- 2010-04-05
- ☆ラジ友文庫☆

「私の男」桜庭一樹(2007)(文藝春秋)
主人公は二人。優雅で惨めで色気のある男「淳吾」とおとなしそうな若い女「花」。
「花」は両親を亡くし、10才のときに25才の「淳吾」に引き取られた。
物語はその花が24才になり、結婚するところから始まる。
ずっと離さない、離れない、逃れられない。墜ちていく幸福ー
親子の関係にある二人の異常なまでの愛情を、
二人の別れから出会いまでをさかのぼって描いた作品。
冒頭から何ページかは、ほんとに暗い!
もう読むのがくじけそうになるくらい暗いんですが、
読み進めていくうちに、どんどん物語に引き込まれていきます。
時間軸をさかのぼるという独特の描き方がまたいい!
二人の罪も、関係も、全部が美しく思えるようになってくるんです。
読んだ後は、不思議とさわやかな気持ちになれるかも
主人公は二人。優雅で惨めで色気のある男「淳吾」とおとなしそうな若い女「花」。
「花」は両親を亡くし、10才のときに25才の「淳吾」に引き取られた。
物語はその花が24才になり、結婚するところから始まる。
ずっと離さない、離れない、逃れられない。墜ちていく幸福ー
親子の関係にある二人の異常なまでの愛情を、
二人の別れから出会いまでをさかのぼって描いた作品。
冒頭から何ページかは、ほんとに暗い!
もう読むのがくじけそうになるくらい暗いんですが、
読み進めていくうちに、どんどん物語に引き込まれていきます。
時間軸をさかのぼるという独特の描き方がまたいい!
二人の罪も、関係も、全部が美しく思えるようになってくるんです。
読んだ後は、不思議とさわやかな気持ちになれるかも