☆ラジ友文庫☆[6.15 tue]

「家族の言い訳」森浩美(2008)(双葉文庫)
仕事は税理士。コツコツと努力を重ね、安定した地位とそれなりの財を手に入れた「貴志」。
貧乏性な母親を貴志は疎ましく思い、今ではほとんど会わなくなっていた。
ある日、そんな母が倒れたと連絡が入る。
入院している母の元に駆けつけた貴志は、
母がある「プレゼント」を今でも大切に持っていることを知った…
バブル時に会社を立ち上げ、たいそう良い生活をした島本。
しかし、バブルがはじけとうとう会社は倒産へ。
会社をたたんだ帰りに拾ったタクシーで、不思議なタクシー運転手と心を通わす。
彼は、自分よりももっと過酷な過去を抱えていた。
「運転手さん、行き先を変えてくれないか?」
二人が向かった以外な場所とは…
人生のなかのちょっとした幸せ、ほとんど見逃していたあたたかい絆を描く短編集。
読めばほんのり優しい涙が浮かぶはず。
入試問題にも使われた文章ですので、
受験勉強の息抜きにもどうぞ。
今夜のゲスト♪♪[6.10 thu]

THE HIATUSの細美武士さんでした
中学・高校の頃に聞いていた音楽の話や、
完成したてのNEWアルバムについてなども話してくれましたよ〜
またお待ちしています
今日のゲストは!!![6.9 wed]

ONE OK ROCKのTAKAさんが来てくれました
今日発売のアルバムのお話も聞かせてくださいました〜
また遊びにきてくださいね
この番組とのコラボグッズと一緒にパチリ
☆ラジ友文庫☆[6.7 mon]

「まほろ駅前多田便利軒」三浦しをん(2006)(文藝春秋)
東京のはずれに位置する「まほろ市」の駅前にある便利屋「多田便利軒」
経営者は多田という男。
チワワの世話や塾に通う小学生の送り迎えなど、
とにかく依頼とあれば何でもこなして小銭を稼ぐ毎日だった。
そんな多田のもとに、高校生の時の同級生だった「行天」という男が現れる。
高校時代は人と会話というものをしているのを見たことがなく、
みんなに気味悪がられていた行天だったが、
再会した行天は驚くほど饒舌な男になっていた。
そしてなぜか行天は多田のもとに転がり込むことに。
行天とコンビを組み、依頼をこなす多田だったが、
簡単な仕事はどんどん意外な展開へ発展!!
事件と事件の連鎖、巻き込まれる2人の運命は!?
多田と行天の軽妙なトークの掛け合い、
そしてどんどんページをめくりたくなるスピード感、
そう、この本はとても「おしゃれな本」なんです!
そして、キャラがとても魅力的!
多田と行天はもちろん、便利軒の裏の風俗店で働く「ルル」と「ハイシー」や、
まほろ市の裏社会を牛耳る、明らかに未成年の男「星」など、
脇役キャラもすごくいいんです!