2023-04-30   ◇MORNING STORY◇

今日ご紹介したのは、
齋藤 彩「母という呪縛 娘という牢獄」


2018年3月、滋賀・守山市野洲川の河川敷で、
両手、両足、頭部を切断された体幹部だけの遺体が発見された。
遺体は激しく腐敗しており、人間のものか動物のものかさえ判別が難しかったが、
その後の捜査で、近所に住む58歳の女性のものと判明する。
女性は20年以上前に夫と別居し、31歳の娘と二人暮らしで、
進学校出身の娘は医学部合格を目指して9年間もの浪人生活を経験していた。
警察は6月、死体遺棄容疑で娘を逮捕する。
いったい二人の間に何があったのか―。
司法記者出身のライターが、
獄中の娘と交わした膨大な量の往復書簡をもとにつづる、渾身のノンフィクション。


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