#ハチパレ ▼ Sound Gradation【 宇多田ヒカル → EGOIST 】

“音の変化”を一緒に体感して頂く【Sound Gradation】
受け継がれていく“音の味わい”を、皆様に味わって頂くべく
今週、ピックアップしたのは…
《《 EGOIST 》》♪♪
2011年、supercell・ryoがプロデュースを手掛け、
アニメ『ギルティクラウン』のヒロイン“楪いのり”が、
ヴォーカルを務める架空のグループとして結成。
『ギルティクラウン』の主題歌・劇中歌を担当し、
EDテーマだった「Departures あなたにおくるアイの歌」でメジャーデビュー!
現在は「ギルティクラウン」の世界を飛び出し、
「PSYCHO-PASS」「甲鉄城のカバネリ」
「Fate/Apocrypha」などの主題歌も務め、
アニメファンから絶対の人気を獲得しています
これまでにリリースしたCDは、いずれもオリコンウィークリーチャートTOP10入り
年末にリリースしたベストアルバムは、
何と10万枚のセールスを記録し、今も売り上げを伸ばしています
また、映像を駆使したライブ活動も、精力的に行っているEGOIST!
その人気は、日本国内だけでなく海外にも進出し、
香港、シンガポール、上海、台湾でも、ワンマン公演も実施するなど、
世界からも注目されている、アーティストです
そんなEGOISTのルーツを探るべく、セレクトしたのは…
【 宇多田ヒカル 】♪♪
10歳の頃から活動を始め、98年にシングル「Automatic」でデビュー。
そのわずか数か月後にリリースされたファーストアルバム「First Love」は、
日本音楽史上最多のセールスを記録しました。
15歳にして一躍トップアーティストの仲間入りを果たします。
自身より後に音楽活動をはじめたアーティストにはもちろん、
先輩アーティストにすら大きな影響を与え、
シーンを引っぱる音楽を生み出し続けている彼女は、まさに天才だと思います
そんな宇多田ヒカルさんに影響を受けているのが、EGOISTのVo.chellyさん!
chellyさんは、二千人を超える応募者の中から、
EGOISTのヴォーカルに選ばれ、なんと高校生でデビューを果たします。
つまり、10代前半で、あの歌唱力・歌唱法を、ほぼ習得していたということですよね…!
chellyさんは、幼い頃から歌手を夢見て、
トレーニングなど通っていたのかなと思ったんですが、
実はオーディションも「人生経験のひとつ」という気持ちで受けたそうで、
音楽は好きだけど、あくまで’’趣味’’として歌っていたらしいんです
では、あの儚くも芯のある歌声をどうやって獲得したのか…?
それは、chellyさんのご両親が、宇多田ヒカルさんのファンで、
車のカーステレオからずっと流れていたのを聞いて覚えたところから、
知らず知らずに彼女の体に根付き、影響を与えていたそうなんです
chellyさん曰く「あんまり声を張らない、ウィスパー的な歌唱法は、
たぶん知らないうちに、宇多田ヒカルさんから影響を受けていて、
そういう歌い方があるんだって知ったのも、宇多田さんからかなって思います。」とのこと。
あの歌声を聴いて、実践できるのは、やはり才能だと思いますが、
確かに、chellyさんがデビューする前に発表された、宇多田さんの楽曲では、
「光」「Letters」「Beautiful World」などを聴いていると、
強弱のつけ方など、リンクする部分も多く感じました!
世界で活躍する宇多田さんから学んだ歌声が、
世界に広がりつつある、chellyさんの歌声を生み出していたのだと、非常に納得です
是非、注目して聴いてみてください!
【Sound Gradation】来週もお楽しみに〜