☆ラジ友文庫☆[6.22 tue]

「枕女優」新堂冬樹(2008)(河出書房新社)
子供の頃から女優になることが夢だった弘子。
幾度となくオーディションに落ち、やっと弱小プロダクションに合格して、
夢への一歩を踏み出したものの、
彼女を待っていたのは想像を絶する過酷な戦場だった。
顔中を整形手術させられ、先輩女優からの壮絶ないじめに耐え、
役を手にするために「枕営業」も行う。
「今にみんな、私にひれ伏すことになる。」そう固く信じ、突き進む。
そして弘子は女優「鳥居水香」として芸能界のトップに君臨していった。。。
自らも芸能事務所を経営している新堂冬樹が、
芸能界を舞台に描いた問題作。
過酷な競争を生き抜き、芸能界をのし上がる女優たち。
これを読んだ後は、ちょっと女優の見方が変わるかも!?
ROCK KIDS 802が主催する完全招待制ライブ!![6.17 thu]
ROCK KIDS 802が主催するあらたなライブが決定
「FM802 ROCK KIDS 802 presents ”LIVE UP NEXT ” supported by FLYING POSTMAN PRESS」
ROCK KIDS 802がプッシュする、これからの活躍が期待されるアーティストが集結
出演はGalileo Galilei、小林太郎、SISTER JET、Heavenstamp!
このライブに300組600名をご招待
こちらのアドレスにアクセスして、ご応募ください
http://www.funky802.com/pages/pickup_detail.php?pid=1728
☆ラジ友文庫☆[6.15 tue]

「家族の言い訳」森浩美(2008)(双葉文庫)
仕事は税理士。コツコツと努力を重ね、安定した地位とそれなりの財を手に入れた「貴志」。
貧乏性な母親を貴志は疎ましく思い、今ではほとんど会わなくなっていた。
ある日、そんな母が倒れたと連絡が入る。
入院している母の元に駆けつけた貴志は、
母がある「プレゼント」を今でも大切に持っていることを知った…
バブル時に会社を立ち上げ、たいそう良い生活をした島本。
しかし、バブルがはじけとうとう会社は倒産へ。
会社をたたんだ帰りに拾ったタクシーで、不思議なタクシー運転手と心を通わす。
彼は、自分よりももっと過酷な過去を抱えていた。
「運転手さん、行き先を変えてくれないか?」
二人が向かった以外な場所とは…
人生のなかのちょっとした幸せ、ほとんど見逃していたあたたかい絆を描く短編集。
読めばほんのり優しい涙が浮かぶはず。
入試問題にも使われた文章ですので、
受験勉強の息抜きにもどうぞ。