ASIAN KUNG-FU GENERATION
2016-04-30

大きなモニター。“Are You Ready?”の煽りが映し出される中、
DJ大抜卓人が登場を促したのは、何とASIAN KUNG-FU GENERATIONだ。
これまで8回もの出演を誇り、イベントの歴史を共に歩んできた彼らが、初のトップを飾ることに。
まずはド頭『Re:Re』をブッ放す!
2004年作ながら、人気アニメのオープニングに抜擢されたことで新たにファンを増やした同曲。
後藤(vo&g)の低体温なボーカルの隙間からのぞくドラマティックさが何とも胸を掴む中、続いては『リライト』を。
バンドをひとつ上のステージに押し上げた名曲は、イントロから大歓声に!
ホールをひとつにする凄まじい情景にも、表情を変えない彼らのクールさたるや!
MCでは「『REQUESTAGE』は、僕ら14回中8回出ているわけです。
でも、宴会の席を設けてFM802のDJを接待したり何か包んだり…
そういった不正は一切なく8回出ることができました!」なんてお茶目なことを言ってのける後藤。
オーディエンスのこの盛り上がりこそ、最多出場の何よりの理由だろう。
さらに幸福感に満ちた『ソラニン』を経て、ライブ・パワーに満ちた新曲『Right Now』へ。
喜多(g&vo)のスリリングな旋律に、山田(b&vo)の堅実なリズムが重なり、大きな吸引力を生み出していく。
「今日はどうもありがとう!」と後藤が笑みをこぼすと、ラスト『今を生きて』を。
鼓動のような伊地知(ds)のドラミングがどこか牧歌的なムードを醸し出し、笑顔が次々伝播する会場。
緩急に富んだ圧巻のステージングで、客席を瞬時に一体化させた、これぞ『REQUESTAGE』の代名詞!
大きな大きな拍手が4人を送り出していった。
(ライブレポート:後藤愛 撮影:田浦ボン)
(セットリスト)
Re:Re:
リライト
ソラニン
Right Now
今を生きて