「うさぎパン」瀧羽麻子（メディアファクトリー）　（2007）

3食パンでもいいくらいパンが大好きな高校一年生の優子は同級生のパンが大好きな富田くんとパン屋巡りをする特別な仲になっていた。
優子の父は海外に単身赴任中でやさしく穏やかな継母と二人暮らし。
母は優子が３歳の時に病気で亡くなった。

一学期の成績が良くなかった優子の家に大学一年生の家庭教師、美和さんがやってきた。
美和さんも明るく楽しく教えてくれ、優子はすぐに打ち解けた。

ある日、亡くなったはずの母・聡子が美和に乗り移って優子の前に現れた。

第2回ダ・ヴィンチ文学賞大賞受賞作。