*#コマキ手帖:ASIAN KUNG-FU GENERATION 後藤正文さん*
自分と社会、2つの「未来を耕す」をテーマに、
いろんな方にお話を聞いたり、体験していきます!
今夜は・・・・
ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文さんが登場!!
NPO法人「アップルビネガー音楽支援機構」の新しい取り組みについてお聞きしました
後藤さん「本当にガチンコでインディーミュージシャンを支援するためのスタジオ
広さも価格もそういう感じで用意していて、Music Inn Fujiedaという
滞在型の音楽制作スタジオを静岡県に作っていて。 」
コマキさん「藤枝市?」
後藤さん「藤枝、ちょうど関西から。
静岡ええやろうって思った。そこが藤枝です。あなたがもうええやろうと思った。そこが藤枝みたいな、そんなその辺にあります(笑)」
コマキさん「そこの場所を選んだっていうのは? 」
後藤さん「ざっくりは私の故郷ということですね。隣の島田市っていうところが、僕の出身の市ではあるんですけど、住んでいたところが、藤枝市と島田市の間ぐらいだったんで、文化圏的にはまあ、藤枝市の方が近くてっていう話ですね。 」
コマキさん「ホームタウンに恩返しというか?」
後藤さん「そうですね。仲間たちと N PO法人を立ち上げて、
皆さんからの寄付を扱って、スタジオを貸しているので、透明性と、公益性っていうかね。自分たちの利益のためにやってるんじゃないんですよ。ということはまず、確定させてっていうかね。
組織としては表明してからやった方が僕らも気持ちいいんじゃないかと思って、そういう動きにさせてもらってます。」
コマキさん「そこから、アップルビネガー音楽支援機構を立ち上げて
どんなところなんですか??」
後藤さん「スタジオはお茶を保存していた土の蔵。
お借りして。それとあの隣接するビルですね。ビルの2階と3階それぞれ200平米弱あるんで、全部で400平米弱だから4LDKの家二つ分ぐらいのスペースがあって、土蔵はスタジオ。ビルの中にコミュニティスペースと、まあバンドが宿泊できるようなスペース。
と、今、いろいろ本屋やりたいとかレコード屋をやりたいという人もいるので、総合的に文化的な場所になって。土蔵で録音したテープとかレコードとかをスタジオの隣のビルの一角で売ってるとか。 ツアーバンドも安く泊まれるようになったらいいんじゃないかみたいな。
あとレコーディングも泊まる方がいいと思うし。」
コマキさん「やっぱり違う?」
後藤さん「そうですね。静岡っていうのもあるんで通ってもらうことが、厳しいっていうかね。
土曜日きてどっかに泊まって、もう一日やっぱやりたくなるじゃないですか。
夜遅くまで語らう場所も作ろうと思ってるんで、バンドマンとかがね大きいキッチンとか自炊もできるようにしようと思っていて。
みんなどっかスーパーとかで買ってきてもらえば、1週間いてもらってもいいみたいな。
とりあえず、スタジオ代が高いから、どうしてもこうドラムの録音とか特に節約されがちでみたいな。
特にインディーズのバンドとか、恩恵が たくさんあるんじゃないかなと思って最初企画し始めたんですよね。
最近はベースとかギターって家でも撮れるようになっちゃったんですよ。でも
ドラムばっかりはね、やっぱ叩かないとできないんです。
だから打ち込みになっちゃうのもね。かわいそうだし、それを再現するために
ドラマーがこう働かされている感じも可哀想じゃないですか?
で、そうなってくると、録音文化ごとが痩せてくっていう流れもあるので。
ドラムの取り方わかんないとか。マルチトラックレコーディングってやつですね。
マイクを何本も立てとる音楽を撮る方法が、みんなわかんなくなっていっちゃうっていうか、パソコンだけでやっていくとね。
だからこれ、文化保護の意味でもやらなきゃいけないことで
ミュージシャンが自由に録音できるっていうのもあるんですが、エンジニアもまたこう育てていってほしいというか。 藤枝から独立して、有名人になる人とかも出てほしいっていうか。 そういうイメージも持ってるんです。」
コマキさん「コミュニティスペースも作るという話ですが、どういうことをやるんですか?」
後藤さん「1番やりたいのはワークショップ
作詞のワークショップでもいいですし。 楽器を教えてもいいですし。いろいろ特にやりたいことがあったら逆に教えてほしいぐらいで、あと、地元の人たちも相談しながら、こんなあったら面白いとかね。
やってみたいことの一つとしては子供食堂やりたいですよね。
音楽があるけど、みんなが、助け合うような支え合うような。セーフティネットの一つ、音楽ってそういう力あると思うんですよね。
相互扶助みたいのやっぱ形にしたくて、例えば楽器を買うほど経済的に恵まれてないへの子たちは、本当に楽器に出会う機会がなくていいのか?みたいなあるじゃないですか?
経済的な差とかってて、音楽の面ではまず埋めてあげたいし。
そういうの考えると、別に飯ぐらいおごってやるよって気持ちになるっていうか。食べるもんないやつがいるんだったら、こんなにつらいことないし。
みんなで持ち寄って支え合ってみたいな。でも、音楽があって。
普通に暮らしている中にも、いい人と悪い人がいて、形とか姿形には関係ないと思うんだけど。 やっぱり、音楽の側からも、私たちは社会とは関係ないっていう姿勢はないし。考え方とか違うけど、好きな音楽とかで繋がっていてみたいな。そういうところで少しずつ助け合って、なんかこうコミュニティ。もちろんまあなんか100人も200人も集まるだけでも大変なのに、こう考えをまとめるのが。
ここは俺たち通じ合えるよねっていうところが、音楽を通して見つかる可能性もあるから。
それが世代を超えて縦で爪縦で同じ音楽で、盛り上がれて仲良くなって。」
コマキさん「顔を見たら、助け合えるとか、大事ですよね」
後藤さん「大事だと思います。だが、引いて音楽だけじゃなくて。チャレンジしたいという人たちを、大人たちが後押しするの当たり前の社会っていうか?
応援しようよみたいな空気。こういう施設を作ることでで生まれるんじゃないかなって気持ちもある。
大前提で言うと、社会で民間人が子供食堂みたいな取りくみをしないでいい社会の方がいいです。
でも困ってるやつをちゃんと助けるような。まあ一例として子供食堂っていうか、みんなが安心してこう集まってこれていや、学校行くの嫌だなって思うことが立ち寄って、ここで一日ギター弾いてもいいですかみたいな。
そういう場所になってもいいよね。
ツアーできたバンドとかも泊まってくれると思うし。そういう人たちに子供たちに気持ちを開いてもらってね。楽器の一つもね、教えてもらえたら嬉しいな。なんて思ってます。」
来週はこの続きをお届けします!!
NPO 法人「アップルビネガー音楽支援 機構のHPはこちら↓
https://www.applevinegarmusicsupport.com/
タイムフリーはこちら↓
https://radiko.jp/share/?sid=802&t=20241012230000