- 2010-11-30
- ☆ラジ友文庫☆

「フェイク 疑惑」今野敏(2010)(講談社文庫)
ある大物ポップス歌手のレコーディング現場。
レコーディングが終わったとき、
スタジオ内でその歌手は殺された。
そのときスタジオにいたのは、プロダクション・レコード会社の関係者など計5人。
その中で容疑がかかったのは、レコーディングエンジニアの田所だった。
彼は腕利きのエンジニアで、関係者からの信頼も厚かったが、
元暴力団員、そして間違いではあったが殺人として逮捕歴もあったのだ。
そしてその過去をネタに、被害者の大物歌手は田所を揺すっていた。
しかし田所は犯人ではない。
そんな中、さらに5人のうちの一人が殺された。しかも、はっきりと田所に容疑を向けるやり方で。
ますます疑いが強まる田所。彼は、自分で犯人を見つけることを決意する。
この話、実は初めから犯人が分かっています。
犯人が殺人を犯すところも初めに描写されていて、
そのあと田所たちがどうやって犯人にたどり着くのが、そのハラハラ感を楽しめる作品なんです。
さらに、作者の今野さんは、元々レコード会社でディレクターを務めていた方なので、音楽業界の描き方がとてもリアルでおもしろい!
本格ミステリー小説を是非堪能してください!
ある大物ポップス歌手のレコーディング現場。
レコーディングが終わったとき、
スタジオ内でその歌手は殺された。
そのときスタジオにいたのは、プロダクション・レコード会社の関係者など計5人。
その中で容疑がかかったのは、レコーディングエンジニアの田所だった。
彼は腕利きのエンジニアで、関係者からの信頼も厚かったが、
元暴力団員、そして間違いではあったが殺人として逮捕歴もあったのだ。
そしてその過去をネタに、被害者の大物歌手は田所を揺すっていた。
しかし田所は犯人ではない。
そんな中、さらに5人のうちの一人が殺された。しかも、はっきりと田所に容疑を向けるやり方で。
ますます疑いが強まる田所。彼は、自分で犯人を見つけることを決意する。
この話、実は初めから犯人が分かっています。
犯人が殺人を犯すところも初めに描写されていて、
そのあと田所たちがどうやって犯人にたどり着くのが、そのハラハラ感を楽しめる作品なんです。
さらに、作者の今野さんは、元々レコード会社でディレクターを務めていた方なので、音楽業界の描き方がとてもリアルでおもしろい!
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