『告白』湊かなえ（2008）（双葉社）

「愛美は事故で死んだのではなく、このクラスの生徒に殺されたのです。」
市立Ｓ小学校１年Ｂ組。終業式後のホームルームで担任の教師「森口悠子」がそう告げた。数ヶ月前、彼女の愛娘が学校のプールで死んでいたのだ。
殺した犯人の生徒２人に復讐を仕掛けたと言い残し、森口悠子は学校を去る。
彼女が仕掛けた復讐により歪み始める１年Ｂ組。
そして、彼女が最後に仕掛けた救いようのない宣告とは…。

この物語、第一章から第六章まであるんですが、
それぞれが、森口悠子・犯人の少年A・犯人の少年B・学級委員長の女の子…などの登場人物たちの独白という文体で描かれているんです。
そこがこの小説のおもしろいところ！！
そしてその独白が進むにつれ、だんだん見えてくる事件の全容…
そして最後に明かされる身も凍るような宣告
映画化もされる話題作ですが、この独特の物語の描きかたを是非小説で味わってみてください一気に読み終えることができますよ〜