- 2010-08-30
- ☆ラジ友文庫☆

「クローズド・ノート」雫井脩介(2006)(角川書店)
教育学部に通う大学生・香恵は、穏やかでちょっと抜けている普通の女子大生。
彼女は子供のころから万年筆が大好きで、万年筆をたくさん置く文房具屋でバイトをしていたのだが、そこにやってくるイラストレーター・石飛に淡い恋心を抱いていた。
奥手で、なかなか自分から一歩踏み出せない香恵。
そんなとき自分の部屋に、前の住人のものと思われる一冊のノートを見つける。
人のものを勝手に読むのはいけないと思いつつも、つい読んでしまった香恵は、
それが、前の住人・真野伊吹の日記だと知った。
小学校教師をしている真野と、子供たちとのふれあい。
彼女の子供たちへの愛情。
そして「隆」という名の恋人への想い。
彼女の内面が赤裸々に綴られたその文章を読むうち、真野伊吹に憧れを抱くようになった香恵。彼女の平凡だった生活は、少しずつ変わりはじめていく…
映画化もされた、言わずと知れた話題作。
とにかく香恵のキャラクターが魅力的で、
彼女のちょっとした天然ボケもかなり微笑ましい。
あたたかい気持ちになれるであろう一作です。
教育学部に通う大学生・香恵は、穏やかでちょっと抜けている普通の女子大生。
彼女は子供のころから万年筆が大好きで、万年筆をたくさん置く文房具屋でバイトをしていたのだが、そこにやってくるイラストレーター・石飛に淡い恋心を抱いていた。
奥手で、なかなか自分から一歩踏み出せない香恵。
そんなとき自分の部屋に、前の住人のものと思われる一冊のノートを見つける。
人のものを勝手に読むのはいけないと思いつつも、つい読んでしまった香恵は、
それが、前の住人・真野伊吹の日記だと知った。
小学校教師をしている真野と、子供たちとのふれあい。
彼女の子供たちへの愛情。
そして「隆」という名の恋人への想い。
彼女の内面が赤裸々に綴られたその文章を読むうち、真野伊吹に憧れを抱くようになった香恵。彼女の平凡だった生活は、少しずつ変わりはじめていく…
映画化もされた、言わずと知れた話題作。
とにかく香恵のキャラクターが魅力的で、
彼女のちょっとした天然ボケもかなり微笑ましい。
あたたかい気持ちになれるであろう一作です。