*#コマキ手帖:ASIAN KUNG-FU GENERATION 後藤正文さん*
2024-10-20
10月19日のRoundtable with Komaki <コマキ手帖>のコーナー♫
自分と社会、2つの「未来を耕す」をテーマに、
いろんな方にお話を聞いたり、体験していきます!
今夜は・・・・
ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文さんが登場!!
NPO法人「アップルビネガー音楽支援機構」の新しい取り組みについてお聞きしました
・なぜ蔵をスタジオに?
後藤さん「一番でも大きいのは蔵は天井が高いんですよ。
天井の低い部屋で、バーンと音たちたら鳴らしたら、あっという間に天井に音が伝わって天井から跳ね返って反響するわけですよ。
音がそうすると実際になってる音と跳ね返った音の両方が取れる。
高いと戻ってくるまで時間かかるっていうのもあるし、こう音の調整がしやすいってことですね高い方がね。響きを。
そうするとすごくデッドな関係空間も演出できるし、この残響、戻ってくる音を利用すると、今度、広い部屋で撮ったんだって音にも作れるしみたいな。
部屋の広さは結構大きいんですよ。音楽にとって」
コマキさん「そういう場所をじゃあ探してたってことですか?
後藤さん「一年半ぐらい静岡を歩いていろんな場所見たり、おじいさんたちって交渉した、相談したりとかしながら、いろんな人に会ってで、たどり着いたんですね、今の場所に。」
運が良かったんです。その今、僕らをサポートしてくださってる江崎さんって方がいらっしゃるんですけど。
弟さんが江崎マサルさんで、hy4_4yhっていうラッププグループのプロデューサーをされてて、コロナの時に亡くなられてんですけど。
音楽にもともとこうなんていうんですかね。縁が深くて、その江崎さんという方がですね。 で江崎さんっていうは、藤枝の演劇やカルチャースクールだったりとか、そういう文化を支えていらした。一家でみたいな。
そういうご縁もあって、土蔵で良ければどうでしょうかってね。隣のビルもいいですよって話で、本当に偶然の素敵な出会いだったんですよ。
ただ、あの僕は一年半ぐらい藤枝をほうぼう歩いてたのをみててくださってたってもありまして、あいつ諦めないなっていうんで、そこで信用してもらえたところもあって、本当に良かったです。」
・スタジオはいつごろできますか?
後藤さん「工事の日程が最近出てきて、早ければ来年の夏には、プレオープンできますね。
6月にできるかもって話も出たんですけど、おそらくスタジオって工事難しいんで。予想では多分二ヶ月くらい。 知って8月ぐらいじゃないかなみたいな。
そこから問題点をこうちょっと洗い出して、そういう時間がほしいので。 恐らく26年の初めに、皆さんにもオープン できるんじゃないかと思ってる。」
コマキさん「やっぱり時間かかるんですね。スタジオって」
後藤さん「最初宮大工が入るんですよ。で土蔵を補修するんですよね。
痛んでいるところを直し。 その後。吊り上げます。裾から。で、基礎も古いんで、基礎を最新のものにすることによって打ち直して耐震性を上げるんですよ。
だからね、普通に立てた方が安いっていうね。 」
コマキさん「古いものでも使い続けるって大事なことですもんね。 」
後藤さん「そうなんです。街の景観を守りたいというのもありますし、あとやっぱり百年先からパスされてきた建物を直して使うと、もう百年持たせられる可能性があって
金集めて直してスタジオにした蔵を、例えば僕たちつまずいたとして、次の人めちゃくちゃ潰しづらいっすよね(笑)」
コマキさん「宮大工の人とかお仕事みたいですよね。」
後藤さん「本当に僕らも報告できることがあれば、怒られない程度には。皆さんにお伝えできたらと思ってるますね。」
・クラウドファウンディングは??
後藤さん「ファーストゴールは5500万ですね。まあ集まったトテという、おそらくあの借り入れというか、はい、私の出費はこうなって免れられない。
足りないでも、でも本当にそんな大きい額が集まると思ってなかったんですよ。
僕ら、しょうがないよね、これは文化事業だし、みんなちょっとお金頑張ってなんかこうってかも僕も出します。みたいな気持ちでもちろん始めたことです。
本当にすごいたくさんの今支援が届いても、多分もうすぐ70%ぐらいまで来てるんです。ちょっと感動しちゃって、音楽好きな人たちの愛情っていうか裏切れないなって気持ちをまた責任も上がってきますね。」
クラウドファウンディングは12/15まで受付中です!
詳しくはこちら↓
https://www.applevinegarmusicsupport.com/
・後藤さんが思う、課題とは??
後藤さん「どうなんでしょうねでも。僕がやっていることともリンクしていることなんですけど、何かを壊すっていうことに、躊躇いがあった方がいいんじゃないかと思うことがあります。
例えばこの間ね、苫小牧に行ってきたんですよ。今、いろんな建物を建て直しとか再開発みたいなことが行われていて。そういう自体は悪いことだとは思わないんだけど。
でもね、苫小牧市民会館の大ホールっていうとこを見に行ったんですけど、めちゃくちゃいいんですよ。雰囲気。
で聞けば山下達郎さんも来たことがあると。」
コマキさん「山下達郎さんが来るってことは音響はいいっていう認められたホールでね。」
後藤さん「やっぱしつらいとかもすごい良くて。職人の70年代の当時、最高の職人たちがやったんだなっていう建物で。 だけどやっぱ3月で解体されちゃうんですよね。
で、もう少し規模の小さいスタジオ隣に作りましょう。
だけどそのぐらい規模としちゃうと、今度、山下さんも絶対来れなくなっちゃうし、音響の面でも、今のスペックから落ちてしまうんじゃないかみたいな
経済的なことを考えると、合理性とかを考えると、立て直した方が地元の建築会社とかに建設会社とかゼネコンにお金が入る。
そうかもしれないんだけど。 市民の利益とか文化的な利益っていうかね。お金で換算できない利益みたいなものを考える。
そうすると、多分、同じ額面だったり、立て直す額面をリノベーションに作ったら、使ったらしっかり耐震もできるし、補修とかできるはずなんですよね。
そういう未来を僕たちが選択していけるのかってのはすごく大事だと思います。
でもこれは、本当に街の商店街の雰囲気一つとってもそうだし。
関西とかでも、宝塚、清荒神かな。一回見学行ったんですけど、やっぱああいう雰囲気を守ろうってやってる地域、感覚早い人たちが始めてるんですよね。
あれ、多分、今後、全国的な流れになっていくと思っていて。
だから古いものを、むやみに壊さないっていう。
私たちはそうしないと、どんどん日本の雰囲気がなくなっちゃう漂白されちゃうか、どうやって何を選び、何を渡していくかっていうのが。
多分、仕事にとってもそうだし、社会にとっても一番大事なことなんじゃないかなって先に考えていますね」
コマキさん「簡単なんですけどね。さらすにしてしまうって」
後藤さん「ラジオ局とかもそうですよ。ポッドキャストの時代だとか言って、どこでも取れるやんみたいなこと言ってiPhoneで収録してみてなこともできなくはないけど、
でもこういう設備潰したら、二度と作れないラジオ局とかも。
ラジオとか俺すごい聞きますもん。 」
コマキさん「本当にね、本当に聞いてくれてますもんね。 」
後藤さん「思ってない音楽の中から好きなものが見つかったりするのがすごいっていうか。DJが選んで流してくれるものの中に、自分の好きなチャンネルがパンって開く瞬間があるとかって楽しいですね。」
そういう偶然性に頼っていかないと、僕たちの人生が広がっていかない気がして、楽なものっていうか、安心できるものばっかりで、
コマキさん「すごいわかるなと思って年を重ねて。クラシックなものばっかりみんな聞き始めじゃないですか?新しいもの聞かなくなるのは楽なんで。でも広がっていかないんですよね。 」
後藤さん「そうなんですよ。新しいものに出会うことで、ずんずん自分の世界って広がっていくから。 そういう機会は与えてくれるラジオとか雑誌とかね。 素敵だと思います。」
後藤さん2週にわたってありがとうございました!!!
NPO 法人「アップルビネガー音楽支援 機構のHPはこちら↓
https://www.applevinegarmusicsupport.com/
タイムフリーはこちら↓
https://radiko.jp/share/?sid=802&t=20241019230000
自分と社会、2つの「未来を耕す」をテーマに、
いろんな方にお話を聞いたり、体験していきます!
今夜は・・・・
ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文さんが登場!!
NPO法人「アップルビネガー音楽支援機構」の新しい取り組みについてお聞きしました
・なぜ蔵をスタジオに?
後藤さん「一番でも大きいのは蔵は天井が高いんですよ。
天井の低い部屋で、バーンと音たちたら鳴らしたら、あっという間に天井に音が伝わって天井から跳ね返って反響するわけですよ。
音がそうすると実際になってる音と跳ね返った音の両方が取れる。
高いと戻ってくるまで時間かかるっていうのもあるし、こう音の調整がしやすいってことですね高い方がね。響きを。
そうするとすごくデッドな関係空間も演出できるし、この残響、戻ってくる音を利用すると、今度、広い部屋で撮ったんだって音にも作れるしみたいな。
部屋の広さは結構大きいんですよ。音楽にとって」
コマキさん「そういう場所をじゃあ探してたってことですか?
後藤さん「一年半ぐらい静岡を歩いていろんな場所見たり、おじいさんたちって交渉した、相談したりとかしながら、いろんな人に会ってで、たどり着いたんですね、今の場所に。」
運が良かったんです。その今、僕らをサポートしてくださってる江崎さんって方がいらっしゃるんですけど。
弟さんが江崎マサルさんで、hy4_4yhっていうラッププグループのプロデューサーをされてて、コロナの時に亡くなられてんですけど。
音楽にもともとこうなんていうんですかね。縁が深くて、その江崎さんという方がですね。 で江崎さんっていうは、藤枝の演劇やカルチャースクールだったりとか、そういう文化を支えていらした。一家でみたいな。
そういうご縁もあって、土蔵で良ければどうでしょうかってね。隣のビルもいいですよって話で、本当に偶然の素敵な出会いだったんですよ。
ただ、あの僕は一年半ぐらい藤枝をほうぼう歩いてたのをみててくださってたってもありまして、あいつ諦めないなっていうんで、そこで信用してもらえたところもあって、本当に良かったです。」
・スタジオはいつごろできますか?
後藤さん「工事の日程が最近出てきて、早ければ来年の夏には、プレオープンできますね。
6月にできるかもって話も出たんですけど、おそらくスタジオって工事難しいんで。予想では多分二ヶ月くらい。 知って8月ぐらいじゃないかなみたいな。
そこから問題点をこうちょっと洗い出して、そういう時間がほしいので。 恐らく26年の初めに、皆さんにもオープン できるんじゃないかと思ってる。」
コマキさん「やっぱり時間かかるんですね。スタジオって」
後藤さん「最初宮大工が入るんですよ。で土蔵を補修するんですよね。
痛んでいるところを直し。 その後。吊り上げます。裾から。で、基礎も古いんで、基礎を最新のものにすることによって打ち直して耐震性を上げるんですよ。
だからね、普通に立てた方が安いっていうね。 」
コマキさん「古いものでも使い続けるって大事なことですもんね。 」
後藤さん「そうなんです。街の景観を守りたいというのもありますし、あとやっぱり百年先からパスされてきた建物を直して使うと、もう百年持たせられる可能性があって
金集めて直してスタジオにした蔵を、例えば僕たちつまずいたとして、次の人めちゃくちゃ潰しづらいっすよね(笑)」
コマキさん「宮大工の人とかお仕事みたいですよね。」
後藤さん「本当に僕らも報告できることがあれば、怒られない程度には。皆さんにお伝えできたらと思ってるますね。」
・クラウドファウンディングは??
後藤さん「ファーストゴールは5500万ですね。まあ集まったトテという、おそらくあの借り入れというか、はい、私の出費はこうなって免れられない。
足りないでも、でも本当にそんな大きい額が集まると思ってなかったんですよ。
僕ら、しょうがないよね、これは文化事業だし、みんなちょっとお金頑張ってなんかこうってかも僕も出します。みたいな気持ちでもちろん始めたことです。
本当にすごいたくさんの今支援が届いても、多分もうすぐ70%ぐらいまで来てるんです。ちょっと感動しちゃって、音楽好きな人たちの愛情っていうか裏切れないなって気持ちをまた責任も上がってきますね。」
クラウドファウンディングは12/15まで受付中です!
詳しくはこちら↓
https://www.applevinegarmusicsupport.com/
・後藤さんが思う、課題とは??
後藤さん「どうなんでしょうねでも。僕がやっていることともリンクしていることなんですけど、何かを壊すっていうことに、躊躇いがあった方がいいんじゃないかと思うことがあります。
例えばこの間ね、苫小牧に行ってきたんですよ。今、いろんな建物を建て直しとか再開発みたいなことが行われていて。そういう自体は悪いことだとは思わないんだけど。
でもね、苫小牧市民会館の大ホールっていうとこを見に行ったんですけど、めちゃくちゃいいんですよ。雰囲気。
で聞けば山下達郎さんも来たことがあると。」
コマキさん「山下達郎さんが来るってことは音響はいいっていう認められたホールでね。」
後藤さん「やっぱしつらいとかもすごい良くて。職人の70年代の当時、最高の職人たちがやったんだなっていう建物で。 だけどやっぱ3月で解体されちゃうんですよね。
で、もう少し規模の小さいスタジオ隣に作りましょう。
だけどそのぐらい規模としちゃうと、今度、山下さんも絶対来れなくなっちゃうし、音響の面でも、今のスペックから落ちてしまうんじゃないかみたいな
経済的なことを考えると、合理性とかを考えると、立て直した方が地元の建築会社とかに建設会社とかゼネコンにお金が入る。
そうかもしれないんだけど。 市民の利益とか文化的な利益っていうかね。お金で換算できない利益みたいなものを考える。
そうすると、多分、同じ額面だったり、立て直す額面をリノベーションに作ったら、使ったらしっかり耐震もできるし、補修とかできるはずなんですよね。
そういう未来を僕たちが選択していけるのかってのはすごく大事だと思います。
でもこれは、本当に街の商店街の雰囲気一つとってもそうだし。
関西とかでも、宝塚、清荒神かな。一回見学行ったんですけど、やっぱああいう雰囲気を守ろうってやってる地域、感覚早い人たちが始めてるんですよね。
あれ、多分、今後、全国的な流れになっていくと思っていて。
だから古いものを、むやみに壊さないっていう。
私たちはそうしないと、どんどん日本の雰囲気がなくなっちゃう漂白されちゃうか、どうやって何を選び、何を渡していくかっていうのが。
多分、仕事にとってもそうだし、社会にとっても一番大事なことなんじゃないかなって先に考えていますね」
コマキさん「簡単なんですけどね。さらすにしてしまうって」
後藤さん「ラジオ局とかもそうですよ。ポッドキャストの時代だとか言って、どこでも取れるやんみたいなこと言ってiPhoneで収録してみてなこともできなくはないけど、
でもこういう設備潰したら、二度と作れないラジオ局とかも。
ラジオとか俺すごい聞きますもん。 」
コマキさん「本当にね、本当に聞いてくれてますもんね。 」
後藤さん「思ってない音楽の中から好きなものが見つかったりするのがすごいっていうか。DJが選んで流してくれるものの中に、自分の好きなチャンネルがパンって開く瞬間があるとかって楽しいですね。」
そういう偶然性に頼っていかないと、僕たちの人生が広がっていかない気がして、楽なものっていうか、安心できるものばっかりで、
コマキさん「すごいわかるなと思って年を重ねて。クラシックなものばっかりみんな聞き始めじゃないですか?新しいもの聞かなくなるのは楽なんで。でも広がっていかないんですよね。 」
後藤さん「そうなんですよ。新しいものに出会うことで、ずんずん自分の世界って広がっていくから。 そういう機会は与えてくれるラジオとか雑誌とかね。 素敵だと思います。」
後藤さん2週にわたってありがとうございました!!!
NPO 法人「アップルビネガー音楽支援 機構のHPはこちら↓
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