「フェイク」楡周平（2006）（角川書店）

大学を卒業するものの、内定をもらえず銀座の高級クラブでボーイとして働く岩崎陽一。わずかな月給で仕事も昼夜逆転、生活はとにかく苦しかった。
そこへ、「摩耶」というホステスがライバル店から移籍してくる。
とにかく売れっ子で年収１億という彼女の運転手を務めることになり、
ラッキーなことに収入は跳ね上がった陽一だったが、
やがて彼女から、奇妙な仕事を依頼されるように…
その仕事とは、店の高級ワインを安物のワインとすり替えること。
高級ワインはそのまま業者に売りさばき、利益はそっくりいただく。
このおいしいビジネスを手伝っているうちに、
彼の元彼女、彼の高校時代の親友も加わってビジネスはかなりおおごとになっていく。
しかし、あるときこの４人のうちの１人が裏切って、
ビジネスは突如閉幕に。
残りの３人はその裏切り者に復讐するため、ある計画を企てる…

大金をめぐっての熾烈な頭脳ゲーム。
きらびやかな銀座の高級クラブの裏の顔。
とにかく刺激的なストーリーです。
ハラハラドキドキしたいとき、是非どうぞ！