2024-03-03   ◇MORNING STORY◇

今日ご紹介したのは、
東 圭一「奥州狼狩奉行始末」

江戸時代、馬産が盛んな地域にとって、狼害は由々しき問題だった。
そのため、奥州には狼を狩る役――狼狩奉行が存在した。
その狼狩奉行に就くよう藩から申し渡された、岩泉亮介。
父が三年前に非業の死を遂げ、家督を継いだ兄も病で臥せっている。
家のため、命を受けた亮介だったが、
今、狼の群れは「黒絞り」という見たこともない大きな頭目に率いられ、
かつてないほどの狼害を引き起こしていた。
だが「黒絞り」を追う内に、父の死の真相、藩の不正問題にまで繋がり……。
狼狩を通じて描かれる、自然と人。時代小説に新風を吹き込む静謐な世界――。

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