☆ラジ友文庫☆[12.21 mon]

『空港にて』村上龍(2005)(文春文庫)
落ちこぼれていた少年が、音響の仕事に就くという夢を見つけて留学を決意する。
浮気がちな彼との倦怠感を感じているOLの女性は彼の横で、絵を描くためにフランスのアルルに行くことを考えている。
コンビニに入って牛乳を手にとったり、居酒屋でオニオンスライスを口にしたり、そのわずか数分の間をまるでスローモーションのように描いて心理を描写する、不思議な感覚の短編小説集。
物語が始まって終わるまでは、数秒しか経っていない。
でもその間に、主人公の色々な心理描写や過去などが語られ、そして彼らの持つ少しの希望の光が見えてくる…。
いまだかつて読んだことのない感覚が味わえるはず
色々な迷いがあるあなたにも、一筋の光が見えるかも知れませんよ
北の空から…♪[12.16 wed]

今日電話でメッセージを届けてくれたのは、Galileo Galileiのボーカル尾崎雄貴くんでした先生に怒られて、帰りが少し遅くなってしまったみたいですね
「稚内は雪降るべな〜って思ってたら、あんまり降りません。」だそうです
写真は「料理界に地動説を唱えた異色のメニュー」
材料は、しいたけ・ピーマン・はくさい・お徳用ハム・たまご・ごはん・納豆用のふりかけ、だそうもちろん雄貴くんの手作りですど…どんな味がするんでしょうか…
☆ラジ友文庫☆[12.15 tue]
『ベルナのしっぽ』郡司ななえ(2002年)(角川書店)
27歳で失明した「ななえ」。犬嫌いだった彼女だが、子育てのために盲導犬「ベルナ」とパートナーを組むことに。たくさんの困難、ちょっとした幸せ、いろんな出来事を通じて徐々に家族となっていったベルナだが、やがて別れのときが…。
このお話は、実際に作者の郡司ななえさんが体験したノンフィクション。
タバコの吸い殻を押しつけられても、足を踏まれても決して動じない盲導犬のすごさ、
最期までいいつけを守り続けるベルナのひたむきさが、
いろんな感情を呼び起こしてくれるはず。
とても読みやすい本なので、おすすめです