DIARY
*コマキ手帖:「エアバッグからできたバッグ」* #802TAP #802SDGs
2022-11-10
水曜20時台は<コマキ手帖>のコーナー♫
自分と社会、2つの「未来を耕す」をテーマに、
いろんな方にお話を聞いたり、体験していきます!
今回のお話は、、「 エアバッグからできたバッグ 」
車に装備されている ”エアバッグ”から、バッグ = カバンを作っているブランドがあるのを知っていますか?
その名も、、「ヨカッタトーキョー」
廃車から集めた未使用のエアバッグ、さらにシートベルトを再利用して、普段使いしやすい トートバッグやサコッシュに生まれ変わらせているブランドです。
「ヨカッタ」というブランド名の由来がとっても素敵◎
・エアバッグを見ることなく、無事に車を降りることができてヨカッタ!
・廃車からエアバッグが捨てられないで…ヨカッタ!
…といった、いろんな「ヨカッタ」が込められています。
今回のコマキ手帖では、「ヨカッタトーキョー 」代表でありデザイナーの伊藤卓哉さんにインタビュー。
伊藤さんは 現在「Magnu(マヌー)」というブランドを手がけられていて、マヌーでは、高級な革素材を使用した ラグジュアリーなバッグをデザインされています。
そんな伊藤さんが、「ヨカッタ」を立ち上げようと思ったきっかけなどを伺いました!
●人知れず捨てられてきたエアバッグを主役に!
洋服のデザイナーという立場でカバンを作り始めた伊藤さん。
2014年、服の素材を探している時に、廃棄エアバッグの説明会に参加し、自動車会社のエアバッグ開発技師の話に衝撃を受けます。
「安全の為に一生懸命研究しているが、この技術が使われて欲しくない。ただ、廃車になるとエアバッグはリサイクルできないので、焼却処分されている。その事を忍びないと感じる…」
そう聞いて、“使われたくない”と思いながらの物作り を尊い仕事だと思った伊藤さん。
ファッションも、安全な社会や平和じゃないと楽しめない!というところから「ヨカッタ」が誕生!
●エアバッグからバッグになるまで・・・
エアバッグは簡単には取り出せません。
廃車を爆発させて、膨らんだ状態のエアバッグを手作業で切り取り回収。 → 火薬の匂い、破片や汚れを取り除いて、平面な布に。 → 色んな車から回収するので、サイズを選別。
産業資材にならないエアバッグを回収してくれる、意識が高い工場もあまりないという事で、縫製に至るまでが一番大変なんだそう。
●デザインのこだわり
「ヨカッタ」では、親しみのあるアイテムに、少し面白いアイデアを入れたスポーティーなデザインをしている、と伊藤さん。
廃材を使っていても、機能・フォルム・ディテールにこだわり、ファッションのプロが “ガチで”デザインされています!
ヨカッタトーキョーのバッグはオンラインショップや、
阪神梅田本店の3階にある サスティナブルショップ『 ReP. 』でも買うことができます!
気になった方は、ヨカッタトーキョーのHPをチェックしてみてください!
▼radikoのタイムフリー機能でもう一度聴けます♪
http://radiko.jp/share/?sid=802&t=20221109202339
▼ヨカッタトーキョー / yoccatta TOKYO
https://yoccatta.tokyo
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