてハイパー大人なわけじゃない?完成されたウルトラ人間が出来上がってると思ってたわけ。ウルトラ野田洋次郎が完成してると思ってたのよ本当に(笑
歌なんか歌わなくたって大丈夫なさ(笑
野田洋次郎)だけどこんなに歌うことあるし、欠陥だらけだし、下手したら幼くなってるけど、だけど、だけど、やっぱ10代の頃だから持ってたさ、キラキラというか、輝きというか、暴走というか、あの頃の夢見がちっていうか現実感がないっていうか、俺何してるんだろう今みたいな、あの感じってやっぱ特別だと思うんだよね。だからそこを存分に生きて欲しいよね。リミッターが外れるあの感じっていうか
野田洋次郎)それって本当にかけがえのないものだなって思うし、今もその時の原動力って自分の中に残ってたりするから

野田洋次郎)で10代で犯した間違いってなんとかなると思うんだよね。
TAKA)俺もおんなじ事思いますね。
野田洋次郎)人殺しちゃったり、なにか致命的なことする以外はなんとかなると思うし、1回自分の限界値を定めずに、とんでもない大きさに自分をもっていってみるっていうのは、すごいいいと思うな。
野田洋次郎)素直にさ、自分がなにものかなんてわかんないじゃん、自分って本当ちっぽけじゃん10代のころなんて。毎日泣きそうなんだよねちっぽけで
TAKA)すごい多分暗かったんでしょうね(笑
野田洋次郎)ほんとイライラしてたし、いろんな人見下してたし、だけどしょうがないじゃん、実際ロクでもない人いっぱいいたし、だけどちゃんと29で生きれてるし。
だから、、、大丈夫って思うけどな。

on air楽曲

テーマ「10代」
Somewhere I Belong / LINKIN PARK
TAKA)一番最初に洋楽を意識した曲。映画館で初めて聴いて衝撃を受けたのを覚えてる。
おしゃかしゃま / RADWIMPS
野田洋次郎)この曲のリフを作った時のくわの悔しがりようは尋常じゃなかった(笑
テーマ「言葉」
ハンキ―パンキー / ハナレグミ
野田洋次郎)言葉というか、なんどか救われた曲
空も飛べるはず / スピッツ
野田洋次郎)今を生きる10代に向けて、俺も10代の頃やたら聴いていた曲。

2 week talking

2 week talking

【レコーディング】
野田洋次郎)あの時本当がんじがらめだったんだよね。たとえばダヴィンチのモナリザとか、モネの睡蓮とかさ、なんか俺は音楽をそういう次元で作ろうとしてて、でそうあるべきだと思ってその時は作ってて。だけどある時ふとそれだけなのかなって。
野田洋次郎)俺の好きなジャズだったりとか、バスキアの絵だったりとか、そういう同じ絵画でも落書きのスクラップみたいな人もいるし日本で言えば大竹伸朗さんとかさ、毎日毎日スクラップブックにひたすら絵を描いたりコラージュをしたり、つまり日記みたいな感じで作品を作る人もいっぱいいて、あれなんか音楽で俺そっちのほう忘れてないかなって思って。完全じゃなくていいんじゃないかなって思ったの。つまり俺が生きていた足跡を残せればいいんじゃないかっていうか。
野田洋次郎)それからすごい楽になって、そしたら溢れてきて、その時からは180度違って、今そういう風に曲を作れているから。だけど素晴らしいものを作りたいってことは違わずで、でもその根っこというか、美しいものという言葉の意味はもっと大きいというか、自分が感動できることとか音楽って、そんなに小さな狭いものじゃないんだなって思えて、そこからはウルトラハイペースで曲を作ったりとか、、だから音楽を作ることと生きることがすごく近い意味になったかな。

【理想のバンド】
野田洋次郎)自分の曲を待っててくれて、自分の曲で演奏したいって言ってくれて 、ひたすら練習して幸せだって言いながら弾いてくれるメンバーがいることって奇跡みたいなことだから、なるべくその人たちを大事にしたいって、庶民的なことは思うよね。

TAKA)なんかもう家族だよね本当に一言で言うと。なんかいまあれだ心がほっこりしてきた、これ終わったら後でメンバーにメールしよ(笑
野田洋次郎)じゃ俺もしとく(笑
TAKA)だから理想は、けっこう俺はONE OK ROCKかもしれない、ONE OK ROCKが理想のバンドで、まだこのバンドがなくなってないから、どういうものですっては言いづらいけど完結してないから、でもこれが死ぬまでずっと続いていれば、まちがいなくONE OK ROCKが理想のバンドかな。
野田洋次郎)てか全てのバンドがそうでなきゃダメだよね。だって理想のバンドが自分のバンドじゃないんだったら、やってる意味ないからね(笑
TAKA)そう、それイコール仲悪いってことになっちゃうからね(笑
野田洋次郎)そうそう、それは本当にそうだよね。

on air楽曲

テーマ「ライブが良かったバンド」
Black Chandelier / Biffy Clyro
TAKA)スコットランドのバンドなんだけど、ちょっとRADWMPSを感じるんだよね。ギターの感じとかツボで。
電波通信 / 東京事変
野田洋次郎)活動中に本人たちにも言ったけど、個人のプレイヤーとしても大好きで、自分のツボを完全に押してくれる。
テーマ「レコーディング」
バイ・マイ・サイ / RADWIMPS
TAKA)これ聞いた時鳥肌立ちました、すごく好きな曲。ツアーに行く前に買って、車の中で「うわ〜すごいね」とか言いながら。ニコニコしながらツアーに行ったのを思い出しました(笑
完全感覚Dreamer / ONE OK ROCK
野田洋次郎)最初にライブで見たときの衝撃というか、曲のセンスとそれをちゃんと生かしきる能力がすごいなと、つくづく感動した曲。
テーマ「理想のバンド」
BY THE WAY/ RED HOT CHILI PEPPERS
TAKA)野田洋次郎)お互いの理想のバンドはRADWIMPSとONE OK ROKCですが、全く真逆の、生まれ変わったらこうなりたいという1曲。

3 week talking

3 week talking

【自分の声について】
野田洋次郎)俺はずっとコンプレックスだったの。好きか嫌いかわからないじゃなくて本当嫌いで。
TAKA)え、なんで?
野田洋次郎)なんでだろうね、とにかく嫌いだったんだよね。みんな経験あると思うけどカセットに吹き込んだ声が凄い変だったり、レコーディングしても、歌は好きで歌っていたけど、他にボーカリストがいたらやってもらってもいいなって思ってた。
TAKA)そんなに?
野田洋次郎)CD出すようになってもずっと嫌いで。他のアーティストとかをかっこいいなーって思ったり、俺は全然そんな声出ないしなーとか思ってるそんな入口だったんだよね。
TAKA)かなり意外なんだけど?
野田洋次郎)でも途中で変わったんだよね。いいねって言ってくれる人が出てきて。CD聴いてくれる人とかお客さんとか。やっぱり自分が望んだ才能を必ずしも自分のものにしているわけじゃないじゃん。だけど間違い無く言えるのは、誰かが望むようなものがひとつはその人の中になるんだなと。俺がいらないよって思っても、誰かが望むものを手にしているんなら、それを使いきるしかないなと。そこからはちょっとずつ、この声ならこんなことはできるなとか、自分の声と向き合ってわかるようになってきたかな。

【地方に住むということについて】
野田洋次郎)ツアーで街歩くの好き。
TAKA)わかる、一人でしょ?
野田洋次郎)そう、街は必ず歩くようになった。
TAKA)なんなんだろうねあの時間は?
野田洋次郎)街ってさ、絶対違うじゃん。人が歩いて、ここに何かが欲しいっていって作られていくものじゃん。だからその土地のことを街を歩くと知れるっていうかさ。
ツアー中でいいところ見つけると口癖のように、絶対東京なんかくんなよって言うんだけど、なんか寂しくて、そういうところがシャッター通りになっていったり取り壊されたりするのが。こんなに面白いエネルギー持った若い奴らがいて変わらないわけないじゃんって思うんだけど、でもどんどん地方は人が少なくなって東京は人が増えて。それはしょうがいないことなんだけど、で、寂しいのはわかるんだけど、なにか東京が羨むようなことが始めれるんじゃないかなと。いいな〜ここはって思うことは絶対1個はあるし。
TAKA)それぞれやっぱりその土地の良さっていうのは絶対的にあって。僕らが好きな場所も実はあって、好きな食べ物だったり、好きな文化だったり風習もあって。
野田洋次郎)東京じゃ絶対に味わえないからね。
TAKA)東京はないんだよね。

【洋次郎の部屋について】
野田洋次郎)俺家から本当出たくない人だから。
TAKA)全部完結できるもんなーあそこで。
野田洋次郎)なんかどんどん部屋を宇宙にしていきたいというテーマはある。
TAKA)壮大ですね〜またこれテーマが(笑
野田洋次郎)TAKAみたいに1年の半分をツアーみたいなことができない分(笑
外に広がっていけない分、家の中で広がるっていう。

on air楽曲

テーマ「理想のボーカリスト」
DROWN / Bring me the Horizon
TAKA)まったくテーマとは関係ないんだけど、歌うことのルールを無視している感じとか、すごく好きなバンド。
Bridge Over Troubled Water / Simon & Garfunkel
野田洋次郎)この人の声にも結構救われたというか、可能性を教えてくれた曲
テーマ「旅」
The A-Team / ED Sheeran
TAKA)旅している間は静かな曲を聞くんですよ。激しい曲はあまり聞かない。そういう意味でも、この曲は最近よく聞いてます。
Race for the Prize / The Flaming Lips
野田洋次郎)なぜか、ふとした時に聴きたくなる曲です。

4 week talking

4 week talking

【伝えていくべきことについて】
TAKA)僕はバンドを始めた頃から一貫して変わってないことは夢をかなえようってことなんですよ、単純に。 ただその簡単な言葉の中にはいろんな意味を含んでいて、実は夢はかなわないんだよという意味も入っているというか、僕が結局言いたいのは、夢をかなえるというモチベーションで一つのことをやり遂げる、その過程が、たとえ夢が叶わなくても、自分にとってはすごく素晴らしい財産になるんじゃないかと、僕は簡潔に言っているんよね。
野田洋次郎)しかもTAKAは言葉だけじゃなくて歌だけじゃなくて、自分たちでもそれを体現しようとしているよね。
TAKA)そうだね。やっぱり自分たちが言ったことを行動で見せていこうというのはすごく意識している部分ではあるよね。

【歌詞について】
野田洋次郎)俺は自分がなんでもない人間だってことを誰よりも理解していて、なにか誰かに影響を及ぼすなんておこがましいし、人間一人ができることなんて限られてると思ってて、まあでも自分が楽しいから歌を歌おう、歌を歌うなら歌詞が必要だ。じゃあ自分で歌うから自分で歌詞を書こう。で書いてみたら自分が何者かだんだんわかってきた。でみんなこんなことわかってるんでしょと思ってたらそうでもなかった。以外とそうでもないよとか、気づかないよとか言われてきて、それがだんだん快感にもなってきてって順序だから、多分特に意志を持ってこういうものを書こうと思ったら違うものになっちゃう気がして、だからその順番だけは間違えないようにしようと思ってて、自分にとって自分が発見がある言葉、自分が生きていく上でちょっと救われる言葉。自分が知れた瞬間とか、この世界がちょっとわかった歌詞を書くより歌詞を書いた後、ちょっとこの世界や人間のことが好きになれるような作業、だからセラピーのような、歌詞を書くことで、ひとつ、理解する。
TAKA)なにかがわからなくなったり迷ったりする時って、人と話したりするのが一番良かったりするじゃんそうするとその中で自分で答えを見つけ出す能力もあったりして、そういうことかもしれないよね。
野田洋次郎)ほんとそうかも、自分との会話だし音楽との会話だし、でメロディーってのは素晴らしいものだから、メロディーが言葉を導いてくれるってのは音楽のすごいところだし、なんかそこに真実をどんどんつけたしてくれて。だから音楽に自分は作られてるなって思うんだよね。

【性格について】
野田洋次郎)みんなが思っている以上にTAKAはまっすぐだよね。
TAKA)メンバー全員頭が悪いんだよね。
野田洋次郎)それね最高の才能だと思う。
TAKA)それが一番救われていることかも
野田洋次郎)たしかにONE OK ROCKはみんな頭が悪い(笑 あれ本当救われるよ。俺だから会うと元気になるってそこだなと。
TAKA)いやまじでね、頭が悪すぎるんですよ。
野田洋次郎)頭がいいとか賢さって本当たまに邪魔だなって思う。自分も変に考えすぎちゃうし、それでリミットかけちゃうところもあるし。
TAKA)本当にだから、理屈じゃないんだろうね、感覚なんだろうね。
野田洋次郎)そこは本当に尊敬するし、一ファンとして見てたいね。そのあまりにかけ離れた性質を持った人が生きてく様ってなんか面白いじゃん。だからこそ自分がやるべきことが明確にわかるっていうか。

on air楽曲

テーマ「好きな映画」
Little Bit / Lykke Li
野田洋次郎)アデルっていう映画で使われているアーティストなんだけど、その中で流れている曲ではなく、それからいろいろ聞いていった中で、好きになった曲。
The Moon Song (End Title Credit) / Karen O
TAKA)ちょっと洋次郎が選んだ曲調と似てるんだけど、ハートフルな優しい曲。森の中で焚き火をしながら、自分の好きな人と毛布に包まれながら、コーンスープを飲みながら聴きたい。
テーマ「未来」
独白 / RADWIMPS
TAKA)この曲を聴いた時に、RADWIMPSとONE OK ROCKは、全然違うバンドなのに全部理解できた。全て一緒で全て重なっちゃってる。やっぱりバンドっていう生命体が通る道はあるんだなって思った。
Good Goodbye / ONE OK ROCK
野田洋次郎)ミニマムに声を抑えてるよね。ONE OK ROCKは難しい曲が多いから、これなら頑張ってカラオケで練習して歌えるかなって(笑

本当に楽しかったですありがとうございます。TAKAは、そうですね、本当に、今までこんなにじっくり二人でみたいなことがなかったのと、ボーカリストってちょっとお互い遠慮し合うところもあるっていうか、牽制しあうとこもあったんだけど、本当こんなにがっつり話ができて楽しかったなと。あらためてやっぱりTAKAの持っている本当に陽性な部分本当に照らしてくれる部分に、みんなも救われてるんだなっていうか、この人についていけば大丈夫っていう気持ちをもらってるんだなって思ったし、僕も、こうして話していてもそうだし普段接していて、そこに引っ張ってもらっている部分が、本当にあるんだなってあらためて感じれて、幸せでしたね。まただらだらやりたいなって思いました。ありがとうございます。

そうですね、野田洋次郎という人間は非常に僕にとって多大なる影響を与えてくれている、そして一番近くにいるバンドのボーカリストっていう感じですかね。今までONE OK ROCKとRADWIMPSって繋がりがなかったように思うので、これを機に、そういう部分も出せて良かったと思うし、やっぱり彼はアーティストなんだなと。もちろん僕もバンドをやっていアーティスト、ボーカリストの一人なんですけど、僕以上に違う視野でもっていろんな部分を見ている人なんだなと。本当にリスペクトしてやまない、人間、野田洋次郎だと思います。