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仁井聡子

エコのこと一緒に考えましょう
 エコに興味はあるけれど、なにからはじめていいのでしょう?
 日常にすぐにとりいれられて、おしゃれマインドを忘れずにエコに取り組みたいもの。
 そんなエコロジー、ロハスに関する情報を仁井聡子の視点でお届けします。
 みなさんが実践している、関心があるエコロジーやロハス情報もお待ちしてます!
 〈提供:象印マホービン〉


 
〈真鍋さんノーベル賞受賞!〉 2021-12-11

今週火曜日、読売新聞夕刊の1面には
「真鍋さん『大変ハッピー』」という見出しとともに、
満面の笑みでノーベル賞のメダルを手にされる真鍋淑郎さんの写真が載っていました。
今年10月に受賞の発表があり、大きなニュースになりましたが、
今週、受賞の式典が行われました。

真鍋淑郎さんはアメリカ在住。
プリンストン大学上席研究員で、現在90歳。
ノーベル物理学賞を受賞されました。

真鍋さんどんな研究をされてこられたのかというと、、、
気候変動です。
地球の気候がどのように変わっていくのか、
温暖化で地球はどうなるのか、そういったことをコンピューターでシミュレーションする「気候モデル」を構築された方、なんです。
真鍋さんの後輩は、真鍋さんの研究は「全人類に価値のある貢献」とコメントされています。

気候変動の研究を始められたのは1950年代。
真鍋さん20代のころ。
当時日本よりもコンピューター開発が進んでいたアメリカに渡り、
高性能コンピューターを駆使して研究を重ね、
人間が活動して二酸化炭素などが増えると、
地球規模で気温が上昇することを世界に先駆けて示されました。

真鍋さんの研究は
現在も、気候変動の予測や地球温暖化対策に役立てられている、とのことです。

今回のノーベル賞受賞で気候変動の研究に注目が集まったことについて真鍋さんは「陸や海や大気が関係する気候の研究は実に面白い。たくさんの日本の研究者に取り組んでもらいたい」とエールを送られています。
 

 
〈琵琶湖の水位が下がっています!!〉 2021-12-04

水は大切に!
子どもの頃から言われてきましたが、蛇口をひねればお水がジャーッと出ます。
お水のありがたさをついつい忘れがちですが、
11月30日の産経新聞夕刊の1面に「近畿の水がめ ピンチ」という記事が載っていました。

琵琶湖の水位が14年ぶりの低水準で、今日の8時現在、マイナス64センチ。
さらに水位が下がると、近畿各府県への取水制限へ発展する可能性もあります。

普段は湖の底に沈んでいてめったに見ることができない
明智光秀が建てた坂本城の石垣が、水位が下がったことで顔を出して
歴史好きには絶好のチャンスとなっていますが、
琵琶湖の水位が下がって、いいことはあまりありません。

ところで、琵琶湖の水ってどれくらいの人が利用していると思いますか?

答えは約1450万人!!!
滋賀県はもちろん、疎水で水をひっぱっている京都府、
琵琶湖とつながる淀川の水を利用する大阪府(ほぼ全域)
さらに、琵琶湖から流れる川が無いにもかかわらず、兵庫県も、
神戸市、尼崎市、西宮市、芦屋市、伊丹市、宝塚市で琵琶湖の水が使われています。

なので琵琶湖の水を取水制限します、ということになったら大変。
現在、「琵琶湖の水を大切にしましょう!」と
呼びかけられています。
 

 
〈未来の牛肉〉 2021-11-27

未来の牛肉ってどんなものをイメージしますか?

現在、未来の牛肉の開発が世界各国で行われていて、
すでに食べることができるようになっています。

では、未来の牛肉って何?ということですが、、、

世界が衝撃を受けたのは、2013年。
健康な牛のお尻の部分にある細胞を取り出して、
バイオリアクターという装置でその細胞を成長させて、人工的に牛肉を作ることに成功。
その培養肉を使ったハンバーガーが世界で初めて作られたんです。
味や食感は牛肉そのもの、、、だそうです。

「大豆を使ってお肉みたいな食感のものをつくる」とかいう話ではありません。
牛の細胞を培養して、牛肉を作るんです!

では、なぜ、わざわざ人工的に牛肉を作るのかというと、、、

通常、牛を育てるには水や餌などをたくさん使います。広い土地も必要です。
餌となる大豆を作るために森林伐採も行われています。
さらに、牛がゲップをすると、温室効果のあるメタンガスが出ます。
ある調査によると、地球全体で排出されるメタンガスの20~30%は動物のゲップなんだそう。

そこで登場したのが培養肉。
餌も必要なく、ゲップもしません。
温室効果ガスの削減になるのではないか!!と期待が寄せられています。

俳優のレオナルド・ディカプリオさんは培養肉の技術を持つ会社に出資するなど世界的に注目度が高まっています。

はたして数年後、「培養肉で焼肉だ~!」という日が来るのでしょうか。
 

 
〈NuLAND〉 2021-11-20

ランドセルって、1年生から6年生まで使えるように、丈夫な革製のもので、女の子が赤で、男の子が黒、というのが、
ある意味、決まりのような感じでした。

そんなランドセル事情が今、変わってきています。

NuLANDという会社のランドセル。
このランドセルに「今」が詰め込まれています。

・素材は動物の皮ではなく、古着や端切れをもとに作られたリサイクルポリエステルが使われています。ランドセル重量の約36.5%がこのリサイクル生地でできています。
・重さは896g!(ちなみに牛革のものは、だいたい1500g)
でも大容量!
・デザインもよく、機能性バッチリ!色もブラック、レッド、キャメル、ネイビーの4色展開。
なぜ今まで女の子は赤、男の子は黒だったのか…
多様性の時代!好きに選んでいい時代!

現在、2022年1月お届けのものも売り切れの色が出てきています。
2023年入学をひかえたパパママも、ちょっと早いけど、チェックしてみてください!

▼NuLAND
https://nuland.jp/
 

 
〈LFC コンポスト〉 2021-11-13

お家での時間が増えて、お家で料理するのも増えました。
そうなると、出てくるのが生ゴミ!

食べ物から出たものなのに、生ゴミになったとたん、急に扱いが変わりませんか?

そんな生ゴミを有効活用できるのが、コンポストです。
家庭で出る生ゴミや落ち葉など微生物の力を借りて分解して堆肥にする、という昔ながらの知恵です。

生ゴミを家庭で処分すると、いいことがいっぱいです。
・ゴミが減るので、ゴミ袋を減らせる
・焼却場で焼却処分するときの燃料を減らせてCO2の排出量も減らせる
・堆肥ができるので家庭菜園やお花の栽培に安心して使える
などなど。

そんないいことづくしのコンポスト。
おしゃれなのもあるんです。

「LFC コンポスト」という、見た目はグレーのトートバッグのようなもの。このバッグの中に、家庭で出た生ゴミを投入してかきまぜます。
1日300グラムの生ゴミなら、1ヶ月半から2ヶ月ぐらい投入できます。
その後、2~3週間ほど熟成させると、あらふしぎ、栄養価の高い堆肥になるんです。

このLFC コンポストのいいところは、そのままプランターとして使えるところ。
ベランダやお庭にそのまま置いてもかわいい!
ルッコラや小松菜、上級者になると人参やきゅうりも育てられるんですって!

生ゴミを有効活用してできた堆肥で育てた野菜をいただいて、
また生ゴミをコンポストへ、、、
そんな家庭内での小さな循環から何かが変わるかもしれませんね!