*#コマキ手帖:サーキュラーエコノミー研究家 安居昭博さん*
2024-09-29
9月28日のRoundtable with Komaki <コマキ手帖>のコーナー♫
自分と社会、2つの「未来を耕す」をテーマに、
いろんな方にお話を聞いたり、体験していきます!
今夜は・・・・
サーキュラーエコノミー研究家の安居昭博さんをお迎えしました!
・サーキュラーエコノミーとは??
安居さん「日本でいわゆる循環経済と呼ばれているものに近しい考えってイメージをしていただけると良いかなと思います。
今あるものとか見たり考えたりしていただくと、このままだと捨てられちゃうものがほとんどだと思うんですよね。
でも、この社会の仕組みだったり、企業であればビジネスのモデル。
あとは商品のデザインとか設計であれば、初めの時点から廃棄を出さない仕組みを整えることができたら、経済にも環境にも。そして自分たち人にとっても3包良しの関係ができるんじゃないかという形で、本当に海外でも、私がもともと住んでたヨーロッパでもおかなわれている、サーキュラーエコノミーという新しい経済のモデルになっています。
例えば、私の好きな京都のファッションブランドのミッタンってのがあるんですけど。
泥染めとか草木染めとかを大切にしているブランドで、大麻の麻野繊維で最近すごい注目されていて、素材とか作り方にもこだわったブランドなんです。
さらに、一つ特徴があるのが私がどんなに着古したとしてもミッタンに返却すると、現金で20%で必ず買い取ってもらえるんですよ。 」
コマキさん「作る側の方にとっては、そんな高い金額で買い取れるんですか?」
安居さん「ミッタンの側からすると、返却される前提の仕組みになっていて。
返却された服をどのようにしているかというともう一回染め直すとか。
繕い直し、修理みたいなものがされて、自社のストアで再販されたりもするんです。
で、面白いのが、もともと泥染めだったものが返却されたとしても、
必ずしも泥染めをする必要もなくて、そこにベンガラ染めや藍染めをしたら、どんな色が載せられて、日本って刺し子の技術のような。
むしろ修理することによって、かっこよくなるような全部が一点ものの付加価値がつくと思うんです。
なので、染め直しとか修理をされたものが再販される時に、ものによってはもともとの価格より高くなったとしても、勝手に衣類の金継ぎだと思ってるんですけど。 そっちの方が人気が出てくるみたいな。
ブランドを展開しているのが、このミッタンという京都のファッションブランド。 と日本でのサーキュラーエコノミーを実践している会社だなというふうに思ってます。 」
コマキさん「言ってみれば、もうビンテージになっていくってことですね」
安居さん「まさに新しいものには出せない価値があるっていうところは、すごく面白いのが、今のはファッションの事例だったんですけど、建築であったり、他の分野でも同様に進められているっていうところで。
例えば、今から新しい建物を建てるっていうことは良いことであったり、あのいろいろあると思うんですけど。あの50年前、百年前に建てられた建物には、もう当時でしか手に入らなかった建築とか技術だとか、
そういった昔からあるものをむしろ使い続けた方が価値があるっていうことも。サーキュライト運営の中で大切にされている価値観かなと思います。
しかも廃棄物も出ないので、環境へもプラスですね。」
・森道市場に出現。サーキュラータワー
コマキさん「私が出会ったのは森道市場の時で、すごい大きい。
面白いタワーを作ってらして」
安居さん「サーキュラータワーですね。
一般的な大型の音楽や野外のイベントとか、その後にはゴミになってしまうっていうのが一般的だと思うんですけど、コマキさんや岸田さん(くるり)に来ていただいたものは、京都の足場材の企業さん協力をメインでいただいてで、他には京都の芸大から出る制作物の一部であったり、京都の酒蔵さんから出た酒樽とか。
終わった後には全部回収して、それぞれの京都の事業者さんにお返しをしたり、また別の用途で活用するという。
まさに廃棄が出ない出店の方法できるんじゃないかなと思って実験的に行ったという形でした。
コマキさん「インスタライブまだ残ってるので、やらせたら見ていただきたいですね」
そんなインスタライブはこちら↓
https://www.instagram.com/morimichiichiba/?hl=ja
ぜひ、サーキュラータワーその目で確かめてみてくださいね!!
コマキさん「その時はジュースとシュトーレンの販売をされていたと思うんですけど、
捨てられるもので作るっていうテーマでしたっけ?」
安居さん「そうですね。今回は京都サーキュラータワーという名前で京都チームで出店してたんですけど、ミックスジュースは二条城の近くにあるCORNER MIXというお店がありまして、そこでも、同じく甘納豆を作り終わった後に出るシロップ
外側に傷が入って和菓子にできないものをミックスジュースにして提供されてたりしているお店と、実は焼き菓子を担当してたのは私なんですけど。
コマキさん「そうなんですか??」
安居さん「実は焼き菓子の事業もやってまして。
シュトーレンはドイツのクリスマスのお菓子を作っていて、
私が京都に今拠点を置いている中で、老舗生八つ橋屋さんのカットされた耳の部分や、梅酒、お酒を漬け込んだ梅、あとはお豆腐で出るおからとか。
それらを先ほどのシュトーレンに使わせていただいててで、製造は京都大阪市が兵庫のあの福祉作業所の障害抱えられた方々にあの作っていただいているので、まあ環境面でも社会面でもあのまあ3方良しの関係ができるお菓子ができたらいいなと思って、展開していて、それも販売をしてました。 」
コマキさん「なんで、シュトーレンだったんですか?」
安居さん「私が元々ドイツ。 あの留学してた時にシュトーレンが大好きで
日本に帰ってきた時に、ドイツのクリスマスのお菓子がこんなに売っているんだって思って、せっかく京都に住んでるので、京都らしいシュトーレンがあったら面白そうだなと思って。
一般的にはラム酒につけ込まれたレーズンが使われるんですけど
京都でしたら、先ほどの酒蔵さんが日本酒につけ込まれた梅。
副産物の梅を活用したら、日本らしい日本酒に漬け込まれた梅っていうのができると思いますし、あとはお砂糖の代わりに八ツ橋を乾燥粉末化すると本当に見た目はお砂糖みたいにになるんですけど、それを振りかけたら、あの生八つ橋がふりかかった京都らしいものができそうだなとか。 」
海外に住んでたからこその日本人の良さであり、特色だなと思って、その外のものをそのまま受け入れるだけじゃなくて、その日本化すると言いますか
海外のものをそのまま入れるだけじゃなくて日本の形に何かアップデートして、海外と全く違う形にしたりすることがおもしろそうだなって思って。」
↑そんな安居さんのシュトーレン
安居さん「初めはファッションだったと思うんですけど、そこから建築、そして今は食の話だったと思うんですけど、すべての分野に共通していることもあれば、もちろんそれぞれの領域であの違う取り組みも行われていまして。
日本でもいろいろできないかなと思って、私は京都であったり、あとは東京の企業さんとかとあの一緒にこのサーキュラーエコノミーの仕組みづくりをあのしているという形になってます。 」
来週はこのインタビューの続きをお届けお楽しみに!!
タイムフリーはこちら↓
https://radiko.jp/share/?sid=802&t=20240928230000
自分と社会、2つの「未来を耕す」をテーマに、
いろんな方にお話を聞いたり、体験していきます!
今夜は・・・・
サーキュラーエコノミー研究家の安居昭博さんをお迎えしました!
・サーキュラーエコノミーとは??
安居さん「日本でいわゆる循環経済と呼ばれているものに近しい考えってイメージをしていただけると良いかなと思います。
今あるものとか見たり考えたりしていただくと、このままだと捨てられちゃうものがほとんどだと思うんですよね。
でも、この社会の仕組みだったり、企業であればビジネスのモデル。
あとは商品のデザインとか設計であれば、初めの時点から廃棄を出さない仕組みを整えることができたら、経済にも環境にも。そして自分たち人にとっても3包良しの関係ができるんじゃないかという形で、本当に海外でも、私がもともと住んでたヨーロッパでもおかなわれている、サーキュラーエコノミーという新しい経済のモデルになっています。
例えば、私の好きな京都のファッションブランドのミッタンってのがあるんですけど。
泥染めとか草木染めとかを大切にしているブランドで、大麻の麻野繊維で最近すごい注目されていて、素材とか作り方にもこだわったブランドなんです。
さらに、一つ特徴があるのが私がどんなに着古したとしてもミッタンに返却すると、現金で20%で必ず買い取ってもらえるんですよ。 」
コマキさん「作る側の方にとっては、そんな高い金額で買い取れるんですか?」
安居さん「ミッタンの側からすると、返却される前提の仕組みになっていて。
返却された服をどのようにしているかというともう一回染め直すとか。
繕い直し、修理みたいなものがされて、自社のストアで再販されたりもするんです。
で、面白いのが、もともと泥染めだったものが返却されたとしても、
必ずしも泥染めをする必要もなくて、そこにベンガラ染めや藍染めをしたら、どんな色が載せられて、日本って刺し子の技術のような。
むしろ修理することによって、かっこよくなるような全部が一点ものの付加価値がつくと思うんです。
なので、染め直しとか修理をされたものが再販される時に、ものによってはもともとの価格より高くなったとしても、勝手に衣類の金継ぎだと思ってるんですけど。 そっちの方が人気が出てくるみたいな。
ブランドを展開しているのが、このミッタンという京都のファッションブランド。 と日本でのサーキュラーエコノミーを実践している会社だなというふうに思ってます。 」
コマキさん「言ってみれば、もうビンテージになっていくってことですね」
安居さん「まさに新しいものには出せない価値があるっていうところは、すごく面白いのが、今のはファッションの事例だったんですけど、建築であったり、他の分野でも同様に進められているっていうところで。
例えば、今から新しい建物を建てるっていうことは良いことであったり、あのいろいろあると思うんですけど。あの50年前、百年前に建てられた建物には、もう当時でしか手に入らなかった建築とか技術だとか、
そういった昔からあるものをむしろ使い続けた方が価値があるっていうことも。サーキュライト運営の中で大切にされている価値観かなと思います。
しかも廃棄物も出ないので、環境へもプラスですね。」
・森道市場に出現。サーキュラータワー
コマキさん「私が出会ったのは森道市場の時で、すごい大きい。
面白いタワーを作ってらして」
安居さん「サーキュラータワーですね。
一般的な大型の音楽や野外のイベントとか、その後にはゴミになってしまうっていうのが一般的だと思うんですけど、コマキさんや岸田さん(くるり)に来ていただいたものは、京都の足場材の企業さん協力をメインでいただいてで、他には京都の芸大から出る制作物の一部であったり、京都の酒蔵さんから出た酒樽とか。
終わった後には全部回収して、それぞれの京都の事業者さんにお返しをしたり、また別の用途で活用するという。
まさに廃棄が出ない出店の方法できるんじゃないかなと思って実験的に行ったという形でした。
コマキさん「インスタライブまだ残ってるので、やらせたら見ていただきたいですね」
そんなインスタライブはこちら↓
https://www.instagram.com/morimichiichiba/?hl=ja
ぜひ、サーキュラータワーその目で確かめてみてくださいね!!
コマキさん「その時はジュースとシュトーレンの販売をされていたと思うんですけど、
捨てられるもので作るっていうテーマでしたっけ?」
安居さん「そうですね。今回は京都サーキュラータワーという名前で京都チームで出店してたんですけど、ミックスジュースは二条城の近くにあるCORNER MIXというお店がありまして、そこでも、同じく甘納豆を作り終わった後に出るシロップ
外側に傷が入って和菓子にできないものをミックスジュースにして提供されてたりしているお店と、実は焼き菓子を担当してたのは私なんですけど。
コマキさん「そうなんですか??」
安居さん「実は焼き菓子の事業もやってまして。
シュトーレンはドイツのクリスマスのお菓子を作っていて、
私が京都に今拠点を置いている中で、老舗生八つ橋屋さんのカットされた耳の部分や、梅酒、お酒を漬け込んだ梅、あとはお豆腐で出るおからとか。
それらを先ほどのシュトーレンに使わせていただいててで、製造は京都大阪市が兵庫のあの福祉作業所の障害抱えられた方々にあの作っていただいているので、まあ環境面でも社会面でもあのまあ3方良しの関係ができるお菓子ができたらいいなと思って、展開していて、それも販売をしてました。 」
コマキさん「なんで、シュトーレンだったんですか?」
安居さん「私が元々ドイツ。 あの留学してた時にシュトーレンが大好きで
日本に帰ってきた時に、ドイツのクリスマスのお菓子がこんなに売っているんだって思って、せっかく京都に住んでるので、京都らしいシュトーレンがあったら面白そうだなと思って。
一般的にはラム酒につけ込まれたレーズンが使われるんですけど
京都でしたら、先ほどの酒蔵さんが日本酒につけ込まれた梅。
副産物の梅を活用したら、日本らしい日本酒に漬け込まれた梅っていうのができると思いますし、あとはお砂糖の代わりに八ツ橋を乾燥粉末化すると本当に見た目はお砂糖みたいにになるんですけど、それを振りかけたら、あの生八つ橋がふりかかった京都らしいものができそうだなとか。 」
海外に住んでたからこその日本人の良さであり、特色だなと思って、その外のものをそのまま受け入れるだけじゃなくて、その日本化すると言いますか
海外のものをそのまま入れるだけじゃなくて日本の形に何かアップデートして、海外と全く違う形にしたりすることがおもしろそうだなって思って。」
↑そんな安居さんのシュトーレン
安居さん「初めはファッションだったと思うんですけど、そこから建築、そして今は食の話だったと思うんですけど、すべての分野に共通していることもあれば、もちろんそれぞれの領域であの違う取り組みも行われていまして。
日本でもいろいろできないかなと思って、私は京都であったり、あとは東京の企業さんとかとあの一緒にこのサーキュラーエコノミーの仕組みづくりをあのしているという形になってます。 」
来週はこのインタビューの続きをお届けお楽しみに!!
タイムフリーはこちら↓
https://radiko.jp/share/?sid=802&t=20240928230000