DIARY

*コマキ手帖:「未来を耕す肥料」* #802TAP #802SDGs

2023-03-15

水曜20時台は<コマキ手帖>のコーナー♫

自分と社会、2つの「未来を耕す」をテーマに、
いろんな方にお話を聞いたり、体験していきます!

今回のお話は「未来を耕す肥料」

春ですね〜( ◜◡◝ ) *
ガーデニングや家庭菜園をはじめるのにぴったりの季節!
今回は、お花や野菜を育てる時に使える肥料のお話です。

ご紹介したのは、兵庫県神戸市が販売している
「こうべSDGs肥料」

この肥料は、農作物を育てるときに欠かせない
肥料の3大要素「窒素」「リン」「カリウム」、
そのうちの1つ「リン」を なんと下水処理場から
回収して作っているんだそうです!

じつは 日本では リンを含む肥料の原料を
ほとんど海外からの輸入に頼っているそう。

そんなリンが、なぜ下水処理場から取れるのか?
そもそも「こうべSDGs肥料」がどんな肥料なのか…

神戸市建設局下水道部計画課の
岡さんと小川さんに 詳しくお話を伺いました!


●なぜ下水処理場から「リン」が取れるの?

下水処理場には、私たち人間の排泄物が集まってきますが、
その中に”リン”が含まれているそう!

焼却して処分していたリンを集めて、
窒素など他の成分を混ぜ、肥料として使いやすくしたのが
こうべSDGs肥料です。

作物にとっては必要なリンですが、
自然と結晶化してしまう為、
多数ある配管を詰まらせてしまう原因になったり、
そのまま流すと赤潮などの環境問題に繋がったりと、
下水道職員にとっては、やっかいものだったそう…(>_<)


●一般の方にも使いやすい肥料を。

下水処理場で集まったリンは
「神戸再生リン」と名付けられ、肥料の開発がスタート。

まず 農家さん向けの肥料として
「こうべハーベスト」(20キロ入り)を販売。
市民の方にも使ってもらおう!と、1キロに小分けし
「こうべSDGs肥料」と名前も変え、
昨年から、一般向けにも販売を開始されました!

肥料はサラサラで、匂いもほとんどありません★


●未来に繋がる肥料!

この取り組みが広がれば、
肥料の材料の輸入量を減らすことでき、
私たちの体から出たリンを使っている…
ということで資源循環にもつながります!

また、地元の小学4年生が下水道の勉強をする際には、
神戸再生リンの話をし、
肥料を使ったスイートコーンの収穫体験も実施。
育った野菜はとっても美味しいんだそうです♡


「こうべSDGs肥料」は、神戸市内の一部ホームセンターや、
JA兵庫六甲の直売所で買うことができます!
また、東灘処理場にある「神戸下水道の歩み館」では、
肥料が入ったガチャガチャが設置されています◎
詳しくは、神戸市のHPをチェック!


▼radikoのタイムフリー機能でもう一度聴けます♪
http://radiko.jp/share/?sid=802&t=20230315202955


▼神戸市HP(「こうべ再生リン」プロジェクト)
https://www.city.kobe.lg.jp/a78445/kurashi/sumai/sewage/projects/phosphorus01.html

DJ's

DJ

TODAY

TIMETABLE

20:00-20:30
[WED]MUSIC BLOOM【The Orchard Japan】

[WED]【ZEPP】

[WED]【BACARDI JAPAN】

[WED]【リンガーハット】

ページのトップへ戻る