「夜の神話」　たつみや章　　（講談社）　（2007）


都会からおばあちゃんの住む田舎に引っ越すことになったマサミチ。
同級生とも馴染めず、学校の帰りに寄り道した神社で白い着物の少年にまずい饅頭をもらう。
その饅頭を食べたとたん、動物、虫、あらゆる生き物と対話ができるようになった。

神社で出会った少年は、お月様の神様、ツクヨミ様だった。

今時の都会っ子であるマサミチが素直で優しい少年に成長していく。
そんなとき、父がマサミチが兄と慕っている部下の須賀さんをつれて帰ってくる。
須賀さんはマサミチしか見えない青い炎で包まれていた。
須賀さんは原子力発電所で働いていたところ、原子炉の暴走を防ぐために大量の放射能を浴びていた。



なんとか須賀さんを助けたいマサミチは再びツクヨミ様に会いに行く。




メルトダウンという最悪の事態を防ぐことはできるのか。