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仁井聡子

エコのこと一緒に考えましょう
 エコに興味はあるけれど、なにからはじめていいのでしょう?
 日常にすぐにとりいれられて、おしゃれマインドを忘れずにエコに取り組みたいもの。
 そんなエコロジー、ロハスに関する情報を仁井聡子の視点でお届けします。
 みなさんが実践している、関心があるエコロジーやロハス情報もお待ちしてます!
 〈提供:象印マホービン〉


 
<おりづる再生プロジェクト> 2014-08-02

広島には、日本からはもちろん世界各地から、
平和を願う人々が折った「折り鶴」が日々、たくさん届いています。
その量は1年で約10トン!
届いた折り鶴を環境のために役立てよう!と始まったのがこのプロジェクト。
集まった折り鶴を、再生紙としてリサイクルしているんです。
実は、この膨大な折り鶴は、年に4回、約1億円をかけて焼却されているんだそう。
平和を願う象徴の折り鶴が、結果的に環境によくない…という事実から
このプロジェクトがスタートしました
 

 
<フジロック・フェスティバル> 2014-07-26

毎年色んな環境対策が行われている「フジロック・フェスティバル」ですが、
今週も、このイベントで取り組んでいるエコについてご紹介します。
まず2005年から行われているのが、
バイオディーゼル燃料や太陽光などといった「クリーン・エネルギー」を積極的に導入、
そしてCO2排出量を減らそう!というキャンペーン「NEW POWER GEAR(ギア)」のお話です。
「バイオディーゼル燃料(通称BDF)」とは、使用済みの天ぷら油をリサイクルした燃料の事。
2012年には、ドラム缶36本、つまりおよそ7200リットルもの燃料を、
発電用のジェネレーターと、ステージ電源車用の燃料として使っているんだそうです。
2005年から始まった「クリーン・エネルギー」の取り組みは、
FIELD OF HEAVENのステージを含むすべての電力、
そしてアヴァロン・フィールド全体、そして先週ご紹介した「ボードウォーク」、
キッズランドすべての電力や、一部のキャンプサイトにまで拡大しています。
ちなみに7200リットルのバイオディーゼル燃料で、
およそ1万9000キログラムのCO2の削減だと言われているんです。

この他にも、1998年から国際青年環境NGO「A SEED JAPAN」が中心となって
ボランティアと、参加する全ての人が協力しあう、『ごみゼロナビゲーション』では、
ゴミのポイ捨てを防止、そしてゴミの分別が行われています。
2014年からはNPO iPledge(アイプレッジ)が中心となって取り組んでいるようです。
集められた資源は、次の年の会場で使うエコグッズにリサイクル!
例えば、回収されたペットボトルは繊維へとリサイクルされ、
翌年のスタッフ2000人分のジャケットへと再生されます。
ちなみに1着のジャケットを作るには、
約10本の回収ペットボトルが使われるんだそうです。


色んなエコが行われるフジロック・フェスティバルは昨日からスタート!
今年も象印の給茶スポットが展開されます!
行く!という方は、是非マイボトルをもっておでかけ下さい♪
 

 
<フジロックの森プロジェクト2014> 2014-07-19

毎年色んな環境対策が行われているんですが、今日はその中から、
『フジロックの森プロジェクト2014』について詳しくご紹介します。
これは、新潟県湯沢町、苗場に住む方々と一緒に
会場周辺の森林環境を守るべく始まったプロジェクトの事。
健康な森や林を維持するためには、草刈りや間伐…
などといった手入れは欠かせませんよね。
素晴らしい環境を維持できるように、地元の人と、苗場を訪れる人がみんなで
森を再生、そして活用する、という事を目的とした活動が毎年行われています。
その中でも毎年恒例となっているのが
『苗場(フジロック)の森づくり・ボードウォーク』という取り組み。
「ボードウォーク」とは、
車いすの方でも気軽に森林散策を楽しめる様に作られた、バリアフリーの細い道の事で
ここでは「苗場インディペンデンス・ボードウォーク」と呼ばれています。
これは、重機やケミカル材などを使わずに、自然の木材と人の力だけで
コツコツと時間をかけて築いてきたオーガニックな木の道。
フジロック・フェスティバルの会場の中を縦貫しています。
今年2014年も、のべ300人を越えるボランティアの方々や地元苗場に住む方々が
力を合わせて、ボードウォークの補修をおこなったそうです。

 

 
<ESD> 2014-07-12

<ESDとは…>
環境、貧困、人権、平和…などといった、現代社会に起こっている色んな課題を
自分たちの問題として捉えて、身近なところから取り組むことによって
その課題の解決に繋がる、価値観や行動を生み出す事。
「エデュケーション・フォー・サステイナブル・デベロップメント」の頭文字をとって
「ESD」、「持続可能な開発のための教育」と訳されています。
つまり、この地球上で人類がずっと幸せに暮らしていくためにはどうすればいいか、
それをみんなで考えて、意見を出しあいながら調べたり学んだりする事をいいます。
日本は、このESDに関して真剣に取り組むべく、
2005年から2014年までの10年間を「国連持続可能な発展の教育(ESD)の10年」
として提唱し、日本(にっぽん)ユネスコ国内委員会や関係省庁が協力して、
ESDのために取り組んできました。
この10年間の取り組みの成果を取りまとめる会議、
「ESDユネスコ世界会議」が、今年11月に名古屋で行われます。
この開催を盛り上げるイベントが名古屋で既にスタートしていますが、
なかなか名古屋には行くことが出来ない…という方も多いはず。
ということで、誰でも簡単に参加する事が出来るイベントとして、
ユネスコ世界会議に向けた応援メッセージを、五七五のメッセージで受け付ける、
という企画が、現在、環境省のホームページで呼びかけれられています。
ルールは簡単!
世界会議の開催に向けて、「ESD」を分かりやすく伝えるものであればOK。
五七五となっていますが、字余り、字足らずでも大丈夫です。
オフィシャルホームページには、自由俳句のサンプルも掲載されていますよ。
応募の期間は、今月末7月31日まで。
改めて、この「ESD」の事を学びながら、アナタもこの企画に参加してみませんか??
 

 
<バイコロジー> 2014-07-05

<バイコロジーとは…>
「バイコロジー」とは、バイク(自転車)とエコロジー(生態学)を合わせた言葉で
1971年にアメリカでうたわれた市民運動の事。
元々は、自転車を利用する事によって、「大気汚染などの公害を防ごう」
という目的で活動していましたが、
過激な環境運動へと発展してしまったために、わずか数年で消滅してしまいます。
日本では、自転車に乗る為に「安全かつ快適に利用できる環境をつくろう」
という理念を掲げて、自転車関係の団体を中心とした21の公益団体などで
「バイコロジーをすすめる会」を1972年に設立しました。

この「バイコロジーをすすめる会」では、
自転車を使う人、ひとりひとりが、ルールやマナーを守って安全に使うよう、
全国で講習会などが行われている他、
イベントや広報活動を通じて、自転車の良いところを広くたくさんの人に伝えて、
交通ルールとマナーの向上も目指しています。
関西には、滋賀・京都・兵庫・奈良・和歌山の5箇所に
「バイコロジーをすすめる会」が設置されています。
イベントやセミナーなど色々と開催されていますよ。
詳しくは、検索サイトで「バイコロジー」と検索してみてください。