UVERworld

ド頭『Collide』から大観衆を鼓舞するような激しいドラミングと、
艶やかなサックスの音色が腹の底からワクワク感を増大。
緑のレーザービームが会場中に蠢く中、TAKUYA∞(vo)が口を開く。
実は機材トラブルがあったようで、イヤモニが働いておらず
「ただ耳栓して歌っているだけでした。寂しい! でも直ったみたい。
これから一歩も引く気ねえからな!」
と、続く『零HERE〜IMPACT』では、ハンドクラップと「オー!オオオー!」というコールがロックな祝祭感を醸し出し、
地鳴りのような大きなうねりが会場を包んでいく。
先ほどの機材トラブルに負けじと、イヤモニを取り外して直にオーディエンスの声を欲するTAKUYA∞。
そのアクションに会場のテンションは上昇する一方だ。
「5年ぶりの『REQUESTAGE』ですが、実はその間ずっと誘ってもらっていたんです。
でも僕らがもう少し成長してすごいステージを見せられるまではと思って。
その5年ぶりのステージがそこそこのもので終わらせていいわけないだろう!」(TAKUYA∞)と続けては、
『PRAYING RUN』、さらに『在るべき形』へ。
希望に満ちたバンドの進むべき道を示した宣言のような強力チューンに、大きなシンガロングが!
ラスト『Ø choir』まで、天井を突き抜けるほどの沸騰ぶりを見せつけた彼ら。常にネクスト・レベルを示すその姿勢に、早くも次なる『REQUESTAGE』での彼らが楽しみでならない。
(レポート:後藤愛 撮影:渡邉一生)
(セットリスト)
Collide
零HERE
IMPACT
PRAYING RUN
在るべき形
ΦCHOIR