▼ Sound Gradation【 スピッツ → Aimer 】#ハチパレ
2018-02-25

“音の変化”を一緒に体感して頂く【Sound Gradation】
受け継がれていく“音の味わい”を、皆様に味わって頂くべく
今週、ピックアップしたのは…
《《 Aimer 》》♪♪
シンガーソングライター・Aimer。
15歳の頃、歌による喉の酷使が原因で、
突如、声が出なくなるアクシデントに見舞われてしまい、止む無く音楽活動を休止。
しかし、喉を痛めたことをきっかけに、
数年後には、現在のハスキーで甘い歌声を得ることになります。
(実は、今の声を保つため、喉に傷を残したまま…。)
2011年にシングル「六等星の夜」でメジャー・デビュー。
FM802のヘビーローテーションに選ばれました!
翌年には、シングル「あなたに出会わなければ」がスマッシュヒットを記録。
その影響力は凄まじく、桑田佳祐さんのラジオ番組内であった企画
「2012年にリリースされた邦楽の中から選んだ名曲20選」で、第5位に選ばれるほど
その後は、RADWIMPS・野田洋次郎、ONE OK ROCK・Takaなど
錚々たるメンバーによる楽曲提供・プロデュースで話題となりましたよね
2017年8月には初の日本武道館公演を開催し、
唯一無二の女性シンガーとしての地位を築きあげていきます。
一度聞くと忘れられない、魅惑の歌声の虜だという方も多いのではないでしょうか?
そんなAimerのルーツを探るべく、セレクトしたのは…
【 スピッツ 】♪♪
87年に結成された、4ピース・ロックバンド。
91年にシングル「ヒバリのこころ」とアルバム『スピッツ』でデビューを果たし、
95年にはシングル「ロビンソン」が、150万枚の大ヒットを記録。
それ以降もヒットを放ち続け、
心地よいメロディと情緒あふれる歌詞の世界で、幅広い層からの支持を獲得。
現在はJ-POPシーンを代表するバンドとして活躍し、
楽曲制作はもちろん、日本国内をくまなく廻る全国ツアーや、
自主企画でイベントを開催しつつ、マイペースに活動を続けています
昨年には、結成30周年を迎え、デビューから全てのシングルを網羅した
コンプリートシングルコレクションを発売しましたよ〜
そんなスピッツに影響を受けているのがAimerさん!
Aimerさんは幼い頃、ミュージカル映画『アニー』を観て
歌うことが好きになったそうです
そこからは、お父さんの影響で、ジャズやブルースをよく聴き、
その頃は「意味が分からなくても、聴いていて心地よいもの」として、
言葉よりも音や声に重きをおく楽しみ方をしていたそうなんです。
その後、Aimerさんは、小・中学校と、様々な音楽に触れていくんですが、
その中で、日本語で歌う素晴らしさに目覚めさせてくれたのが、スピッツの楽曲でした
本人いわく「美しい日本語と、歌詞の中にある’’含み’’に影響された」そうです。
確かにスピッツの歌詞といえば、明るさの中にもどこか影があったり、
一つの言葉に、いくつかの意味が込められていたりしますよね。
例えば「空も飛べるはず」。『ゴミできらめく世界が』という歌詞は、
明るいだけでも、悲しいだけでもない絶妙な言葉となっています。
そのバランスに惹かれるAimerさんの気持ちには、とても共感しました…!
Aimerさんの楽曲だと「六等星の夜」の歌詞に、
『夜明けは来るよと 囁いていて 嘘でもいいから』という部分があり、
この辺りが、特に影響を受けているように感じます。
一言一言にいくつもの意味を持たせて、それぞれをちゃんと届ける歌声は、
スピッツから受け継いでいたのだと、非常に納得でした!
是非、注目して聴いてみてください!
【Sound Gradation】来週もお楽しみに〜