◇MORNING STORY◇
【これは“他人事”ではない。緊迫の医療サスペンス小説】
心臓病の専門病院で、適切な臓器の斡旋を行う
臓器移植コーディネーターとして働く立花真知。
彼女は、五輪金メダリスト候補として注目を集める
フィギュアスケーター・池端麗を担当することになる。
麗はスケートの練習中に倒れ、拡張型心筋症と診断されていた。
副院長の一ノ瀬や主治医の市田の治療を受けながら
ドナーの心臓を待っているが、
麗の血液は珍しく、大多数の心臓を移植することができない。
しかし、くも膜下出血で倒れ脳死判定を受けた男性ドナーの心臓が、麗に奇跡的に合致すると連絡が入る。
真知らは早速臓器の提供に向けて動き出すが、
ドナーの母親が臓器提供に納得していないことが判明。
真知は「禁断の方法」に手を出そうとする――。
臓器を提供する側とされる側、互いの思いが複雑に混じり合ってできた大きな渦は、
とある男の出現によって社会問題へと発展していく――。
医師であり、これまでにも医療の現状にメスを入れてきた著者が描く、
日本の心臓移植の「現実」と「未来」。
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OAでの紹介を聴き逃した方は
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