6月14日のRoundtable with Komaki
FM802 SPECIAL WEEK の21時台は…
今週は6/13(金)に日本でも公開が始まったタイの映画
「おばあちゃんと僕の約束」をご紹介!
リスナーの皆さんからも公開が待ち遠しいという声が届いていたこの映画。
アジアの映画ファンから“アジアのA24”と呼ばれる注目映画スタジオ「GDH」が手がけた話題作です!
タイでは2024年4月に公開され、なんと年間最大のオープニング成績を記録。
SNSでは、観客の号泣動画が続出するなど、感動が波紋のように広がり、大ヒットを飛ばしました。
主演は、タイのトップスター、ビルキンことプッティポン・アッサラッタナクン。出演するドラマでは、繊細で美しいラブストーリーを演じて世界中にファンを獲得した日本でも注目されているのタイの俳優です。
そんなビルキンが映画初主演で挑んだ本作は、ゲーム実況者を夢見る青年・エムが 末期ガンの祖母に近づくところから始まります。
最初は相続目当てだったが、慎ましく懸命に生きるおばあちゃんの姿に、彼の心に変化が・・・。
家族、故郷、そして“生きる”ということを描いた、温かくて優しいヒューマンドラマです。
そんな素敵な作品を紹介しましたが、
なんとRoundtable with Komaki に監督を務めたPat Boonnitipat さんからのコメントが到着しました!
Pat Boonnitipat さんは、タイの新世代を代表する現在34歳の若手映画監督、脚本家で、番組からの質問にも答えてくれましたよー!
Q1.「2024年の4月にタイで公開されました、タイでの反響はいかがでしたか?」」
「タイでは驚異的な状態になりました。ただ単にお客さんが映画を見に来てくれるというだけではなく 映画を見る際に、自分の両親あるいは祖父母を映画館に一緒に来てくれるようになったんです!中には 、もう映画館に行ったのは 60年ぶりだというような老人の方もいらっしゃいました。
年を重ねた両親とか祖父母と一緒に映画館にやってくることで、今まで見られなかったような、ショッピングセンターモールやレストランにお年を召した方を見かけるようになりました。
この映画を見るために外に出てきた高齢の方々も、いらっしゃったということですね。 とにかく、映画を見たみんなが家族との時間を大切にし、楽しむことができたというふうに感じます。」
Q2.「台本を書きはじめた時と、撮影を経て作品が完成した時、監督の中で気持ちの変化はありましたか?」
「この映画におけるすべてのテーマを、現実の生活に起こりうることに焦点を当てていこうということでした。
俳優、女優さんたちに対しても、その演技自体も現実の生活で起こりうるようなナチュラルなものにしてほしいというふうに指導しました。
実際にこうしたプロセスを経てできたものは、最初に私が予想していたものとは多少異なる部分があったかもしれません。
ですが、こうした自然さというものを前面に押し出すことによって、自分が想像もしなかったような、より自然な感じの演技が出てきたと思うんです。
私としてはあまり想定もしていなかった結果になったことで、非常に満足し、幸せに感じています。」
ついに今週から、待ちわびていた日本での劇場公開となりましたが…
Q3.「日本のリスナーからも公開が楽しみだ!という声が届いていました!メッセージをお願いします。」
「今回の映画が日本で公開されることはとても光栄に思っています。
なぜなら、日本には偉大な映画監督が数多くいらっしゃったからです。
そうした映画監督の作品を観てこられた日本の皆様も、観客として非常に質の高い方々であるという風に認識しているからです。
なので、ぜひ日本の皆様にこの映画を見ていただきたいし、この映画を見ることによって我々と同じような、日常生活の関係性とか、そうした点が日本の方々の心に届けば、という風に考えております。
最後になりますが、大切なことは、映画を観る際には、皆様だけではなくて、ぜひ皆様の好きな人を映画館に誘って、一緒に見にいってください!」
今回の制作について貴重なお話をたっぷりと伺うことができました!
2024年にタイで大ヒットし、愛情の深さに観る人の涙があふれる感動の作品。
映画を観る際には、ぜひ大切な人を誘って映画館へ足を運んではいかがでしょうか?
映画の詳細はこちらからチェックしてみてください!↓
https://unpfilm.com/lahnmah/
タイムフリーはこちらから↓
https://radiko.jp/share/?sid=802&t=20250614212230