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過去のプラチナイトの模様をご紹介!LIVE REPORT

802プラチナイト vol.2

FM802が主催するファンクラブミーティング「802プラチナイト vol.2」が3月7日、大阪・ROCKTOWNで行われた。
ゲストのBaby Canta、ハク。に加え、FM802からDJの中島ヒロト、樋口大喜、田中乃絵もMCとして参加。
ライブはもちろん、トークやイントロクイズなどラジオ局ならではのコーナーも展開。会場にはFM802の公式ファンクラブ「RADIPASS PLATINUM」の会員から抽選で選ばれた120名のリスナーが集結し、特別な一夜を楽しんだ。

「RADIPASS PLATINUM」はFM802の公式ファンクラブということで、会場に集まった観客はFM802のコアリスナーばかり。
中島、樋口、田中、それぞれが担当する番組のファンも多く、ラジオさながらのジングルが鳴るなかステージに3人が姿を見せると、会場から大きな歓声が沸き起こった。

イベントはまず、DJ3人による企画コーナーからスタート。
中島は自身が担当する番組において、アーティストへのインタビューは必ず生放送でしか行わないことで有名。
そんな彼のインタビュースキルを体験できたり、ヒットチャートを紹介する番組コーナーを担当する樋口は圧倒的な情報量でイントロクイズに圧勝。
田中も先輩DJ2人を前に、物怖じすることなくアドリブ満載でイントロトークを披露。
アットホームな雰囲気はもちろん、世代もジャンルも異なるDJ3人が一堂に集まる機会はそう多くないことあり、会場からは和気あいあいとした笑い声があちこちから聞こえてくる。

そして待ちに待ったライブの時間へ。
新世代シンガーソングライターのBaby Cantaのステージの前には、DJ3人が「爽やか!好青年!」と彼の人となりを絶賛。
この日が大阪での初ライブということもあって、中島は「歴史の目撃者になるはず!」と期待値を高めていく。

「よろしくお願いします!802ーー!!」。Baby Cantaが勢いよく叫び、1曲目から未発表のオリジナル曲で心を軽やかに開放させる生命力に満ちた歌声を響かせていく。
昨年10月に1stシングル「ビビってバビってブー」をリリースしたばかりの彼。すでにFM802でオンエアされていたこともあり、リスナーはグルーヴィなサウンドに気持ちよさそうに身体を揺らしている。
まだデビューしたばかりということで持ち曲が2曲しかないということで、この日は敬愛する星野源のカバー曲なども披露。
ライブ途中に機材トラブルがあったものの、持ち前の明るさ&DJ樋口のアシストで乗り越えると、ラストは2月に配信リリースされたばかりの新曲「The Weak」も披露。

続くハク。は大阪出身の4人組ロックバンド。
2025年1月度のFM802ヘビーローテーションに選ばれた「奥二重で見る」でその存在を知った人も多いだろう。
DJ3人も「海外のライブにもこれから引っ張りだこになりそう!」と、注目度の高さは言わずもがな。

1曲目「頭の中の宇宙」、さらりと楽曲の世界観へと引っ張ってしまうカノ(Ba&Cho)の軽やかなベースライン、なずな(Gt)ギターの癖になるメロに魅せられ、誰もがあっという間に夢中に!
次曲「あいっ!」では思わず一緒に歌いたくなるポップなメロ、あい(Gt&Vo)の耳に優しく残る歌声に心惹かれてしまう。
「FM802はバンドを組んでから、めちゃくちゃお世話になっている。素敵な日に呼んでいただけて光栄」と、次曲に選んだのは「奥二重で見る」。
2025年一発目のヘビロテ曲は今も鮮度抜群! 気持ちよさそうに口ずさむ人の姿も見える。
ライブ後半はポップな印象から一転。心ひりつかせるまゆ(Dr)のビートやスリリングなギターサウンドをかき鳴らす「dedede」、感情をさらけ出すように音を鳴らす「回転してから考える」でバンドの多彩さを見せつけ、全5曲を駆け抜けた。

最後は出演者とDJが集まり、この日のステージを振り返りイベントは終幕。
DJ3人は「リスナーの顔が見ながら楽しい時間が過ごせた♪」「またラジオでお会いしましょう!」とメッセージを残し、ステージを後にした。

ライブレポート:黒田奈保子
写真:キョートタナカ