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DIARY

ダイアリー

2011-05-23
☆ラジ友文庫☆
「ラブレター」浅田次郎(1997年)(集英社)

新宿の歌舞伎町でエロビデオ屋の店長をしているチンピラの吾郎。
ある日、顔見知りの刑事から「お前の女房が死んだぞ。」と聞かされる。
吾郎は、数十万円の報酬と引き換えに、中国人女性との偽装結婚をさせられていた。
戸籍の上で妻だった中国人女性の名は「白蘭(ぱいらん)」。
彼女は、吾郎に一通の手紙を残していた。
そこには、ただただ自分への感謝の思いが綴られていた。
「私が死んだら、吾郎さん、私に会いに来てくれますか?」
知らない女が死んだだけなのに、涙が止まらない。。。


今日、5月23日は「ラブレターの日」
ということで、今週の「ラジ友文庫」は、人生で一番大泣きした小説をご紹介しました浅田次郎の短編小説「鉄道屋」より