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DIARY

ダイアリー

2010-12-21
☆ラジ友文庫☆
「十三番目の陪審員」芦辺拓(2001)(角川文庫)

「君、えん罪事件のヒーローになってみないかい?」
架空の殺人事件をつくりあげ、わざと無実の罪で捕まって警察とマスコミがいかにしてえん罪事件を作り出すのが告発しよう。
高校の先輩であった船井にそう持ちかけられ、犯人として警察に捕まることになった鷹見。
DNA鑑定もかいくぐり、見事に容疑者として逮捕された鷹見だったが、彼にかかった容疑は、まったく身に覚えもない女性殺害事件だった。
慌てて計画を明かして、自分は無実だと訴える鷹見。
しかし、もちろんそんなことはだれも取り合わない。
次々に彼にとって不利な証拠が上がり、ついには裁判にかけられることになってしまった。
そんななか、一人鷹見の言い分を信じた男がいた。彼の担当弁護士の森江だ。
組織的な力で動かされる裁判に挑む、森江と民間から選出された12人の陪審員たち。
彼らはこの事件の本当の姿を暴くことができるのか!?

民間から裁判官を選出するという民主裁判を題材とした、スリリングなサスペンス小説!えん罪事件、裁判制度についてももちろんだけど、DNA鑑定をかいくぐる鮮やかな手口なども見所のひとつです。