802プラチナイト vol.3
10月3日、FM802のファンクラブミーティング「802 プラチナイト vol.3」が大阪・大阪ESPエンタテインメント専門学校で開催され、ライブゲストにブランデー戦記が登場。
イベントにはFM802からDJ落合健太郎、ハタノユウスケ、FM COCOLOからは仁井聡子が登場。さらに、2025年春から新DJとして活躍する岡田夏旺、中島大静も参加。
集まった観客は、FM802公式ファンクラブ「RADIPASS PLATINUM」の会員から招待された100名のリスナーのみ。
普段オンエアを通して聴いているラジオDJによるトークイベントや、アーティストによるこの日限りのライブパフォーマンスが楽しめる、特別感たっぷりのイベントということもあり、会場には幅広い世代のリスナーが集結した。
イベント開始前には前説MCとして、DJ岡田夏旺、中島大静の2人が登場。
毎週金曜の深夜に放送される「RIVERSIDE IN YOUR HEART」(27:00~29:00)を隔週で担当する2人。
「河原で過ごすような、まったりとした時間をお届けしたい」と、番組について説明。また、彼らは9月から生放送でのオンエアを開始したばかり。
この日のイベント終わりにも生放送を控えている中島は「高まった状態で生放送に挑みたい!」と、熱い意気込みを語る。
イベント本編はまず、DJ落合、仁井、ハタノによるトークコーナーから。
事前に寄せられたリスナーからのテーマを基にフリートークを展開していくのだが、これがとにかくスゴイ!
「電波に乗せられない話もしてみたい♪」と落合が語っていたように、3人はDJの本領発揮と言わんばかりにマシンガントークを炸裂!
なかでも、落合&仁井の1974年生まれのベテランDJコンビによるボケもツッコミも満載のトークに、20代のハタノは思わずタジタジになる場面も。
その後もDJ陣は、「ラジオを愛してくれているみなさんの前だから♪」と、サービス精神旺盛&ハイカロリーなトークを次々に展開し、トークコーナーはあっという間に終わりを迎えてしまう。
続いてはアーティストによるライブパフォーマンスへ。今回の「プラチナイト」のゲストは、2022年8月に結成した大阪発の3ピースバンド、ブランデー戦記だ。
1曲目「Kids」からヘビーでダイナミックなバンドサウンドを鳴らし、蓮月(Vo/Gt)の少しハスキーで透明感ある歌声が印象深く心に刺さっていく。ノスタルジックな雰囲気漂うメロディ、タバコの煙をくゆらせるようなステージの演出もよく似合う。次曲「Musica」では、みのり(Ba/Cho)のコーラス、ボリ(Dr)の軽快かつ、しっかりと腹に溜まるビートが心地よく体を揺らす。ステージの照明はしっかりと3人の表情を照らさない、危うげな雰囲気にも心惹かれる。
「Coming-of-age Story」ではじっくりと熱を高めるイントロに期待値が高まっていく。
着実に芯を掴むタフなビート、凜とした歌声が観客の視線、耳、心を掴んで離さない。
「FM802のイベントで演奏できてうれしい」と語り、ラスト曲は最新曲であり、FM802の2025年8月のヘビーローテーションに選ばれた「赤いワインに涙が…」。
バンジョーの音色、昭和歌謡を感じさせるメロディ、これまでの3曲とはまた違う表情を見せる楽曲。
ヘビーローテーションは1ヶ月もの間、FM802の各番組で何度もオンエアされることもあり、リスナーにとっては最も聴き馴染んだ楽曲。
3人が繰り出す生のバンドサウンドを存分に堪能し、4曲のステージが終了。
ライブ直後のアーティストトークが楽しめるのも「プラチナイト」ならでは。
落合、仁井、ハタノの3人のDJ陣とブランデー戦記とのトークでは、落合は「ブランデー戦記の楽曲には、バンドならではの“時代性”がある。
ラジオで楽曲を流すと、そこがブランデー戦記の時代に変わる」と絶賛。実はバンド結成以前から、FM802のリスナーだったという蓮月とみのり。
特にみのりは「実は『FUNKY MARKET』で仁井さんにサインをもらったことがある!」と、学生時代のエピソードを告白。仁井は「アーティストとして再会するなんて!(DJを)長くやってて良かった」と感動。
イベントの最後には「番組では(ブースのなかで)1人で話をしている。リスナーのみんなの顔が見られるのはうれしい」(ハタノ)、「FM802もFM COCOLOも、自由に局や番組を選んで、好きな時間を楽しんでほしい」(仁井)、「FM802もFM COCOLOもリスナーのみんなに支えてもらっている。これからもよろしく!」(落合)と、感謝を伝えた。
イベント終演後には、メンバー直々にグッズ販売に対応するという、これもまた「プラチナイト」ならではの“プラチナ”対応♪ もちろん、グッズ販売にはDJ陣も参加。
イベント終了直後のアフタートークが聴けるチケットがプレゼントされるなど、最後まで内容盛り沢山の「802 プラチナイト vol.3」はあっという間に終了を迎えた。
ライブレポート:黒田奈保子
写真:渡邉一生 / EdoSota
